実は冷蔵庫や野菜室に入れるべきではない食材6選 ダメな理由と季節による保存方法の違いとは

沢山野菜が入った冷蔵庫を見て頭を抱えている女性の後ろ姿

購入した野菜は、なんでも野菜室に入れておけば大丈夫!そう思い込んでいると、野菜の寿命を縮めてしまうかもしれません。野菜の寿命を縮めないためにも、常温保存が向いている野菜の種類を把握しておきましょう。常温での保存方法と保存期間も紹介しています。季節に応じた野菜の保存場所についても、解説しています。

食材はすべて冷蔵庫や野菜室に入れておけば安心…ではないかも!

冷蔵庫の野菜室にそのまま保管されている野菜

野菜は野菜室に入れておけば安心、と思い込んでしまうのはNG!野菜の種類によっては、野菜室の温度が合わず、野菜の劣化を速めてしまう恐れがあります。どのような野菜が冷蔵庫や野菜室に不向きなのかを把握し、正しい方法で野菜を保管しましょう。

実は冷蔵庫や野菜室に入れるべきではない食材6選

キッチンでバツ印を作る女性

冷蔵室や野菜室での保存に不向きな野菜は、以下のものがあります。土の下で成長する野菜は、泥付きの状態であることが常温保存の条件です。

1.イモ類

イモ類は、基本的に常温保存可能なものが多いです。

  • さつまいも
  • 里芋
  • じゃがいも
  • 長芋など

芽が出ないよう袋に入れて、風通しのよい場所で保存しましょう。光を通さない袋で通気性のよいものが適切なので、紙袋を使用するのがおすすめです。この保存方法を実践することで、数か月単位で保存期間が延びます。

2.たまねぎ

たまねぎは、新玉でなく包丁が入っていないものを常温保存しましょう。

  • たまねぎを一つずつ新聞紙などでくるむ
  • 洗濯ネットなどの風通しのよいものに入れて保存

保存方法は難しくなく、どんな家庭でも実践可能です。この方法で保存することで、保存期間は3か月くらいになります。

3.トマト

夏野菜であるトマトは、野菜室での保存だと冷えすぎてしまいます。真夏を除く期間は、常温保存可能です。

  • 新聞紙やキッチンペーパーで、トマトを包む
  • ヘタを下にして保存する

直射日光や高温多湿の場所は避け、できるだけ涼しいくて気温の上下が少ない場所で保存しましょう。保存期間の目安は1週間ほどです。

4.白菜(丸ごと)

白菜は高温多湿の場所を嫌います。そのため、真夏の暑い時期以外は常温保存可能です。

  • 新聞紙で白菜をくるむ
  • 立てた状態で、冷暗所で保存

白菜の常温保存は、包丁が入っていない丸ごとの状態のものに限ります。また、立てた状態での保存が必須!常温で3週間ほど保存できます。

5.かぼちゃ

丸ごと1個のかぼちゃは、そのまま常温保存できます。冷暗所で保存することにより、適度に水分が抜けて追熟が進み、甘みがアップ!包丁をいれてしまうと劣化しやすくなるので、カット後は冷蔵庫で保存しましょう。

冷暗所での常温保存期間は、1~2か月ほどです。

6.泥付きのごぼう

ごぼうに限らず、収穫後水が触れたものや泥を落としてしまったものは、劣化しやすいため冷蔵保存必須の状態になります。できるだけ長く保存したいのであれば、泥付きのものを購入しましょう。

  • 泥付きごぼうを新聞紙でくるむ
  • 立てた状態で冷暗所で保存

ごぼうは土の中で垂直に育つので、立てた状態で保存しましょう。この保存方法で、2週間ほど保存可能です。

常温保存すべき野菜は、通年常温保存でも大丈夫?

常温保存可能な野菜であっても、真夏の高温状態になる時期は冷蔵保存に切り替えるべきです。野菜は収穫すると傷みやすくなるだけでなく、高温多湿の場所が苦手という特徴を持っています。

真夏は室温をエアコンでコントロールしていたとしても限界があるので、季節や気温に応じで常温で保存できる野菜であっても野菜室での保存に切り替えましょう。

まとめ

野菜の種類によっては、冷蔵庫での保存が不向きなものがあります。野菜についての知識を増やし、適切な方法で長期保存しましょう。

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