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席を譲った方がいいのかな…電車で迷ってしまう人、多数!
電車で席に座っていると、ご年配の方や妊婦と思われる方、怪我をしている方が近くにやってくることがあると思います。そんな時、皆さんは自分から席を譲りますか、それとも席を譲ることに躊躇いを感じてしまいますか。
実際、「席を譲った方がいいだろうな」「席を譲って差し上げたい」と思っていても、行動に移せないという人はとても多くいます。
善行のはずなのに、なぜ躊躇ってしまう人が多いのでしょうか。そこには、さまざまな心境が隠れていました。
電車で席を譲るか迷ってしまう7つの理由
ここでは、電車で席を譲るか譲らないか迷ってしまう理由を紹介します。実際に迷ったことがある人の意見を見ると「たしかに」と共感できる部分が多くありますよ。
1.体型で妊婦かどうか判断しにくい
妊婦さんには体に負担をかけないよう座ってほしいと考える人が多いでしょう。しかし、体型で妊婦かどうか判断しづらく、もしも妊婦さんじゃなかったらどうしようという不安から声をかけられないという人は多いです。
妊婦さんの多くは「マタニティマーク」というお腹に赤ちゃんがいることを周囲に示すマークをバッグなどに付けていることが多いです。そのため、マタニティマークを付けている人には、譲って差し上げると良いでしょう。
2.ご年配の方が席を譲られて不快に思わないか心配
ご年配の方を見かけたとき、席を譲ってあげようと考える人も多いですよね。しかし、席を譲るか譲らないか迷う人の多くは「ご年配だからと席を譲られて不快に思わないだろうか」と不安を感じる人も多くいます。
高齢者の中には、自分はまだ元気だと自負している方も多くいらっしゃいます。中には、席を譲られたことで「年寄り扱いするな」と不快に思う人も少数ですがいるため、その心配が過ぎり、声をかけられないという声も多くありました。
3.以前声をかけたら怒られたことがある
以前、席を譲ろうと声をかけた時に「年寄り扱いするな!」「妊婦じゃないわよ!」と怒られた経験を持つ人は、次に席を譲ろうか迷った際に躊躇してしまうのも納得です。
「また怒られたらどうしよう」「周りの人がいるのに大声で怒鳴られるのは気まずい」という思いから、どうしても二の足を踏んでしまう人は多いでしょう。
4.譲りたい相手が遠くにいて声をかけにくい
ご年配の方や妊婦の方、怪我をしている方が少し離れたところにいる場合、席を譲りたくても遠くにいて声をかけにくいという人も多いでしょう。
本来であれば、その近くにいる人が声をかけるべきなのですが、やはりそちらの方々も席を譲ろうか躊躇ってしまっている場合があります。誰が声をかけるべきか、周囲の空気を読みつつ躊躇してしまうのは日本人ならではの気質かもしれません。
5.遠くの対象人物に声をかける間に別の人に座られそう
遠くにいる譲りたい相手に声をかけに行っている間に、他の人に座られてしまうかもしれない…という心配から声をかけにいけないという人もいます。
必ずしもみんなが譲り合い精神を持っているとは限らないため、そうでない人は席が空いたと思い座ってしまうこともあるでしょう。
声をかけて戻ってきた時に席がなかったら、相手をガッカリさせてしまうために声をかけることを躊躇してしまうという意見も多くありました。
6.同時に他の人が声をかけてしまわないか不安
近くに譲るべき相手がいるとき、声をかけようと考えた瞬間に「同じタイミングで別の人が声をかけるかもしれない」「他の人と一緒に声をかけてしまうのは、なんだか気まずいな」という思いが頭をよぎったという意見もあります。
悪いことではなくむしろ微笑ましい光景ですが、当人からすれば「なんだか気まずいな」という思いが先行してしまうのかもしれません。
7.見知らぬ人へ声をかけることに勇気が出ない
日本人はシャイな人が多い傾向にあるため、そもそも見知らぬ人へ声をかけることに躊躇ってしまうという人も多いでしょう。
これは、相手がどのような人なのか知らないため、声をかけた際にどのような返しや対応をされるのか見当つかないからです。
しかし、多くの人は席を譲りましょうかと声をかけられて嫌な気分にならないので、基本的には心配いらないでしょう。
席を譲るか譲らないか迷ったらとりあえず一声かけてみて
いかがでしたか。皆さんも「わかる!」と共感できる理由が1つはあったのではないでしょうか。席を譲るか譲らないか迷ったら、マタニティマークを確認したり、小声やアイコンタクトで相手に合図を送ってみるのも1つの方法ですよ。