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財布は処分しても良いものなの?
風水や金運のことを考えて買った財布は、捨てることをためらってしまうものですよね。捨てるという行為が、金運や運気を下げてしまうのではないかと考えてしまうからでしょう。
そもそも財布を処分してもいいものなのか、まずはご説明します。
古い財布や傷んだ財布は捨てても大丈夫
結論からいうと、財布は捨てても問題ありません。とくに以下のような場合は、迷わず処分してもいいでしょう。
- 3年以上使っている
- 傷んでしまっている
- 嫌いな人からもらった
- 持っていても気分が上がらない
- 金運が悪いと感じている
- 使わずに放置している
風水的に見て、古い財布や壊れた財布をいつまでも使い続けることは好ましくないという説があります。運気の出入りが滞り、金運が下がるというのがその理由です。
とくに古い財布を放置している方は要注意!風水でいうところの「気」は常に流れているものなので、置きっぱなし、しまいっぱなしにしていると悪い気ばかりが集まってきてしまいます。
お気に入りだけど使わない財布を引き出しにしまっていないか、改めて確認してみるといいでしょう。
財布は燃えるゴミで処分可能
素材などによって異なりますが、基本的に財布は燃えるゴミとして処分できます。金具部分は取り外す必要がありますが、メインの部分はレザーやフェイクレザーがほとんどなので問題なく焼却できるためです。
風水を抜きにした一般的な考えでも、財布の寿命は三年ほどであるとされています。ボロボロに傷んでしまった財布は“役目を果たし終えてくれたのだ” と考え、処分するという方が多いようです。
処分しない方がいいという説もある
一方で、財布はお金の記憶が残っているので捨てない方がいいという話もあります。
風水で財布は金運を高めるアイテムなので、買い替えたとしても古い財布を残しておくという考えです。また使い終えたあとも北側の部屋に保管しておくことで、金運を上げられるという話もあります。
財布を捨てられない方の中には、このような説を気にしている方もいるかもしれませんね。また財布を捨てるのが金運に影響するかもしれないという不安だけでなく、純粋に「罪悪感がある」という場合もあると思います。
保管に困るのであれば捨てよう
古い財布の扱いについては、「捨てない方がいい」「捨てたほうがいい」という2つの説が存在しているのが実状です。
そうなると、「まだキレイだけど使わない、人にもらった財布」「ボロボロだけど捨てたくない、大切な財布」などはどうしたらいいのか迷ってしまいますね。
処分するかどうか迷ったら、使い終えた財布をいつまでも大切に保管できるかが決断の鍵となります。新品のキレイな財布でも、持て余しているのであれば所持する意味がありません。
反対に、ボロボロだけど大切な思い出が詰まっているという場合に、無理して捨てる必要もありません。
ポイントは「捨てるにしても保管するにしても、大切に行う」ということ。処分する行為が悪いのではなく、放置していることがよくないのです。
モヤモヤしたまま保管しているくらいなら、丁寧に処分するという方法を選んでもいいのではないでしょうか。
新しい財布から金運などは寄ってくる
財布を処分しても、新しい財布から金運や運気を得ることができます。
古い財布を捨ててしまったからといって、金運や運気を失ってしまうわけではないので、あまり深く考える必要はありません。むしろ古くなった財布を捨てることは、以下のようなメリットがあるのです。
- 古いものを手放して心が軽くなる
- 物への執着がなくなる
- 新しい一歩を踏み出すきっかけになる
- 断捨離がスムーズになる
財布は燃えるゴミとして処分できますが、ただゴミ箱に捨てるだけでは罪悪感が生まれてしまうことも。
捨てることをためらってしまう場合や風水に基づいて捨て方を選びたいという方におすすめの方法をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
