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様々な菌を持ち込む「ゴキブリ」は夏に活発化する傾向あり
多くの人にとって、ゴキブリはあらゆる意味で大敵です。生命力が強く、素早い動きで家の中を這い回るその様子は、見た瞬間にゾッとする人も多いでしょう。
また、ゴキブリは様々な細菌や感染症を持つと言われています。そのため、放置していると家の中に菌をばら撒いてしまうため、衛生的にも問題が生じます。
そんなゴキブリたちは、1年を通して現れる害虫ですが、中でも夏場は活発化する傾向が見られます。高温多湿な環境を好むゴキブリにとって夏は活動しやすく、それゆえに部屋で見かける機会が増えることも…。
部屋にゴキブリが出たらしてはいけない『4つのタブー』
部屋にゴキブリが出現したら、皆さんはどのように対処していますか。ここでは、部屋にゴキブリが出たらしてはいけないタブー行為とその理由について解説します。
1.叩いて潰す
昔はゴキブリを見つけたら、新聞紙やスリッパで叩いて潰すという人も多くいました。しかし、ゴキブリは先にお話ししたように、多くの細菌を持っています。
ゴキブリを叩いて潰してしまうと、ゴキブリが持つ細菌や不衛生な体液が辺りに飛び散ってしまうため、家の中が不衛生になってしまう恐れがあります。
最近などは空気を漂い家中に広がってしまう可能性が考えられるため、免疫力の弱いお子様やご高齢のご家族がいるご家庭では、特にこの退治方法はやめましょう。
2.弱ったゴキブリをそのまま見逃す
ゴキブリは生命力が強いので、一度スプレーを噴射しただけでは退治できないことも多いですよね。しかし、ヨロヨロと弱りながらも逃げるゴキブリを見て、「そのまま死んでくれるだろう」と見逃すのは厳禁です。
ゴキブリは弱った状態であっても本能的に子孫を残そうと隠れた場所に卵を産もうとする習性があります。もしも見えない場所に卵を産みつけられてしまった場合、卵が孵る時に多くのゴキブリが大量発生してしまう原因になる恐れも…。
ゴキブリは弱っているからとそのまま見逃さず、きちんと死んだことを確認するまで退治を諦めないでください。
3.掃除機で吸い取る
「殺虫剤をかけることも怖い」という人の中には、掃除機で吸い取るという強硬手段をとる人もいます。しかし、掃除機で吸い取ってもゴキブリは死なず、そのまま掃除機内で生きていることが多いので要注意です。
掃除機の中にはゴキブリにとって餌となるゴミもたくさん残っているため、それらを食糧にして生き延び、さらに成長してしまう可能性すらあります。
掃除機の中にあるゴミを取り除こうと開けたらゴキブリが出てきた…なんて、考えるだけでもゾッとしますよね。このような事態に陥らないためにも、掃除機で吸い取るという退治方法は絶対にやめましょう。
4.殺虫スプレーを床に撒布させて予防する
ゴキブリを1匹見かけると、たくさんのゴキブリが潜んでいると聞いたことはありませんか。産み付けられた卵から一斉に孵化している場合、多くのゴキブリが家に棲みついている可能性は否定できません。
しかし、だからと言って予防のためにと殺虫スプレーを床に撒布させる予防法は無意味です。効果がないだけでなく、住んでいる人が吸い込んでしまい、アレルギー症状や不快感に襲われてしまう危険性があるので、置き餌や燻煙タイプの殺虫剤を使って予防しましょう。
ゴキブリが出た時の正しい対処法は?
ゴキブリが部屋にいることを確認した場合、どのような退治方法が効果的なのでしょうか。細菌を家中に撒き散らすことなく、確実に退治する方法は以下の通りです。
- スプレーを直接噴射
- 60℃以上の熱湯をかけて中性洗剤で退治する
- 死んだゴキブリをティッシュなどで取り除き袋に入れる
- 袋を完全に密閉して捨てる
- 他のゴキブリも退治するために置き餌を設置する
基本的には市販されているゴキブリ用の殺虫スプレーを直接噴射する方法が最も手っ取り早く確実です。もしもスプレーがない場合は、60℃以上の熱湯をかけて弱らせ、中性洗剤で退治するという方法も効果が見込めます。
ゴキブリが死んだことを確認した後は、すぐにティッシュなどで取り除き、ビニール袋に入れます。ビニール袋の口は細菌が発生しないよう、完全に密閉してから捨ててください。
また、他にもゴキブリがいることを想定し、置き餌タイプの殺虫グッズや燻煙タイプの殺虫剤を活用しましょう。燻煙タイプの殺虫剤を使用する場合は、必ず部屋の換気が必要になるので、時間帯や部屋の環境に合わせて選びましょう。
ゴキブリには正しい対処法で立ち向かって!予防対策も忘れずに
いかがでしたか。ゴキブリを見かけてしまうと、つい焦って叩き潰しそうになる人もいるかと思いますが、細菌を撒き散らしてしまう危険性があるのでNGです。紹介したような正しい対処法で退治し、予防対策まで徹底的に行いましょう。