運転中にやってはいけない「NG行動」5つ!ついやってしまいがちな危険行為

ながら運転

皆さんはご自身の車の運転操作に自信がありますか。自分が何気なく運転中にやっている行為が、危険な大事故につながる可能性があることを忘れてはいけません。今回は、ついやってしまいがちな、車の運転中に絶対すべきではないNG行為を紹介します。

油断してやりがちな運転習慣が大事故を招く危険性も

人が飛び出してきて慌てるドライバー

現在、日本人の自動車運転免許取得率は、8割を超えているといいます。中には、免許だけ取得しているというペーパードライバーも含まれていますが、大多数の人がご家族もしくは自身が所有する車を運転していることでしょう。

車の運転に慣れる頃、つい気持ちが大きくなり、初心の用心深さを忘れてしまう人が多いです。自分が日頃、運転中に行っている習慣が、実は大事故につながる危険性を含んでいるかもしれないのです。

ふとした行動が、タイミング悪く人身事故を起こしたり、追突事故、玉突き事故、死傷事故につながる恐れがあります。そのため、運転は慣れてきたときこそ、再度ルールを確認すべきなのです。

車の運転中に絶対すべきではないNG行為5選

スマホを操作しながら片手運転するドライバー

では、実際に事故のを招く原因につながる運転中の危険行為は、どのようなものがあるのでしょうか。多くの人がついやりがちな、運転中に絶対すべきではないNG行為を5事例ご紹介します。

1.走行中にスマホを見る

近年、スマホの普及率が高まり、それに伴って全国的に注意喚起がなされているのが、スマホのながら運転です。スマホはいろいろな情報が飛び交っているもので、一度見始める、ついそちらに気が向いてしまいがちです。

実際、警察庁のホームページには、以下のような報告が掲載されています。

令和2年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、1,283件で、カーナビ等を注視したことに起因する交通事故が677件と最も多く、約5割を占めており、次いで携帯電話の画像目的使用が520件で約4割となっています。また、携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡事故率(注)が約1.9倍でした。

出典:やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用|警察庁Webサイト

過去の事故事例の中には、目的地での道のりを確認するため地図アプリを確認中に追突事故を起こしたり、スマホゲームを起動させつつ運転して注意が逸れ、死亡事故を引き起こしてしまったこともあります。

2.ハンズフリーでのスマホ通話の実行

最近では、スマホを手に持つことなくイヤホンを使用したハンズフリー通話が可能になりました。便利なので運転中にやりがちな行為ですが、ハンズフリー通話はとても危険です。

そもそも、運転中に会話すると会話に意識が集中し、前方への注意力が低下するリスクがあります。その上、目の前にはいない相手とスマホでの通話で、意識がよりスマホに集中し、事故を起こしやすいのです。

携帯電話やスマホを運転中使用することに罰則が設けられている理由は、注意散漫になるからです。ハンズフリーであっても通話している限りリスクは高いままなので、ハンズフリーであってもスマホ通話をしながらの運転行為は危険と言えるでしょう。

同じく、運転中にイヤホンを使用して音楽を聴いたり、大音量で車内に音楽を流す行為も気を散らし、注意散漫になる危険性があります。

3.停車するとき、急ブレーキで停止する

車を停車するとき、徐行しながら停止するのが一般的なルールであり、運転マナーです。しかし、目の前の車にある程度迫って急ブレーキを踏む運転手も、少なくありません。

急ブレーキで停車しようとすると、停車が間に合わずに前方車に追突する可能性が高まり危険です。また、後続に車がいる場合、前方車の急ブレーキに対応できず、後ろから追突してしまうリスクもあります。

前後を走行する車のことを考え、信号停止などの際は少し前から徐々に速度を落とし、ゆっくり停車しましょう。

4.飲食しながら走行する

車内は半プライベート空間なので、運転しながら食事をする人もいまし。しかし、食事しながら車を走行させると、食事に意識が逸れてしまい、事故を起こす危険性が高まります。

過去の事例では、カップラーメンを食べながら車を運転し、走行の衝撃でスープが溢れてしまい、それに驚いたドライバーがハンドル操作を誤ったことがります。その結果、車がコンビニに突っ込んだ事故が発生したのです。

おにぎりなどの手軽な食事でも、落ちた食べカスが気になり、そちらに注意が向いた瞬間事故を引き起こす…という危険性もあります。

基本的に、スマホ以外にも「ながら運転」はNGです。そのため、食事を摂りながらの走行は絶対にやめましょう。どうしても食事したいときは、パーキングエリアなどに車を停め、車中で食事を摂ると安全です。

5.片手ハンドルで運転する

運転に慣れてきた人に見られやすく、片手で運転する行為もやりがちです。しかし、事故を引き起こす危険性が高まる行為です。

片手運転は両手運転よりも正確なハンドル操作ができないため、咄嗟の状況に対応しない可能性が高いです。そのため、正確に車を運転することができず、大事故につながる恐れがあります。

また、片手運転は発見されると、『道路交通法第70条』の安全運転義務違反に該当します。そのため、事故を起こしていなくても、スマホのながら運転と同様の罰が科せられるのです。

基本的な運転ルールを再度確認!安全運転を心がけて

運転免許証

いかがでしたか。皆さんは今回紹介したような、やりがちだけどすべきではないNG行為に該当していませんでしたか。運転は、慣れてきたときが最も危険と言われています。今一度、基本的な運転ルールを確認し、安全運転を心がけてください。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る