乾物の正しい収納と保管法!効率的で鮮度を保つ10のアイデア

容器の中の二種類のパスタ

乾物の収納って意外とかさばってしまいますよね。収納のしやすさはもちろんですが、使いやすさも重視したいですし、見せる収納にしたいのであればデザイン性も考えたいですよね。乾物は湿気にも注意しなければならないので、密閉性に優れた容器を使った収納を考える必要もあります。棚や引き出しに収納する場合も見せる収納にする場合もスッキリ美しく収納できる方法をご紹介します。

乾物の収納方法10選

乾物は保存時の湿気対策が大切です。ガラス容器やプラスチック容器など、見た目と機能面を兼ね備えた収納方法を具体例とともにご紹介します。

①乾物を見せる収納として美しく収納する方法

ガラス製ストレートジャー

密閉性が高いガラス製ストレートジャーが、乾物の収納におすすめです。ガラス製ストレートジャー小さいものから大きいもの、横幅があるものから縦幅のあるものなど、いろんなサイズがあるためきれいに収納できます。ホームセンターや100円ショップで、購入することができますよ。

パントリーや棚や収納スペースがないと、乾物を隠すことができません。その場合はガラス製ストレートジャーを使って、あえて見せる収納として保管するのがおすすめです。中身が見えるガラス製なので統一感もあって、オシャレに見せることができます。

②重ねることができる容器で乾物をスッキリ収納する方法

白い粉の入った容器と女性

収納スペースが少ないという場合には、重ねて使用することができる容器を使って乾物を収納するのがおすすめです。例えば、タッパーやキャニスターなどが便利でしょう。

容器を重ねて使用することができる分、スペースが無駄になりにくいです。また、容器のサイズも同じもので統一すると収納効率をうんとアップさせることができます。

③余った乾物はジップロックに入れる

中途半端に余った使いかけの乾物は、ジップロックに入れるのがおすすめです。ジップロックは気密性が高いので、湿気に弱い乾物にはうってつけの収納グッズなのです。かさばりにくいので、乾物の保管量が多い場合にも場所を取りません。

ただし乾物がジップロックを傷つける可能性があるので、キッチンペーパーで包んでから収納するのがいいでしょう。こうすることでジップロックへのダメージを軽減し、いつの間にか穴が開いていた…という事態を防げます。

④プラスティックボックスに収納

こまごました乾物がたまりがちな方は、プラスティックボックスに収納してみてください。ボックスは好みで選んでかまいませんが、浅いタイプの方が取り出しやすいです。

その際すべてをひとつにまとめると、使いたいものを探すのが大変です。「よく使うもの」「あまり使わないもの」に分けたり、「白系」「黒系」に分けたりして、分別しておくと便利でしょう。

⑤ボックスとスライドバーで吊るし収納

ボックスとスライドバーを使うと、何があるかパッと見て分かりやすい収納になります。スライドバーとはファイルや紙を閉じるための文房具で、100均にも売っています。

まずは、袋に入った乾物の上部をスライドバーに通しましょう。使いかけのものは、ジップロックに入れて通します。次にスライドバーよりやや幅の狭い収納ボックスに、スライドバーを引っ掻けるようにして吊るします。乾物は、ボックスの中で浮いている状態で保管されます。

この収納方法は、さまざまな乾物が棚の中で埋もれやすいという方におすすめ。乾物の袋は自立しないものが多いですが、この方法なら見た目も美しく収納できます。スライドバーが密封の役割もしてくれるので、保存性も高いです。

⑥レターボックスで収納する

使いきりの鰹節やナッツなど、小分けの乾物が常時たくさんあるという方は、レターボックスで収納しましょう。同じ種類の乾物を分けて収納できるので、欲しいときにサッと取り出せて便利です。レターボックスの表にラベリングしておけば、中に何が入っているかもすぐに分かります。

またレターボックスでの収納は、在庫がなくなってきたらすぐに分かるというのもメリットです。

⑦ウォーターボトルに収納する

100均などで買えるウォーターボトルは、乾物を収納するのに向いています。例えば昆布や干し椎茸を入れておけば、使いたいときにすぐに使えます。

ウォーターボトルを使うメリットは、安くておしゃれなデザインがそろっていることです。乾物のために高価な容器を買うことに抵抗がある方も、100均で買えるなら「見せる収納」を楽しめますね。また多くはプラスティック製なので、落として割れる心配もありません。

⑧鰹節はジップロックを二重にする

乾物の中でも鰹節は香りが重要なので、ジップロックを二重にして収納するのがベターです。もともと鰹節が入っている袋を、大きなジップロックに入れて二重にします。このとき空気を抜いてぺちゃんこにすると、さらに気密性が上がります。

