『家庭環境が悪い人』の特徴5選 そう言われる理由や性格の共通点も

「なぜだか人間関係が上手くいかない」「人と関わることが苦手」と感じる人は、もしかすると過去の家庭環境が影響している可能性も。この記事では『家庭環境が悪い人』の特徴を紹介しているので、心当たりのある方はチェックしてみましょう。

幼少期の家庭環境は将来的に大きな影響を及ぼす

幼少期の頃の家庭環境は、その子が将来大きく成長した後も性格形成や考え方、物事の捉え方などに大きく影響すると言われています。

家庭環境が良かった人は、他人の言葉を素直に受け入れることができたり、ポジティブに物事を捉えることができたりと、人生を生きやすい傾向にあります。

反対に、家庭環境が悪かった人は、他人に対してどこか壁を作ってしまったり、精神的に不安定になりやすかったりと生きにくさを感じやすい傾向にあると言われています。

ただし、これはあくまで傾向であり、全ての人に当てはまるわけではありません。家庭環境の悪さをバネに逆境を乗り越え、人生を謳歌している人や大きな物事を成し遂げている人もたくさんいることを念頭に置いておきましょう。

『家庭環境が悪い』とはどのような環境を指すの?

「家庭環境が悪い」とは、どのような環境を指すのでしょうか。具体的な事例を以下にいくつか挙げてみます。

  • ひとりきりで過ごす時間が多い
  • 親が構ってくれなかった、話を聞いてくれなかった
  • 親が子どもに干渉しすぎる
  • 基本的な生活環境が整えられていない
  • 叱る、教育と称して行き過ぎた罰を与える
  • 親が不仲で家族の思い出が少ない、悪い思い出ばかり

このような環境で幼少期を過ごしてきた場合、最も身近な人に気軽に相談できなかったり、自分の良いところを認めてもらえないことで自己肯定感が下がってしまう傾向にあります。

それゆえに、成長に従い、性格形成する上でも何らかの悪影響を及ぼしたり、良い方向へと考えられなかったりといった弊害が生まれやすいです。

『家庭環境が悪い人』の特徴5選

家庭環境が悪かった人には、どのような共通した特徴が見られるのでしょうか。一概に言えるものではありませんが、ここではよく見られる特徴を5つご紹介します。

1.些細なことでも不平不満を感じる

家庭環境の悪い幼少期を過ごしてきた人は、物事に対してプラスにとらえる思考を生み出しにくい傾向にあります。

自分に対しても他人に対してもネガティブな考え方をしてしまうため、些細なことでも不平不満を感じやすいのです。

常に鬱々とした様子で過ごしていたり、不平不満を口に出してしまうことで、周囲との壁がなかなか取れないという弊害が生まれることもあります。

2.自分の問題を責任転嫁してしまう

幼少期、なかなか両親に構ってもらえなかったり、両親の仲が悪く緊張状態で過ごしていた場合、自分の心を守るために責任転嫁して乗り切ってきた人も多く見られます。

しかし、大人になると自分の問題を責任転嫁することで、周囲との軋轢を産んでしまうため、人間関係構築の妨げとなりやすいです。

つい子供の頃からの癖で「私は悪くない」「〇〇のせいで私はこうなってしまったんだ」と責任転嫁しても、何も良い結果は生まれません。

3.話を誇張したり小さな嘘を積み重ねてしまう

あまり良いとは言えない家庭環境で育っている場合、幼少期に両親の注意を引くために話を誇張してみたり、嘘をついて気をひいてみたりする子どもは少なくありません。

しかし、話を誇張したり小さな嘘を積み重ねる習慣がついてしまうと、成長してから周囲にその嘘がバレてしまい、「あの人は嘘つきだ」「信用しない方が良い」とレッテルを貼られてしまいがちです。

しかし、本人は嘘をついている自覚がないことも多く、なぜ周囲と上手く馴染めないのかと悩んでしまうこともあります。

4.他人を信用できず素直に頼ることができない

幼少期から身近な大人に話を聞いてもらえなかったり、周囲の大人の嫌な部分ばかりを見てきた人は、他人に対して疑心暗鬼になりやすい面があります。

そのため、自己承認欲求は高くとも、他人を信用できず素直に頼ることができないため、無意識に自ら距離を作ってしまうことも珍しくありません。

周囲も「あの人は心を開いてくれない」と感じ取るため、距離が縮まらずに仕事や悩みも自分の内に溜め込んでしまう傾向が見られます。

5.情緒不安定になりやすい

幼少期の家庭環境は、成長してからその人の精神状態に大きな影響を与えると言われています。そのため、幼少期に家庭環境が悪かった人は、大人になってから情緒不安定になりやすい傾向が見られるのです。

周囲の目を気にし過ぎて些細なことで落ち込んでしまったり、「自分は必要ないのでは」と突然自己肯定感が下がってしまったり…と、心当たりはありませんか。

「自分」を見つめて向き合い、本来の「自分」を強く持つことで、周りの影響で精神状態が乱されることは減ります。しかし、幼少期に自己承認欲求が強まってしまった場合、なかなか周囲の目を気にする癖が抜けなくなってしまうのです。

家庭環境が悪かった人は自分と真正面から向き合って

いかがでしたか。家庭環境が悪かったからといって、一概に今回紹介したような特徴を持つとは限りません。しかし、実際に紹介した特徴に当てはまり、そのような自分に悩んでいるという方は、一度自分自身と正面から向き合ってみましょう。

自分がどのような人間なのか、どのような人間になりたいと思っているのか、どのように行動するべきかを考え、本来の「自分」を見つけ出すことが現状から脱出するヒントになるはずです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る