風水や金運や運気を考えた財布の捨て方
①キレイにお手入れしてから捨てる
落とせる範囲で構わないので、汚れなどをキレイに落とし、お手入れしてから捨てると良いです。財布の表面を乾いたタオルなどで磨いてあげるだけでも良いですし、革のお財布なら専用のクリーナーを使って磨いてあげても良いと思います。
②塩で清めて処分する
金運が上がらないと感じた財布、嫌な思い出のある財布は、塩で清めてから処分しましょう。風水では塩は邪気を払うといわれており、ふりかけることで気の巡りが悪い財布を清めることができます。
有名なものでは、お葬式のあとに塩で邪気を払ったり、お相撲で塩をまいたりしますよね。それと同じように、財布を捨てる前にも邪気を払うといいそうです。
財布のお札入れやポケットなどに、ひとつまみの塩を入れておきましょう。とくに自宅で捨てる場合は、お清めするだけで気分が変わってくると思います。
③白い紙に包んで捨てる
そのままの状態で捨ててしまうのは何だか気分も良くないですよね。また、財布だとわかる剥き出しの状態で捨てると運気が下がってしまうとされています。
財布だとわからない状態で捨ててあげたいので、紙で包装してあげましょう。「白い和紙」に包んで捨てると良いとされています。
白い和紙に包んで捨てることで、それまでにいただいてきた運気を断ち切ることができるとされています。そうすることで、また新しい財布を手にしたとき、新しい金運や運気をいただくことができるからです。
和紙がない場合、コピー用紙でもOK。
白い紙で包む時は今までの感謝の気持ちを込めて、それも一緒に包んでください。
④細かく切り刻んでから捨てる
「感謝の念を込めながら財布を細かく切り刻む」という捨て方も運気を上げるための捨て方であるとされています。「ありがとうございました」と感謝の言葉をかけてあげながら捨てるのも良いと思います。
切り刻んでしまうことに抵抗がある方もいらっしゃると思うので、清めるための粗塩をひとつまみふりかけてあげてから切り刻みましょう。
⑤運気の良い方角に捨てる
お金が貯まるとされている方角は「北東」と「北」です。お金が入ってくるとされている方角は「北西」と「西」です。方角によって運気に違いがあるのです。
多くの自治体で財布は可燃ゴミとして捨てることができるようなのですが、指定されたゴミ捨て場の方角はどうか、考えてみてください。
お金を貯めたいと考えているなら北東や北にあるゴミ捨て場、お金が入ってきて欲しいと考えているなら北西や西にあるゴミ捨て場に捨てると良いと思います。
《 ポイント 》
- 北西はお金の巡りを良くしたい方
- 北東はお金をしっかりと貯めたい方
⑥お寺や神社に持っていく
お寺や神社に持っていき、「お焚き上げ」をしてもらう方法もあります。お焚き上げとは、神社やお寺で大切な品を浄火してもらうことです。
お焚き上げ料や祈祷料がかかりますが、祈祷や読経もしてもらえるので、自分で捨てるのは罪悪感や喪失感があるという方にはとくにおすすめです。
お焚き上げというとお正月をイメージする方が多いと思いますが、最近ではいつでも受け入れてくれるところがほとんどです。
とはいえお焚き上げを行っていないところもあるので、一度近所の神社・お寺に出向いてみるといいでしょう。
⑦お焚き上げサービスを活用する
忙しくて神社・お寺に行けない方は、「お焚き上げサービス」を活用しましょう。
お焚き上げサービスとは、簡単にいうとネットで完結する郵送型のお焚き上げです。専用のシールを貼ってポストに投函すれば、由緒ある神社でお焚き上げを行ってもらえます。
いつでもスマホで申し込める簡単な方法ですが、祈祷中の動画やお焚き上げ証明書を送ってくれる手厚いサービスです。時間がないけれど丁寧に財布を捨てたい方は、ぜひ活用してみてください。
⑧晴れた日に処分する
風水では、晴れた日は縁起がいいという話があります。とくに雨上がりの晴れた日は、運気が開けて何をするのにも「いい気がまわる」という考えです。
