【東京】自転車盗難が多い地域ランキングワースト5!持ち主ができる対策とは?

自転車置き場に並んだ自転車

日本全国で自転車の盗難件数は非常に多く、常に犯罪認知件数の上位に挙がっています。中でも、東京は人口が多いこともあり、自転車盗難件数でトップに上がることも少なくありません。今回は、そんな東京で自転車盗難が多い地域をワーストランキング形式でご紹介していきます。

衝撃!自転車は年間12万〜16万台も盗まれている

鍵のかかった自転車

多くの人が日常的に愛用している自転車は、盗難件数が多い乗り物として知られています。驚くべきことに、自転車の盗難件数は年間12万〜16万と非常に多く、単純計算で1日に300〜500台もの自転車が盗まれていることになります。

実際、自転車を盗まれたことがある人は多く、あまりにも盗難件数が多いからか、盗難届を提出しても手元に戻ってくる台数は多くありません。

まずは自転車を盗まれないようにすること、そしてもしも盗まれてしまった時のためにGPSトラッカーを搭載したり、防犯登録番号をきちんと更新し、番号を控えておきましょう。

【東京】自転車盗難が多い地域ランキングワースト5

日本の47都道府県の中でも東京は人口数が多いことも影響し、自転車の盗難件数が非常に多いです。東京都内の中でもどの地域が盗難されやすいのでしょうか。ここでは、ワーストランキング形式で自転車盗難が多い地域をご紹介します。

第5位 葛飾区東金町

葛飾区東金町は、都内でも5番目に自転車の盗難件数が多いと発表されています。この地域で盗まれているケースの大半は自宅で起きているため、窃盗犯が常日頃から盗みやすい住宅を調べて犯行に臨んでいることがわかります。

また、被害に遭った方の約6割が無施錠だったという調査結果もあるため、自転車盗難件数が多いエリアでありながら「自宅だから」「自分は大丈夫だろう」と防犯意識が低いことも関係していると思われます。

第4位 北区赤羽根

北区赤羽根は、都内で4番目に自転車盗難件数が多い地域です。2023年現時点での自転車盗難認知件数は、昨年の同じ時期と比べて4割増加しているという恐ろしいデータもあります。

北区赤羽根は、元々他の犯罪件数も多い傾向にあるため、他の地域に比べても自転車の窃盗件数は特に多い傾向にあります。自転車が窃盗された上、放置されたことで返還してもらうために移送手数料を支払わなければならなくなった…という迷惑を二重されるような被害も出ています。

さらに、最近では電動自転車のバッテリー部分だけが盗難される被害も多発しており、より自転車の盗難に対する防犯意識を強める必要があるでしょう。

第3位 三鷹市下連雀

三鷹市は都内の中では比較的治安の良い地域ではありますが、三鷹市の中で下連雀は犯罪認知件数が少々多い傾向にあります。下連雀の2023年犯罪総件数は103件ですが、そのうちの70件は自転車盗難です。

自転車の盗難に関する犯罪件数が非常に多い傾向にあり、「盗もう」と意図的に盗むケースもあれば、中には「ちょっと借りてしまおう」と強い悪意はなく、拝借するという驚きの心理で盗まれてしまうケースもあるようです。

軽い気持ちで盗まれてしまわないよう、買い物に使用する際にも盗難対策を徹底的に行う意識が求められます。

第2位 立川市柴崎町

立川市は年々犯罪件数が減少している市ではありますが、やはり依然として犯罪件数が多い傾向にあります。その中でも、非侵入窃盗(建物内に侵入せずに物を盗む)による犯罪件数が多く、自転車盗難もそのうちの1つです。

買い物先で盗まれるケースはもちろん、住宅の屋外に置かれている自転車が盗まれるケースも少なくありません。自転車の窃盗に関する届出が頻繁に出されていることからも、自転車の窃盗件数が多いことが窺えます。

第1位 大田区蒲田

都内で自転車盗難が多い地域として、圧倒的に件数の多い地域が大田区蒲田エリアです。

大田区蒲田に関しては、都内だけでなく全国的に見ても自転車窃盗件数が非常に多く、2018年のデータによると、2位の愛知県名古屋市中区栄の134件を大幅に上回り、207台もの自転車盗難届が認知されています。

きちんと盗難届が出されている台数だけでもこれほど多いので、実際はより多くの自転車が盗まれている可能性も否定できません。

大田区蒲田の自転車窃盗件数が多い理由として、住民の自転車使用率が高いことも影響しています。使用者が多い上に無施錠で駐輪場に停めている人も多いため、簡単に盗まれてしまう…という事例が多数発生しているようです。

自転車を盗まれないために持ち主ができる対策は?

自転車にチェーンをかける

大切な自転車が盗まれてしまうと、生活に支障が出る人も多く非常に困ります。何より犯罪者の手に愛用の自転車が渡ってしまうことは許せませんよね。

自転車を盗まれないためには、ご自身で対策を講じるしかありません。以下のような対策は、犯罪者に「盗みにくい」と思わせ抑止力になる上、自転車を窃盗犯の巧妙な技から守る術になります。

  • ツーロック(鍵を2つ以上かける)にする
  • U字ロックやブレードロックで柱やフェンスなどの動かない物に固定する
  • 自転車に盗難防止ブザーを取り付ける
  • GPSやBluetoothのトラッカーを取り付けて位置特定できるようにしておく
  • お出かけ中は人通りの多い場所に駐輪する
  • 家ではなるべく屋内や自転車倉庫などに保管する
  • 屋外で保管する場合は厳重にロックしてカバーをかける

「自宅だから大丈夫」「短時間だから盗まれないだろう」という油断は禁物です。必ず以上のような対策をどんな時でも徹底的に行い、犯罪者によって盗まれないように注意しましょう。

大切な自転車にはできる盗難対策を徹底的に講じて

いかがでしたか。自転車の盗難件数は多く報告されていますが、その多くは無施錠だったり、対策は不十分だったりします。大切な自転車を盗まれないためにも、今回紹介した対策をできるだけ多く講じ、犯罪者から愛用の自転車を守りましょう。

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