また鰹節は、小分けパックで販売されているものもありますね。これらの鰹節も、大きめのジップロックにまとめて入れると安心です。

⑨海苔は瓶に入れて冷蔵庫か食卓保管

乾物の中でもとくに馴染み深い海苔は、瓶やキャニスターなど密封できる容器に入れておきましょう。また湿気を吸収しやすい乾物なので、なるべく食卓や棚など見える場所に置いておくのがおすすめです。食卓に置いておくと家族がだれでも使いやすく、うっかり存在を忘れてシナシナになってしまうこともありません。

ただし使用頻度が低い場合や、暑い季節には、冷蔵庫に入れておくのが安心です。

保管の際は、海苔専用の収納ケースに入れると随時切り分ける手間を省けます。おしゃれなデザインの収納容器なら、食卓に出したままでも絵になりますね。

⑩とろろ昆布は刻んで瓶に入れて冷蔵保存

とろろ昆布の収納は、「すぐに使いやすい」ことが重要です。なぜならとろろ昆布はワカメや鰹節と比べて食べにくい乾物なので、きっちり奥の方に収納すると使わなくなりやすいからです。

目に付いたときにパッと使いやすいように、収納するタイミングで小さく刻んでおくといいでしょう。これを瓶に入れておけば、使うときに屑がバラバラ落ちてストレスになることもありません。

またとろろ昆布は乾物の中でも劣化が早いので、冷蔵保存がおすすめです。

《 ポイント 》

  • ガラス製の容器で見せる収納にでき、統一感も出せる
  • タッパーやキャニスターを重ねてスペースを最大限に活用
  • 余った乾物はジップロックに入れて保存するのがおすすめ
  • プラスチックボックスに分類整理しながら収納する
  • ボックスとスライドバーを使った吊るし収納で立体的に保管

乾物を収納するときの注意点

白いお皿に入った切り干し大根

乾物を長持ちさせるにはしっかりとした密封と適切な場所での保管が大切です。正しい収納のポイントをいくつかご紹介します。

①密封性の高い容器を使う

買ったときの袋入りのまま収納してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

袋を開けていない状態なのであればそのまま収納しても問題はありませんが、袋を開けたのであれば、密閉性のある容器に移し替えて収納しましょう。

袋を輪ゴムなどで止めて収納することがあるかと思いますが、湿気が入ってしまいますし、ダニなどの虫がついてしまう恐れもあります。

②収納するタイミングでカットする

乾物を収納するタイミングで、使いやすいサイズにカットしましょう。昆布や海苔、春雨などの乾物は、多くの場合は小さく切り分けて使います。収納する際に予めカットしておけば、調理するときにサッと取り出せて便利です。

③なるべく新しい収納容器を使う

乾物を収納するときは、なるべく新しい収納容器を使いましょう。というのも、乾物はニオイを吸収しやすい食材だからです。別のものを入れたあとの容器に乾物を入れると、残っているニオイを乾物が吸収してしまいます。

一度乾物に染み付いたニオイを取るのは困難なので、収納するときはなるべく新品を選んでください。新品を用意するのが難しい場合は、しっかりニオイを除去してから乾物を入れましょう。

④賞味期限をラベリングする

乾物は日持ちするので、うっかり賞味期限が切れてしまうことが多いと思います。賞味期限切れで捨てることになると勿体ないので、収納容器にラベリングしておきましょう。

マスキングテープやシールなど、デザインに凝ったものを使うと美しく収納できます。またジップロックに収納する場合は、大まかな賞味期限ごとに分けておくのもおすすめです。

⑤シンク下やコンロ下は不向き

収納した乾物をしまう場所にも、いくつか注意点があります。ついついシンク下やコンロ下など手の届く場所に保管してしまいがちですが、乾物の収納には向きません。乾物は湿気を嫌うので、シンク下やコンロ下のような湿気のたまりやすい場所は傷みやすくなるからです。

乾物の保管場所に最適なのは、通気性がよく日光が当たらない場所です。キッチンの上部収納や棚の上部など、湿度が低い場所に保管しましょう。ちょうどいい場所がないときは、冷蔵庫保管でもかまいません。

⑥手前に収納する

乾物は買ってしまったことをつい忘れてしまいがちな食材です。棚や引き出しの奥の方に収納してしまってはいませんか?