実際、どんよりと天気が悪い日に財布を処分するよりも、スカッと晴れた日に捨てる方が気分がいいですよね。財布やお金の巡りに対して色々と悩みがあったとしたら、尚のことポジティブな気持ちになれます。元カレからプレゼントされた財布を捨てるのにも、晴れの日がおすすめです。
とくに梅雨の合間の晴れの日は、人生を好転させる絶好のチャンス!すがすがしい気持ちで古い財布とお別れして、新しい一歩を踏み出してみましょう。
⑨天赦日に処分する
財布を捨てるときは、いつ捨てるかも大切です。おすすめなのが、1年に5回だけある天赦日。
この日は天がすべてを赦す日と考えられており、最上の吉日です。また何かを始めるのに適しているので、財布を新しく交換するのにもぴったりといえるでしょう。
他にも、「虎の日」や「巳の日」も財布の捨て時です。このふたつは金運が高まる日といわれているので、金運の降下が気になる方はこの日を選ぶといいでしょう。もちろん、よく知られる「大安」も財布を処分するのに適しています。
⑩春分の日に処分する
春分の日は、風水では1年の初めの日です。ですので、古いものを処分してスタートを切るにはぴったりなのです。春分の日は3月21日なので、新年度に財布を新調したい方はぜひこの日を狙いましょう。
どうしても春分の日が遠い場合は、夏至、秋分、冬至でもかまいません。1年の始まりではないものの新しい季節の第一歩目なので、心機一転するにはもってこいです。
⑪冬至までに処分する
12月21日の冬至を迎えると、日照時間がどんどん短くなることはよく知られています。自然界ではものを「溜め込む」時期の始まりであり、風水でも蓄えるエネルギーが最も高まる日とされています。金運・貯蓄運が高まる日なので、財布を処分するのにはもってこいなのです。
この考えからいうと、古い財布・ボロボロの財布を処分するのは、冬至までには済ませておきたいところ。冬至の始まりと同じタイミングで新しい財布を使い始めることで、いい気が効率よく貯められるはずです。
財布は雨の日に処分しましょう
水に触れるとお金が増える
風水の考えでは、「金」と「水」がとても深く親しい関係であるとされています。水に触れることでお金が増えるという考えもあります。そのため、雨の日に処分すると運気を上げることができるとされているのです。
川近辺のゴミ捨て場に捨てるのも◎
川や湖などの水辺で処分するという方法も良いと思います。もちろん、川や湖に投げ入れてはいけませんのでやめましょう。水辺の近くにあるゴミ捨て場で処分するという方法が良いのではないでしょうか。
でも「海」はNG!
水辺ということで海を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。しかし、海は風水の考えで「火」に分類されています。「金」と「火」の相性はとても悪いので、金運や運気を考えて処分したいのであれば海はやめましょう。海の近くにお住まいである場合は、離れた場所へ行って捨てるのが良いと思います。
財布の捨て方に関するQ&A
A.神社やお寺で古い財布を供養してもらいましょう。
自宅近くの神社やお寺に問い合わせると、どうするのかを簡単に教えてくれると思います。郵送での財布供養も行っているところもあるので確認してみてください。
A.長く使いたい財布を白い布に包んで家の西側へ置き、最低でも半年か一年、できれば使ってきた期間と同じ期間、財布を休ませるという方法もあります。
まとめ
保管に困る財布やボロボロの財布は、処分することで気の巡りがよくなるとされます。
もちろん自宅で普通に捨てても問題はありませんが、せっかく金運や運気のアップを考えた財布を選んだのであれば、捨てるときにもこだわりを持つとさらに金運や運気をアップさせることができるでしょう。
また捨て方をいくつかご紹介しましたが、全てを組み合わせた方法で処分しても構いません。「キレイにお手入れをして、粗塩で清めてから切り刻み、白い和紙に包んでから、西の方角のゴミ捨て場へ行き、雨の日に捨てる」というように、自分が納得のいく方法で処分してはいかがでしょうか。