ポップコーンの栄養素とは?主な成分や効果、カロリーからおすすめ商品まで

4種類のポップコーン

ポップコーンはスーパーに売られていたり、映画館や遊園地などの施設で看板メニューになっていたりすることもあり、馴染みが深いという人も多くいます。わずかな量のトウモロコシから大量に生産することができて、作る光景や食べる時の音などが魅力の食べ物です。そんなポップコーンですが、栄養やカロリーに関してはどうなのでしょうか。詳しく紹介していきます。

ポップコーンの主な栄養素

こぼれたポップコーン

ポップコーンの原材料はトウモロコシですが、一般に流通している甘い品種ではなく、ポップ種と呼ばれる品種のトウモロコシが使用されています。

ポップコーン用に使用されるトウモロコシは事前に乾燥させており、それを油やバターなどで炒めることでポップコーンができあがります。スーパーなどでポップコーン用のトウモロコシを購入し、作り方を把握すれば自宅でも簡単にできるのが特徴です。

ポップコーン50g

タンパク質 5.1g
脂質 11.4g
糖質(炭水化物) 29.8g
食物繊維 4.5g

ポップコーンのカロリーはどのくらい?

ポップコーンと原料
ポップコーンは作る過程で味付けが簡単にできるので、テーマパークなどに行けば塩味やキャラメル味など、多くの種類のポップコーンを見ることができます。

基本的にしょっぱいものほどカロリーが控えめになり、甘いものほどカロリーが高いです。ポップコーンの味は何十種類もありますが、そのうちの一部を紹介します。

ポップコーンの味別カロリー

塩味(50g) 約225キロカロリー
カレー味(50g) 約210キロカロリー
バターしょう油味(50g) 約250キロカロリー
キャラメル味(50g) 約275キロカロリー
ハニー味(50g) 約310キロカロリー
ミルクチョコレート味(50g) 約330キロカロリー

ポップコーンを食べる栄養効果

ポップコーンとテレビ

安価な材料で手軽に作れるポップコーンですが、体の不調を防いだり、体調を改善したりする効果が数多くある食材でもあります。ポップコーンの栄養を摂取することで得られる効果について知っていきましょう。

良質な炭水化物による生活習慣病予防

ポップコーンにはトウモロコシ由来の炭水化物が多く含まれていますが、全粒穀物という種類の炭水化物なので、健康にいいのが特徴です。

果肉だけでなく皮や種や胚が入っているため栄養豊富で、高血圧や動脈硬化などの血管の病気を防ぎ、生活習慣病を予防するという効果があります。

ポリフェノールとビタミンEによる抗酸化作用

抗酸化作用が高いポリフェノールとビタミンEがポップコーンには多く含まれており、これによって全身の皮膚や血管を若々しく保ってくれます。血管が健康になることから生活習慣病を防げるほか、血流が良くなるので冷え性やむくみの改善も期待できます。

食物繊維による整腸作用

ポップコーンの原料のトウモロコシは食物繊維が非常に多く含まれています。食物繊維は腸を綺麗にして便秘の解消をしてくれるほか、老廃物を取り去って全身を健康に保ち、コレステロール値や血糖値の改善にも繋がります。

鉄不足を防ぐ

ポップコーンにはミネラルの一種である鉄も豊富です。鉄は血液中の酸素を全身に送っており、不足すると貧血や下痢、気力の低下や体がだるくなるなどの症状があらわれ、鬱の原因にもなると言われています。

ビタミンとミネラルによる体調の改善

ポップコーンにはビタミンEと鉄が多く含まれていますが、その他のビタミンとミネラルも微量ながら含まれています。ビタミンもミネラルもどれかひとつでも欠乏すると体調不良に繋がるので、多くの栄養素が摂取できるポップコーンは健康増進の強い味方です。

ポップコーンの豆の栄養素は異なる?

