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「ひとりでいること」だけが孤独の正体ではない
皆さんは日常を過ごす中で、「寂しいな」「孤独だな」と感じることはありますか。孤独感とは、心が通じ合う人や共感できる人、頼れる人がいない状態で感じることが多いです。
しかし、必ずしも「ひとりでいること」だけが孤独を感じる原因ではありません。孤独は誰かと一緒にいても、大勢の輪の中にいても感じるものです。
また、孤独を感じている状態が長引くと、他者との関わりに消極的になり、コミュニケーション能力が低下したりストレスを溜め込み情緒不安定になることが危惧されます。
『孤独を感じやすい人』の性格や特徴8選
孤独を感じやすい人はどのような性格や特徴の共通点を持っているのでしょうか。最近、寂しさを感じることが多くなった方は、自分に当てはまる特徴がないかチェックしてみましょう。
1.自己肯定感が低い
自分への評価が低い人は、ありゆる物事をネガティブに捉えてしまい、自分の考えや価値観を否定しがちです。その結果、「誰も自分を必要としていない」と勝手に被害妄想したり、人を信頼することができなくなり、孤独を感じやすくなります。
2.周囲に心から馴染めない
職場や学校などで周りにたくさん人はいるのに、なかなか心を開くことができない人は、孤独を感じやすかったり、ストレスを感じて自分から孤立しがちです。
また、新しい環境に順応しにくい性格の人は、家族の転勤などで新たな土地を転々とする中で、孤独に陥りやすい傾向があります。
3.本音や感情を表に出せない
家族や友人、職場の同僚など、一見すると周囲に溶け込んでいるように見える人でも、誰にも本音を話せない人は孤独を感じていることも多いです。
ありのままの自分で過ごせない生活を続けていると、誰かと一緒にいても心の中では「誰も自分をわかってくれない」「本当の自分を出したら嫌われてしまうかも」と孤独を感じてしまう傾向があります。
4.弱音が吐けず周囲に頼れない
見栄を張り弱音が吐けない人も、本当の自分の気持ちを打ち明ける相手がいないため、心の中では孤独感に襲われていることが多いです。
このような原因で孤独を感じている人の中には、学歴やキャリアにこだわり過ぎてしまい、周囲の目を気にし過ぎた結果、自ら孤独状態に陥っているケースもあります。
5.自分より周りの人の気持ちを優先してしまう
人から嫌われたくない、自分さえ我慢すればいい、という思いが強い人は、常に自分の気持ちより他人の気持ちを優先しがちです。
その結果、周囲の人からの印象は良く人気者な人でも、自分の気持ちを押し殺していることで深い孤独に苦しむこともあります。
また、自分で本音や感情を抑え込みすぎるあまり、自分でも自分の本当の意思がどこにあるのかわからない、という状態に陥ってしまうこともあるようです。
6.誰も自分の悩みを理解してくれないと思っている
自分の抱えている悩みがなかなか理解されないと感じる人や、打ち明けられずに1人で悩みを抱えている人も孤独を感じやすいでしょう。
一般的に多くの人が抱える悩みは、誰かに話して共感してもらったり新たな視点を与えてもらうことで、気持ちが楽になり解決の糸口が見つかることもあります。
「自分の抱えている悩みを誰も理解してくれない」という思いは、孤独感や自己肯定感の低さを生み出しやすく、負のループに陥る恐れがあります。
7.幼少期の愛情不足が影響している
子どもの頃、両親が共働きでいつもひとりで過ごしていたり、両親の仲が悪くケンカばかり見ていたなど、幼少期に寂しい思いをしていませんでしたか。
幼少期に親や周囲からの愛情が足りていない場合、その経験が成長期の性格形成や考え方に影響を及ぼし、孤独を感じやすくなる人もいます。
8.何事にも興味や好奇心を持てない
何事にも興味や好奇心を持てずに趣味がない人は、何もせずにひとりで過ごす時間も増えてしまうため、孤独を感じやすくなります。
興味のあるものに没頭したり夢中になる何かがないと、空いた時間が退屈に感じ、余計な不安を感じたり孤独感を覚えたりしやすいです。
孤独を感じる人は積極的に周囲とコミュニケーションを図ろう
孤独を感じる理由は人それぞれです。ひとりでいることに孤独を感じる人もいれば、多くの仲間に囲まれながらも心の中では孤独感に苛まれている人もいます。
孤独感を長く感じていると、精神面に悪い影響を及ぼします。もちろん、人が成長する段階で、孤独と向き合うことが必要な時もあります。しかし、孤独感が長引くときは自分の気持ちを誰かに打ち明けて、新たな視点や気持ちの整理をつけてみてはいかがでしょう。