神棚にしてはいけない『5つのタブー』 絶対NGと言われる理由や正しいマナーとは

神棚

皆さんのご家庭に神棚はありますか。日本古来より受け継がれてきた文化の1つですが、最近では神棚を祀るご家庭も減っています。そこで今回は、改めて神棚にまつわるマナーやタブーを確認していきましょう。これから神棚を祀る方は必見です。

『神棚』は家の中で神様をお祀りする神聖な場所

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古くから日本の家屋には、神様をお祀りする『神棚』を設けられているご家庭が多くあります。最近ではその数が減少傾向にあるものの、今でも神様をお祀りする神聖な場所を設けて、神様にお参りするという日本人は少なくありません。

また、神棚を設置し神様をお祀りすることによって、神様に守られていることや神様に与えられている恵み(自然や食材など)に感謝する心が育まれるとも言われています。

優しい気持ちや思いやりの心を育む教育にも効果があると言われているため、日本ならではの文化として今でも多くのご家庭で見かけます。

神棚にしてはいけない『5つのタブー』

神棚はどこに飾っても良いというわけではありません。神様を祀る神聖な場所なので、もちろん参拝方法や扱い方にも注意が必要です。ここでは、神棚にしてはいけないタブーを紹介するので、ご家庭にある方やこれから用意しようと考えている方は確認しておきましょう。

1.適していない場所に設置する

神棚をお祀りする場所は、神様にとって快適で居心地の良い場所や失礼のない場所を選ぶ必要があります。以下のような場所は神棚を設置する場所としてふさわしくないので避けましょう。

  • 水回り
  • 家族が集まりにくくお参りしにくい場所
  • 神棚の上を人が通る場所
  • 人の目線よりも低い位置

神棚を1階に設置する場合は、神棚の上(2階以上)を人が行き来しない場所を選ぶ必要があります。また、人の目線よりも低い位置に設置してしまうと神様を見下ろす形となるため、神様に対して失礼にあたります。

2.仏壇との関係性が悪い場所

家に神棚と仏壇の両方が置かれているご家庭も多いでしょう。その場合は、仏教の神仏である仏様との関係性に配慮することも大切です。

例えば、仏壇と向かい合わせになる場所に設置してしまうと、どちらかにお参りしている間、もう片方に背を向ける形になってしまいます。

また、仏壇の上に設置してしまうと、神様と仏様に優劣をつけているように見えてしまうため、上下にならないよう配慮することも重要です。

3.掃除せず埃が被った状態で放置する

神棚は常に清潔な状態を維持することが大切です。掃除を怠り、埃がかぶっていたり汚れが付着したまま放置していると、神様の居心地が悪く、失礼にあたります。

基本的に神棚は毎日お参りすると思いますので、お参りの際に埃を払ったり、お水を交換したりとお手入れしましょう。

4.祀っているお札を定期的に交換しない

神棚にはご家庭に決めた神社でいただいたお札を祀ります。一般的にお札の効力は1年間とされており、1年経ったら授与していただいた神社に納めてお焚き上げしていただき、感謝の気持ちを神様に伝えます。

神社に納めに行くのが面倒だからと祀っているお札を定期的に交換していないと、神様に感謝の気持ちがないと受け取られてしまい、失礼にあたります。

お札の効力もなくなり、かえって悪い強い気を招いてしまう原因にもなると言われているので、必ず1年に1回を目安に交換しましょう。

5.長期的にお参りを怠る

神棚には、毎日祀られている神様をお参りし、日頃から家族を守ってくれていることを感謝しなければなりません。

長期的にお参りを怠ってしまうと、神様を放置している状態となるため、家を見守ってくださっている神様に対して失礼にあたります。

また、お米やお塩、お水、お酒など、毎日お供えすることも大事です。お供え物を全くしないこともタブーに当たるので気をつけましょう。

神棚をお参りするときの正しいマナーは?

お参りするマナーとは?

神棚は神社と同じく聖域にあたります。神様をお参りするため、きちんと正しいマナーや作法を守らなければなりません。

  1. 毎朝、水やお供え物を取り替える
  2. 手や口を清潔にする
  3. 二拝二拍手一拝(2回お辞儀、2回拍手、1回お辞儀)する

基本的なお参り方法は以上です。お参りは1日2回、朝夕行うことが推奨されていますが、忙しく難しい場合は、最低でも朝に1回行いましょう。

また、神棚の設置場所は、家族がお参りしやすく失礼に当たらない場所を選んでください。リビングの上部などがふさわしいでしょう。

神棚は清潔に保ち毎日お参りすることを欠かさずに

いかがでしたか。神棚は神様をお祀りする神聖な場所です。常に清潔な状態を保ち、毎日神様への感謝の気持ちを持ってお参りすることを忘れないでください。

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