ポップコーンと原料

ポップコーンは原料である乾燥させたポップ種とよく似た栄養価になっていますが、脂質が4倍ほども増加しているという特徴があります。これはポップコーン作成の過程で油やバターを使って炒めるのが原因になります。

カロリーにも違いがあり、ポップコーンの豆100gは350キロカロリーほどですが、ポップコーンに調理する過程で油や調味料のカロリーが増加します。

ポップコーンにはダイエット効果もある?

ポップコーンを食べる人

ポップコーンはダイエット中の食事にも向いており、主食をポップコーンに変えて痩せたという報告も多く聞かれます。食物繊維によってお腹いっぱいになって消化がゆっくりになり、食事の量や回数を減らすことにも繋がって便通も良くなります。

豊富な栄養が含まれているのでダイエット中でも体調を崩しにくくなり、抗酸化作用によって肌も綺麗になるのが魅力です。原料のポップ種は炭水化物なので糖質も含まれますが、ゆっくり体に吸収されるので血糖値の上昇も穏やかです。

ポップコーンを作る際には油やバターを使うのが一般的ですが、電子レンジを使用して油なしで作ることもできます。この作り方はカロリーと脂質をかなり抑えることができるので、ヘルシーでおすすめです。

ポップコーンにも栄養はあるけど食べすぎには注意!

ポップコーンに埋もれた人

ポップコーンは豊富な栄養があり健康増進の効果が高く、ダイエットにも向いている魅力的な食べ物です。しかし、どんなポップコーンでも体にいいというわけではなく、食べ方によっては体に悪い影響が出ることもあります。

味付けや作り方によっては太りやすくなる

キャラメルやハチミツで味付けしたポップコーンは軽さと甘い風味があり、甘いものが好きな方にはたまりません。しかし、味付けが甘いものほどカロリーが高くなり、血糖値も上昇しやすくなってしまいます。

市販のポップコーンは味付けが濃いので気を付けよう

基本的に外食やジャンクフードは味付けが濃くなっています。ポップコーンの場合も塩気や甘味が強くなっており、手作りよりもカロリーが高いのでダイエット中は注意しましょう。

食べ過ぎに注意

ポップコーンはカロリー面で優れておりダイエットにも向いている食べ物ですが、食べ過ぎるとカロリーオーバーになり脂肪が付いてしまいます。

栄養価が高いおすすめのポップコーン

ポップコーンの中でも栄養価が高く、健康増進やダイエットにおすすめのものを紹介していきます。購入する際の参考にして下さい。

深川油脂工業 化学調味料無添加ポップコーン

 深川油脂工業 化学調味料無添加ポップコーンうす塩味 65g×12袋

深川油脂工業 化学調味料無添加ポップコーンうす塩味 65g×12袋

こちらはポップコーン用トウモロコシと天然の焼き塩のみで作られたポップコーンです。化学調味料が含まれていないので雑味が無く、健康増進の効果も高いのが特徴となっています。

味付けや製法にはこだわりがあり、塩が口に残って不快にならない、素朴で優しい味わいで毎日でも食べられるなどの好評な意見が多く寄せられています。

フリトレー マイクポップコーン

フリトレー マイクポップコーン バターしょうゆ味 50g×12袋

フリトレー マイクポップコーン バターしょうゆ味 50g×12袋

こちらはバターしょうゆで味付けされたポップコーンです。脂質12.7g、244キロカロリーと脂肪が付く原因になる成分は控えめですが、食物繊維やその他の栄養はしっかり入っており、太りづらく健康にいいのが特徴となっています。カロリー控えめでありながらバターしょうゆの風味がしっかり付いており、濃厚な味わいが楽しめるポップコーンです。

食事にポップコーンを取りいれて健康な毎日を過ごしましょう!

ポップコーンを食べる家族

ポップコーンの本場はアメリカですが、作られた当時から庶民的なイメージが定着していました。ポップコーンを購入して映画を見るのは当時の人の娯楽であり、現在もそれは続いています。

さらに、ポップコーンは健康によくダイエットにも向いているので、自宅で作る人も増えてきています。ぜひ日々の食事にポップコーンを取り入れて、毎日を健康に過ごしましょう。

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