タバコの不始末、火事になるまでの時間とは?ケース別の目安時間と普段から必ずすべきこと

煙草を吸う女性

タバコの火の不始末は、大きな火災を招く原因につながります。タバコの火は小さいけれど、周囲に燃え広がる可能性があるリスクのあるものです。タバコの不始末が原因で火災を引き起こす可能性がある場面と、火災が起きるまでにかかるおおよその時間をまとめました。タバコを吸う習慣がある人は、要チェックの内容です。

タバコの不始末は、火事の原因につながる

灰皿と煙草

タバコの不始末は、火災の原因につながる行動です。住居火災はもちろん、空き地や河川の近くの火災なども、タバコのポイ捨てが原因というケースも少なくありません。決して大きな火ではないタバコの火ですが、不始末が原因で火事が起きる可能性は非常に高いです。

タバコの不始末、火事になるまでの時間とは?ケース別の目安時間も解説

寝たばこ

タバコの不始末が原因で火事になるまでにかかる時間は、どれくらいなのでしょうか?

吸い殻をゴミ箱に捨てた場合

タバコを吸った後、吸い殻を灰皿に押し付けて処分する人は要注意!タバコの吸い殻を灰皿に押し付けただけだと、火が消えていない可能性があります。そのままゴミ箱に入れてしまうと、ほかのゴミに燃え移って火事につながることも少なくありません。

ゴミ箱に複数の吸い殻を入れたときに火が出始めるまでには、おおよそ7分前後かかるといわれています。吸い殻を捨てて7分ほどしかたっていない場合、なぜ火が出ているのかわからず混乱してしまうかもそれません。

寝タバコの場合

寝ながらタバコを吸う、寝タバコ。火災を引き起こすだけでなく、一酸化炭素中毒になる恐れもある、危険な行為です。就寝時のタバコということで、布団やまくらなど燃えやすいものが周囲にたくさん置かれています。

寝タバコが火事になるまで、環境によって発火までに時間のばらつきがあります。早ければ数十分、遅ければ時間がかかった場合は数時間経過して火災が起きることが多いです。

数時間たっていたとしても睡眠中ということで、ぼやや焦げ臭さといった異変に気付くのが遅くなりやすいのも特徴です。

タバコをポイ捨てした場合

タバコを吸って、吸い殻の火を消すこともなく、その辺にポイ捨てしてしまうのは絶対NG!道路であれば車や自転車、人が踏んでくれるだろうと思ってしまうかもしれませんが、火種になるものがどこに転がっているとも限らないので危険です。

河川敷や山などに吸い殻をポイ捨てするのは、もってのほか!数時間とせず火が出て、大規模な火災が起きる可能性があります。

タバコの不始末で火事を起こさないために、普段から必ずすべきこと

タバコを吸う男性

タバコの不始末が原因で火災を起こさないためには、以下のことを心がけましょう。

  • 外出時は、必ずポケット灰皿に吸い殻を入れる
  • 自宅でタバコを吸う場合は、灰皿の中に水を入れて吸い殻を消火する
  • 寝タバコは絶対にしない
  • 灰皿がない場所での喫煙は避ける

タバコのポイ捨てや不始末が原因で火災が発生した場合、責任が取れない事態を招く可能性が高いです。万が一死亡事故が起きてしまったら取り返しがつかないため、ポイ捨てや寝タバコなどの問題行動は絶対に避けましょう。

まとめ

タバコの火の不始末は、火災につながる大きな問題です。軽い気持ちでやってしまい、取り返しがつかない事態を招かないためにも、タバコの火はしっかりと始末しましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る