目次
薬用石鹸の選び方は目的により異なる
石鹸を選ぶには、使用目的を考えるのがポイント。以下でいくつかの目的をご紹介します。ご自身の求める効果を考えながらご覧ください。
手洗いでの殺菌に使用するとき
手についた雑菌などをしっかりと落としたいときには、殺菌効果がある商品が適しています。殺菌成分が配合された薬用石鹸は、手の汚れを落とせるだけでなく、皮膚の消毒や殺菌ができるお役立ち商品。インフルエンザが流行する季節や雑菌が繁殖しやすい梅雨時などは、このような商品を用意しておくと役立ちます。
美肌効果を得たいとき
肌に良い薬用石鹸を探す場合は、配合されている成分に気を配るのがポイントです。保湿効果がほしいときには、ヒアルロン酸や植物性のオイルなどが配合された商品が役立つ可能性があります。シミやそばかすを予防したいときは、ビタミンC配合の薬用石鹸などが候補にあがってくるでしょう。
デオドラント効果がほしいとき
汗のニオイなどを防ぎたい人は、柿渋などのデオドラント効果がある成分が入った石鹸を選んでみましょう。デオドラント効果がある商品は、過剰な汗の分泌を抑えたり、皮膚を清潔に保ったりする効果が期待できます。洗浄効果が高い商品なら、ニオイの原因になる雑菌なども取り除いてくれます。
香りを楽しみたいとき
薬用石鹸には、天然のハーブや植物オイルが配合されている商品もあります。こういった商品は、植物成分特有の美肌効果があったり、独特の香りが楽しめたりします。ペパーミントなどが配合された商品は清涼感があるため、夏場のバスタイムにも大活躍してくれるでしょう。
水虫などの皮膚トラブルを解消したいとき
水虫などの皮膚トラブル対策に使用する場合は、殺菌作用がある商品が役立ちます。吹き出物に悩むときには、殺菌と皮脂分泌を抑える作用を兼ね備えた薬用石鹸を選ぶのがベスト。保湿成分が配合された低刺激処方の商品なら、必要な皮脂まで奪ってしまうこともありません。
薬用石鹸の人気のおすすめ商品5選
数ある薬用石鹸の中で、どんなものを選ぶと良いのでしょうか。次にご紹介するのはおすすめの薬用石鹸。それぞれの商品の特徴もご紹介していきます。
薬用せっけんミューズ 固形バスサイズ
ミューズは、薬用石鹸のロングセラー商品。固形のタイプは、手洗いはもちろん、体を洗うときにも使いやすいのが特徴になっています。
微香性のこちらの商品は、トイレやキッチン、洗面所などの手が汚れやすい場所で広く利用ができます。洗面所で使用すれば、ノロウイルスやインフルエンザウイルスの感染予防にも役立つでしょう。アレルギーテスト済みであるため、アレルギー体質の人でも使用が可能です。
薬用せっけんミューズ ノータッチ泡ハンドソープグレープフルーツ
こちらの商品は、泡ででてくるタイプのハンドソープです。ノータッチのシリーズには電池式のディスペンサーがセットになっており、手をかざすだけでソープがでてくる仕組みになっています。
泡の色が変わるまで洗うのが、使い方のコツ。ヒアルロン酸などの保湿成分やビタミンCも配合されているため、皮膚を保護する作用もあります。グレープフルーツの香りがついたこの商品は、トップノートやミドルノート、ラストノートが楽しめるのも魅力です。
カウブランド 薬用すっきりデオドラントソープ
牛乳石鹸で知られるカウブランドから発売されているのが、この商品。殺菌成分や汗を抑えるパウダーが配合されているのが、こちらのソープの大きな特徴になっています。柿渋エキスや茶エキス、菖蒲根エキスなどの5つの植物成分の効果で、肌の潤いを守りながら肌を清潔に保てます。この商品は、全身に使用ができるタイプです。
柿のさち 薬用柿渋石鹸
柿のさち薬用柿渋石鹸は、汗による体臭や足のニオイ、加齢臭の改善にも効果が期待できる商品です。この商品は、ニオイの原因物質を洗い流し、雑菌を殺菌します。柿タンニンの成分が肌を保湿するため、乾燥を招く心配も少ないのがメリットになっています。
ナチュレーヌセンシティブ 薬用アクアソープ
この薬用石鹸は、背中のニキビやヒップ、二の腕のざらつきなどを解消してくれるのが特徴です。皮膚にたまった古い角質や皮脂を取り除き、滑らかで清潔な肌に整えてくれるため、女性のボディケアにも活用できる商品です。また、体臭を防ぐ効果もあります。
薬用石鹸を選ぶときの注意点
自分に合った薬用石鹸を買いに行こうと意気込む前に、注意すべきポイントがあります。使用環境や目的など、不本意な結果にならないためにも、ここで確認しておきましょう。
使用できる場所を確認して購入する
薬用石鹸は、使用できる場所が限定されている場合があります。選ぶときには、商品の説明書きなどに記載されている「ボディ用」や「顔、体用」などの指示を参考にしましょう。
ボディ用として発売されている石鹸を毎日の洗顔に使ってしまうと、肌荒れの一因にもなりかねません。デオドラント効果がある商品などは、とくに注意をしましょう。
乾燥肌や敏感肌の人は慎重に商品を選ぶ
肌が乾燥しがちな人や敏感肌の人は、できるだけ肌の状態を確認しながら商品を選んでいくのがベストです。刺激に弱い敏感肌の人は、パッチテストなどで肌の反応を確認してから使い始めるのも1つの方法です。
殺菌成分には、肌に若干の刺激を与えるものもあります。乾燥肌の人は肌荒れなどを起こすと肌のバリア機能が壊れるため、普段よりも刺激に反応しやすくなります。体調が悪いときや肌荒れを起こしているときには、できるだけ刺激が少ない商品を選びましょう。
適切な使用頻度を確認する
どのくらいの頻度で使える商品なのかは、商品を購入するときにぜひ確認しておきたいところです。効果が高い薬用石鹸も、使いすぎは肌トラブルを招く元です。洗浄効果が高い商品などは、毎日使用していると皮脂のバランスが崩れてしまうことも考えられます。
また、殺菌成分が配合された商品も使用する頻度を考えることが大切になるでしょう。皮膚の常在菌まで洗い流してしまうと、肌荒れなどを引き起こす可能性があります。使用できる頻度はパッケージに記載されていることが多いため、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
薬用石鹸は目的に合わせて商品を選ぼう
薬用石鹸にはさまざまな商品が見られるようになっています。商品によってそれぞれ期待できる効果が異なるため、目的に合わせて最適な1品を選びたいところです。
商品の選び方や使い方を誤らなければ、薬用石鹸は毎日のボディケアやフェイスケアに大いに役立ってくれます。配合されている成分や期待できる効果などを比較して、ベストな商品をピックアップしてみましょう。