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東京都内の、特に朝の通勤ラッシュ時は、駅構内だけでなく電車内も地獄絵図のように混雑します。昨今では新型コロナ感染拡大に伴い、通勤時間をずらしたりテレワークが導入さるなどの対策が実施されていたため、ここ数年は多少緩和されています。
しかし、近年では新型コロナに対する考え方は徐々に変化してきています。テレワークから出勤に切り替える企業が増え、コロナ流行前と同じように会社へ出勤する人が増えていることから、通勤ラッシュの光景が戻りつつあるのが現状です。
東京都内を走る電車の混雑率は、通勤ラッシュの時間帯になると、どこも同じくらいひどい状況になります。そのため、混雑を少しでも回避するために、混雑しやすい路線や時間帯を知っておきましょう。
東京の「電車混雑度ランキング」TOP5
東京都内を走る電車路線の中でも、特に混雑しやすい路線はどこなのでしょうか。新型コロナ感染拡大前の大混雑時とコロナ禍閑散期では混雑率も多少違いがありますが、それらを踏まえてランキング形式でご紹介します。
第5位 都営三田線
コロナ禍に突入して混雑率のトップに躍り出た路線が、都営三田線です。特に、西巣鴨から巣鴨間のひどい混雑は、郊外と都心を繋ぐ役割をしているため、という見解が多く見受けられます。
とはいっても、新型コロナ感染拡大前、都営三田線はトップ5に入っていませんでした。もちろん混雑率が高い路線ではありましたが、コロナが落ち着いてきた今、都営三田線以上に混雑率が戻りつつある路線が多いと判断すると、第5位という結果になりました。
第4位 小田急小田原線
小田急線は新宿までアクセス可能です。そのため、神奈川県から都内に入る人が多く利用しています。そのため、朝の7時台後半から8時代後半にかけてが、最も混雑しやすい時間帯です。
特に小田急小田原線での世田谷代田駅から下北沢駅までの間は、ピーク時の混雑率が191%と非常に高いくなっています。人同士で押し合う圧迫感で通勤までに疲労がたまる人も多いでしょう。
小田急小田原線を利用する場合は、上記の時間帯を避けるように若干早めに出勤したり、時間に余裕を持って各駅などを利用することをおすすめします。
第3位 JR総武線
JR総武線は、東京のベッドタウンともいわれる千葉県からの利用客が多い路線です。朝7時半から8時台にかけて混雑率がピークで、毎日のように通勤ラッシュのときは地獄のような光景が繰り広げられることでも有名です。
特に錦糸町から両国までの間は混雑率が高く、ピーク時には混雑率が199%と都内でも混雑率の最高値に達しているほどです。
ただし、東京の西側に住む人たちは、中央線を利用する人も多くいます。そのため、多少混雑が緩和されている印象はあります。
第2位 JR横須賀線
JR横須賀線は、途中の武蔵小杉駅で5路線が乗り入れることも相まって、武蔵小杉から西大井までの間で特に混雑しやすい路線です。その後も神奈川県から東京都内への利用客で混雑するため、新型コロナ感染がまん延するまでは混雑率195%と非常に高い数字をたたき出していました。
新型コロナ感染拡大後は、利用客が大幅に減少し、混雑もかなり解消されている印象です。ただし、最近になりコロナに対する考え方が緩和してきたため、再度徐々に利用客が増加しつつあります。
JR横須賀線は、7時半から8時半にかけて通勤ラッシュを迎えます。この時間帯を若干ずらすことができれば、ピーク時を回避できるでしょう。
第1位 東京メトロ東西線
第1位に名前が上がった路線が、東京メトロ東西線です。実際の利用者は「やっぱり」という印象を持ったのではないでしょうか。
東京メトロ東西線は、新型コロナの流行に関わらず混雑率が高い状態をキープしています。それだけ、不特定多数の人が利用している路線ということがわかります。
中でも木場駅から門前仲町駅までの間は、西船橋で乗り換えの人が合流することもあり、199%と非常に高い混雑率になります。さらに地下鉄ということも重なって、閉塞感や圧迫感を感じるという人も少なくありません。
電車の混雑を避けるために…各駅や快速の利用がおすすめ
電車の混雑を少しでも避けたい場合は、ピークの時間帯からずらした時間に出勤したり、各駅停車または快速列車の利用がおすすめです。
ただし、路線の種類によっては快速列車の方が使い勝手がいいため、混雑率がアップするところもあるので注意が必要です。各駅停車は停車駅の数が多いので、通勤時に急いでいる人たちが利用しないため、多少混雑を避けられるでしょう。
最近では、コロナ禍の影響もあり、フレックスタイム制度を積極的に取り入れている企業も多いです。もしも勤め先がフレックスタイム制度を利用しやすければ、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
時間帯や各駅・快速を利用して、通勤通学を少しでも楽に
いかがでしたか。コロナの影響もあり、混雑度はかなり変動しています。とはいっても、都内を走る電車はどこでも混雑しやすいので、時間帯の変更や各駅停車の電車を利用したり、自分なりに少しでも楽に通勤通学する方法を模索してみましょう。