手前の方に収納し、すぐに使いやすい状態にしておきましょう。見せる収納として収納しておけば、無駄にしてしまうことなく使い切ることができるのではないでしょうか。

《 ポイント 》

  • 密封性の高い容器を使うこと
  • 収納時に使いやすい大きさにカットしておく
  • なるべく新しい収納容器を使用する
  • 賞味期限のラベリングを行う
  • シンク下やコンロ下など湿気の多い場所は不向き

乾物の収納におすすめのグッズ紹介

見た目も機能性も兼ね備えたおしゃれなガラス容器や定番の収納グッズをいくつかピックアップしご紹介します。インテリアとしても活用できます。

ワンタッチ操作の乾燥食品用保存容器

ワンタッチ操作の乾燥食品用保存容器

OXO 保存容器 プラスチック 密閉 1.6L ポップコンテナ スモールスクエア ミディアム

片手でワンタッチ操作するだけで密閉することができる、乾燥食品を保存するための容器です。

フタの真ん中にボタンがついているのですが、そのボタンを押して開け、またボタンを押して密閉します。指でポンと押すだけの簡単な操作だけで乾物を湿気から守りながら収納することができます。

12サイズあるのですが、全て積み重ねて使用することができるので、収納スペースを最小限に抑えることができます。

また、フタの内部まで取り外して洗うことができますし、容器本体は漂白殺菌することもでき、清潔に使い続けることができます。

KILNER(キルナー)のガラスジャー

KILNER(キルナー)のガラスジャー

キルナー キャニスター ユニバーサルストレージジャー 0.85L

乾物を見せる収納としてオシャレに収納したいという方におすすめなのがKILNERのガラスジャーです。何も入れずにキッチンに置いておくだけでもオシャレになってしまうグッズです。

イギリスの歴史のあるブランドなのですが、ヴィンテージなデザイン、クラシカルなデザインなど豊富なデザインを楽しむことができます。

つい買い揃えたくなってしまうような不思議な魅力があります。オシャレなだけではなく密閉性にも優れているので乾物の収納におすすめなのです。

ステンレスキャニスター

ステンレスキャニスター

佐藤金属興業 SALUS 保存容器 ステンレス キャニスター L

しっかり密封することができるロック式で、開閉がしやすい容器です。本体はステンレス製なのですが、フタはアクリル製の透明なフタなので、中身の確認もしやすいです。ステンレス製なのでサビにくく、長く使い続けることができます。サビにくく水洗いもしやすいですし、常に清潔を保つことができます。

小分け収納にぴったりなワイヤーボックス

Belca キッチン収納 キッチンワイヤーボックス 15cmタイプトレー付き KWB-15W

小分けの乾物を収納するのに便利な、キッチン用ワイヤーボックスです。システムキッチンの引き出しや棚、キッチンワゴンにちょうどいいサイズで、バラバラ散乱しがちなミニ乾物を美しくまとめられます。

底には滑り止めが付いているので、軽い乾物を収納しても引き出しの中で動くことがありません。また底とワイヤー部分は取り外せるので、こまめに洗うことも可能です。

スタッキングできるプラ製ストッカー

山崎実業(Yamazaki) ベジタブルストッカー タワー ホワイト 約W15.3XD32XH12.2cm 根菜保存 野菜室収納

インテリア用品で人気の、「山﨑実業」のスタッキングできるストッカーです。上下に重ねられる上、上段のストッカーをスライドすることもできるスグレモノとなっています。

ベジタブルストッカーという商品名ですが、長方形のサイズで乾物にも適しています。サイドには持ち手となる穴が開いているので、キッチン上部の収納にも便利でしょう。

中は仕切りで分けられる仕様なので、種類や賞味期限によって分けることも可能。メッシュ構造で通気性がいいのも、乾物におすすめなポイントです。

冷蔵保存に最適なガラス製タッパー

iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器 グリーン 7個セット パック&レンジ PSC-PRN-G7

乾物を冷蔵保存するときには、中身が見やすいガラス製タッパーがおすすめです。乾物はついつい収納していることを忘れてしまいますが、透明なら使い忘れることもありません。イワキのガラス容器はさわやかなグリーンが美しく、おしゃれに見えにくい乾物を美しく見せてくれます。

またこちらは積み重ねることも可能なので、いろんな種類の乾物を収納するのにも便利です。7個セットは様々なサイズがあるので、乾物の大きさによって使い分けてくださいね。

《 ポイント 》

  • ワンタッチ開閉の乾燥食品専用保存容器
  • 英国ブランドKILNERのオシャレなガラスジャー
  • サビにくく水洗いしやすいステンレス製キャニスター
  • 小分け収納に便利な引き出し用ワイヤーボックス
  • スタッキング可能な山崎実業のプラスチック製ストッカー

まとめ

容器の中の二種類のパスタ

乾物の収納は見せる収納にしてもすてきだと思います。ガラスジャーを使うとオシャレで美しいですよね。乾物は湿気に弱いので、とにかく密閉性の高い容器に入れて収納することが必要です。長期間の保存には乾燥材も一緒に入れて収納しておくと鮮度を保つことができて良いです。

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