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あなたの『口癖』知らぬ間に相手を不快にさせてない?
皆さんはご自身で自覚している『口癖』はありますか。会話の最中に「また言っちゃった」と自覚している人もいれば、全く無自覚で口癖を発している人もいるでしょう。
多くの人は、自分が言いがちな口癖を自覚していません。しかし、何度も執拗に同じ言葉を繰り返していたり、誤った言葉を口癖にしたりしていると、相手を知らぬ間に不快にさせてしまう恐れもあります。
改めて普段から自分が無自覚に、そして不必要に言いがちな『口癖』を思い返し、なるべく適切なタイミングのみ発するよう改善しましょう。
無自覚に注意!相手が不快になる『口癖』5選
無自覚に口癖を連発していると、相手を不快にさせてしまっているかもしれません。ここでは、相手が不快になる『口癖』を5つ例に取り上げるので、心当たりはないかチェックしてみましょう。
1.「要するに〜」
会話の最中で、相手の話を「要するに〜でしょ?」など、「要するに〜」という言葉を使って要約していませんか。
発している側は悪気はなくても、自分の話を要約されてしまった側から見ると「私の話、そんなにわかりにくかった?」「なんだか上から目線で嫌だな」と不快になってしまいます。
相手の話はなるべく聞き手側で要約せず、そのままの形で受け止めることが大切です。
2.「それで?」「で?」
まるで相手の話を急かすかのように「それで?」や「で?」と話を催促するような口癖を発していませんか。もしも自分が言われたら、少しムッとしてしまったり、モヤッと不快感を覚える人が多いでしょう。
発している側は、「相手の話をもっと聞きたい」というポジティブな気持ちで発していたとしても、話している側からすれば「早く終わらせろってこと?」「興味がなさそう」とネガティブに捉えられてしまうことが多くあります。
特に「で?」と1文字で先を促してしまうと、「興味がないのかな」「なんだか冷たい態度だな」とイラッとしてしまう人が多いので気をつけましょう。
3.「なるほど」
つい多くの人が言いがちな「なるほど」という言葉は、あまり乱用してしまうと「本当に理解しているのかな」と相手を不安にさせてしまいます。
また、「なるほど〜」「なるほどね〜」という言い方によっては、「上から目線だ」と感じたり「態度が悪い」と感じる人も多くいます。特に目上の方への返答には気をつけましょう。
4.「でも〜」「だけど〜」
ネガティブな思考の持ち主に多く見られる口癖として、「でも〜」や「だけど〜」という相手の言葉を否定するような口癖が挙げられます。
自分の話を全て肯定してほしいわけではないけれど、いつも否定的な口癖ばかりを聞かされていると、一緒にいて気分が滅入ると感じたり、イライラすると感じたりする人は多いです。
「でも〜」や「だけど〜」といった否定的な口癖ではなく、「そうだよね」など、まずは相手を肯定し受け止めるような言葉を意識すると良いでしょう。
5.「たしかに」
相手の話に共感する際、つい言いがちな口癖として「たしかに」という言葉があります。親しい友人との会話であれば気にならない人も多いでしょうが、そうでない場合は「なんだか上から目線だな」と感じてしまう人も多いようです。
「たしかに」という言葉には、「そういう考え方もあるよね」「私もそう思っていた」といったニュアンスが微妙に含まれています。
この小さなニュアンスをしっかり感じ取る人から見ると、「たしかに」を頻繁に口癖として使う人に不快感を覚える人は多いでしょう。
相手を不快にさせないため『口癖』を直すために意識すべきこと
相手を不快にさせないために口癖を直したいと考える人は多いでしょう。やはり、口癖を直すためには、自分で意識的に発する言葉を気をつけていくことが最善策です。
- 自分が持つ『口癖』を理解する
- 感情的に話さず文章を頭で考えて発する習慣をつける
- 話す前に口癖を出さないよう意識する
- 口癖を別のポジティブな言い回しに言い換えてみる
まずは普段の自分の会話や発言を思い返し、自分が言いがちな『口癖』を改めて理解するところから始めましょう。
また、感情的に話すのではなく、言葉を発する前に頭で考えて発する習慣を身につけることで、同じ言葉を繰り返し使うことを回避できます。
また、自分が使っている口癖をポジティブな言葉に置き換えてみてください。例えば「なるほど」ではなく「そうなんだ!」「わかりやすい」などの言葉に置き換えてみると、不快感は生まれにくいでしょう。
不快な口癖を改善してコミュニケーション力を高めよう
無意識に発しがちな口癖が相手に不快感を与えていると、コミュニケーションにも支障をきたしてしまいます。改めて自分の発言を思い返し、不快な口癖を理解した上で意識的に改善してみてはいかがでしょう。