目次
セーターはデザイン性と機能性を兼ね備えた冬の定番アイテム
冬の定番ファッションアイテムと聞いて、どのようなアイテムを思い浮かべますか。コートやブーツ、マフラーなど機能性とデザイン性を兼ね備えたファッションアイテムが多くありますが、中でもセーターはいろいろなコーディネートに活躍してくれる優秀アイテムです。
シンプルながら暖かさとデザイン性を兼ね備えたセーターは、老若男女問わず幅広い世代から支持を得ています。
しかし、セーターに関する悩みといえば、やはり「縮みやすい」というデメリットが挙げられます。少し扱い方を間違えただけでも縮んでしまい、最悪の場合、着られなくなってしまうこともあります。特に洗濯方法や干し方には気をつけなければいけません。
セーターが縮んでしまう『絶対NG行為』5選
では、セーターが縮んでしまう原因には、どのような行為が当てはまるのでしょうか。お気に入りのセーターが着られなくなってしまう前に、セーターが縮んでしまう絶対NG行為を理解しておきましょう。
1.水洗い不可のセーターを家で洗濯する
これはすべての衣類に言えることですが、洗濯する前に必ず洗濯表示を確認しましょう。セーターの中には洗濯機で洗えるものもあれば、手洗いでなくてはいけないもの、そして水洗い自体ができないものがあります。
水洗い不可のセーターを無理に自宅で洗濯しようとすると、水を吸収することで一度膨張し、元に戻ろうとした時に縮んでしまう原因となります。
水洗い不可、ドライクリーニング不可と記載されているセーターは、洗濯のプロであるクリーニング店に任せましょう。
2.標準コースで他の洗濯物と一緒に洗う
水洗いができるセーターであっても、洗濯機の標準コースで洗うことはやめてください。標準コースは水圧が強いため、セーターを洗ってしまうと縮んでしまう原因となります。
セーターはとてもデリケートな素材でできているため、他の洗濯物と一緒に標準コースで洗うのではなく、セーターや他のおしゃれ着と共に弱水流のコースで洗濯するようにしましょう。
3.化学繊維が使われているセーターを乾燥機にかける
最近のセーターには、ポリエステル素材やナイロン素材が多く使用されているセーターが増えています。
このような化学繊維が使われているセーターは、速乾性に優れているという特徴を持つ一方で、非常に熱に弱いという特徴を持ちます。そのため、高熱で乾燥させる乾燥機にかけてしまうと、一度使用しただけで縮んでしまう恐れがあります。
洗濯表示を確認すると、乾燥機不可という表示が記載されていることが多いです。必ず乾燥機が使えるか使えないかを確認するようにしましょう。
4.アイロンの熱を当てる
化学繊維が使われているセーターは、熱に弱いという話が出ました。そのため、乾燥機だけでなくアイロンの熱にも弱く、縮んでしまう恐れがあります。
セーターのシワをしっかり伸ばしたいという場合は、洗ったセーターを干す前にしっかりとシワを伸ばし、平干しすることをおすすめします。
5.直射日光に当てて乾燥させる
セーターはデリケートな素材なので、直射日光に当てて乾燥させようとすると生地が傷んでしまう恐れがあります。生地が傷んでしまうことで縮んでしまうだけでなく、変形や変色といったトラブルを引き起こすため、絶対にNGです。
セーターを乾燥させる場合は、部屋干しや日陰干しをすることをおすすめします。部屋干しする際は衣類除湿機を使うと、より効率的に乾かすことができます。
セーターを縮ませたくない!正しいセーターの洗い方は?
大切なセーターは縮んでしまうと戻すことがとても難しく、場合によっては縮んだセーターを戻せず、着られなくなってしまう恐れがあります。ここではセーターの正しい洗い方を紹介するので、セーターを縮ませないためにも次の洗濯から意識しましょう。
洗濯機で洗う場合
まずは洗濯機使用可の洗濯表示があるセーターの洗い方をご紹介します。洗濯機で洗うことができるセーターですが、洗濯機で回す前にいくつかポイントがあります。
- 畳んだ状態でぴったり収まるサイズの洗濯ネットに入れる
- 「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」などのコースに設定
- おしゃれ着用の洗剤で洗濯する
- 洗濯が終わったらすぐに取り出し、形を整えて日陰で平干しする
洗濯機で洗う場合は、必ず洗濯ネットを使用することやおしゃれ着用洗剤を使うこと、そして水流が弱いコース(「おしゃれ着コース」や「手洗いコース」「ドライコース」など)を選ぶことがポイントです。
手洗いする場合
続いて洗濯機で洗えないセーターを手洗いする場合の方法です。
- 30℃以下の水におしゃれ着用洗剤を混ぜる
- ①にセーターを静かに入れ、優しく押し洗いする
- 別のボウルや洗濯桶に新しい水を入れて、押し洗いするように1回すすぎを行う
- 2回目のすすぎを行う際に柔軟剤を適量入れてからすすぎを行う
- 洗濯機に入れて30秒〜1分ほど脱水する
- 脱水が終わったらすぐに取り出し、形を整えて日陰で平干しする
手洗いする際は、揉んだりこすったりせずに、上から優しく押し洗いしてください。2回目のすすぎ時に柔軟剤を入れることで、よりふんわりと仕上がります。
セーターを長く着るために正しい洗濯方法を実践しよう
いかがでしたか。セーターはとてもデリケートな衣類なので、一度誤った洗濯をするだけで縮んでしまうこともあります。長く着るためにも正しい洗濯方法を理解し、実践するようにしてください。必要であれば洗濯機を使わず、手洗いするようにしましょう。