目次
ペットボトルの飲み残し…「もったいない」は危険!
外出先で水分補給する際、ペットボトル飲料を購入する人は多いと思います。しかし、500mlのペットボトルなどを購入すると、その日のうちに飲み切れず、残してしまうという人も少なくないでしょう。
せっかく購入したペットボトル飲料の飲み残しを見て、「もったいない!」と数日前から残っている中身を飲み干そうとしたことはありませんか。
ペットボトルの飲み残しは、もったいないと思ってしまう人もいるでしょうが、開栓した翌日以降に摂取してしまうと、あらゆるリスクが考えられるので注意が必要です。
ペットボトルの”飲み残し”を飲んではいけない「3つの理由」
ペットボトルの飲み残しは、開栓して時間が経ってから飲んでしまうと3つのリスクが考えられます。ここでは、ペットボトルの飲み残しを飲んではいけない理由について紹介します。
1.内圧が上昇して容器が破裂する恐れ
ペットボトル飲料は、一度開栓してしまうと外の微生物や細菌などが中に入り込んでしまいます。飲み残しを数日間残しておくことで、時間経過と共に侵入した微生物や細菌が増殖します。
すると、ペットボトル内部の内圧が上昇し、キャップを開けた際に一気に容器に圧力がかかり、破裂してしまう恐れがあるのです。破裂した衝撃で中身が飛び散ってしまったり、破裂したペットボトルの破片で怪我をしてしまう危険性もあるので注意しましょう。
2.内圧上昇によりキャップが吹き飛ぶ恐れ
ペットボトルに飲み残しを残したまま数日間放置していると、内圧が上昇するというお話を紹介しました。内圧上昇により、キャップを開けた時に破裂するリスクだけでなく、キャップが遠くまで勢いよく吹き飛ぶ恐れもあります。
場合によってはかなりの勢いが出ることもあるため、当たった場所が悪いと怪我につながったり、電球を割ってしまうなどの危険性も考えられます。
3.雑菌繁殖により食中毒症状を引き起こす
最初にお話しした通り、ペットボトルは一度開栓することで外部から細菌や微生物が侵入します。その日のうちに飲み切らず、数日間置いておくことで、時間経過と共に雑菌が繁殖するリスクが高まります。
雑菌繁殖した飲み残しを口にしてしまうと、体内で体調不良を引き起こし、食中毒症状につながる危険性もあります。特に夏場は気温が高く、雑菌が繁殖しやすいです。食中毒のリスクを考えて飲み残しは飲まないようにしましょう。
ペットボトルの飲み残しはいつまでに飲み切るべき?
基本的に、開栓したペットボトル飲料はその日のうちに飲み切るべきです。夏場はその日のうちに飲み切れなかった飲み残しは、必ず捨てましょう。
冬場は食中毒のリスクが減少するので、翌日までは問題なく飲むことができるでしょう。しかし、一度口をつけたペットボトルは、雑菌繁殖のスピードが早いです。3日目以降は飲まずに処分してください。
コップに移して飲むことで少しは長持ちさせることが可能
ペットボトル飲料であっても、口をつけずにコップに移して飲むことで、雑菌が中へと侵入する数を減らすことができます。そのため、口をつけて飲むよりも長持ちさせることは可能でしょう。
しかし、やはり一度開栓したペットボトル飲料は、ある程度のリスクが孕んでいます。小さなお子様や元々胃腸が弱い人など、免疫力に自信のない方はコップに移して飲んだ場合でも当日、あるいは翌日までに飲み切ることを推奨します。
ペットボトルの中身は開栓したその日のうちに飲み切って
いかがでしたか。ペットボトルは一度開けてしまうと雑菌が繁殖し、さまざまなリスクが高まります。ペットボトル飲料は開栓したその日、あるいは翌日までに飲み切るようにし、飲み切れなかった分は処分しましょう。