家計簿の付け方まとめ!管理しやすい書き方のコツから簡単おすすめノートまで

家計簿をつける

付けなきゃと思っていても、なかなか付けられないことが多い家計簿。そもそも家計簿の付け方がわからない、家計簿をつけた事がないという人も多いのではないでしょうか?家計簿を書く事で、お金の流れが簡単に確認できて計画的に節約や貯金を行えるようになるので、面倒臭がりの人にこそ家計簿をつけてもらいたいです。是非この記事を参考にしてみてください。

家計簿の付け方がわからない…管理しやすくするには?

悩む若い女性

いざ家計簿を付けよう!と思っても、家計簿初心者の方はどのように家計簿を付ければ良いのかわからないと思います。家計簿を付けるにあってまず「家計簿を付ける目標」をしっかり決めましょう。

家計簿を付けることの1番のメリットは、収入と支出がはっきり分かることです。収入のほうが支出よりも多ければその分貯金を行う事ができますよね。

「5万円貯めてバッグを買う」だとか「10万円貯めて旅行に行く」だとかお金を貯める目標を決める事が最も家計簿を継続する秘訣です。

家計簿に必要な項目は?

家計簿と電卓

上でご紹介したように目標が決まったら、実際に家計簿を付けてみましょう。

家計簿を付けるのに必要なことはお金の項目です。お金を「どのような目的」で「いくら使ったのか」が分かれば家計簿の目標は半ば達成できたも同然です。

必要最低限の食費や日用品、教育費、生活費、光熱費、お小遣いなど6つほどの項目は家計簿に乗せて内訳を確認するようにしましょう。それぞれの項目で記載するのは次のようなお金です。参考にしてみてください。

食費

ご飯に関する事は全部食費です。お菓子もジュースも全部ここに書きましょう。外食をする事が多い方は食費の他に「外食費」という項目を作って分けるのもおすすめですよ。

光熱費

水道代・ガス代・電気代はこちらに記載しましょう。季節によって家電の稼働率は違いますが、数年つければ年間を通しての違いが見えてきます。自分では気づけなかった無駄遣いを発見することができるチャンスです。

日用雑貨費

日用雑貨費には、定期的に買い替える必要のあるティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品を記入しましょう。他にもキッチン用具やちょっとした便利グッズなどの日用品も含みます。

買い物を基本的に大型スーパーなどで行う方は、食料品と日用雑貨をまとめて買う事が多いと思うので、分けて書くのが面倒くさかったら「食費、日用雑貨費」とまとめてしまってもいいかもしれません。「買わなければいけないもの」「買わないと生活できないもの」がまとまっていれば良いと思います。

衣服費

ファションに関する項目はここです。基本的には固定費というわけではありませんが、特に小さい子供のいる家庭であれば毎月定期的にかかるお金になると思います。月にいくら洋服を買っているか今一度見直してみてはいかがでしょうか。

女性の方であれば、美容院代や化粧品関連のお金をこちらに入れてもいいかもしれません。

娯楽費

友達と遊んだり、旅行に出かけたり、娯楽に使ったお金は娯楽費に記入しましょう。これはその時々で使う金額に幅があるので注意が必要です。

交通費

定期代や電車賃などの交通費はこちらに記載しましょう。通勤や通学などの金額はあまり変動がないので、予想が立てやすいです。

教育費

学校や塾、習い事などの子供にかかるお金は教育費に記入してしっかり管理しましょう。こちらも毎月の支払いがある程度決まっているので、必要な分だけ置いておくと良いでしょう。

医療費

治療費や処方箋代、市販薬の購入など、健康に関することは医療費に記入しましょう。持病や持続的な体調不良を持っている方などは、サプリメントに関する出費も含まれます。

交際費

交際費と娯楽費の違う点は、交際費は人付き合いの上で必要なお金のことを指すという点です。冠婚葬祭の時に包むお金、親戚や知り合いに贈るお祝いやプレゼント代などはこちらに記入しましょう。

《 ポイント 》

  • 食費: スーパーで買う食材の代金や外食したときの料理代
  • 光熱費: 水道、ガス、電気の使用料金
  • 日用品費: トイレットペーパーやティッシュ、調味料など日常生活に必要な消耗品代
  • 衣服費: 服や下着、靴の購入代金。女性なら化粧品や美容院代も
  • 娯楽費: 旅行に行った時の宿泊費や移動費、映画鑑賞料など娯楽でかかったお金
  • 交通費: 電車やバス、タクシーに乗るのにかかった交通費
  • 教育費: 子どもの学校の授業料や塾の月謝、スポーツクラブの会費など
  • 医療費: 病院の診療費や薬の代金、サプリメントやマスク代など健康維持にかかるお金
  • 交際費: 結婚式や葬式での返し、知人へのプレゼント代など人付き合いに必要なお金

家計簿の付け方のコツ4つ

家計簿と女性

家計簿を付ける時に重要なポイントは以下の4つ。細かさよりも継続することがカギになりますので、一つずつ見ていきましょう。

1.最初のうちは間違えても気にしない。

家計簿に限らず、最初から全部できる人なんていません。家計簿を付ける時も最初はたくさん失敗してやろうという気持ちで良いのです。間違えたら修正していけば段々家計簿を付けるのが上手くなりますよ。

レシートの管理や項目分けなども、続けていくうちにやりやすい方法が見つかってくると思います。大切なのは間違えないことではなく、「自分が管理しやすい方法」を分析して実践していくことです。

2.ボールペンを使わない。

家計簿を付けるときにボールペンを使っていませんか?

ボールペンを使っていると間違えたときに直すのが面倒だし、直した後も汚くなってしまってモチベーションに影響を与えます。なるべく鉛筆やシャーペンなどの消せるペンを使いましょう。

また最近では、スマホ上で家計簿を管理できるアプリも多数登場しています。データがキレイに残せるだけでなく、自動計算してくれる機能が備わっていたり、普段使っているクレジットカードと連携できたりして便利です。書くのが面倒な方は使ってみましょう。

3.細かくなりすぎない。

1円単位での家計簿を付けているとどうしても少しの差額が出てきてしまいます。そんなときにどこで計算を間違えたのか探すのは面倒ですし疲れてしまいますよね。家計簿は毎日続けなければいけないものなので、あまり細かくならずざっくりと計算するのが長続きの秘訣です。

ただし少しの差額の積み重ねで、後々それなりに大きな収支差が出てくる場合があります。家計簿上では5000円黒字なのに、手元には1円も残っていないということもあるかもしれません。そのようなズレを防止するために、毎月1000円~3000円程度の「予備費用」を計上するのがおすすめです。

あらかじめ計算上のゆとりを作っておくことで、家計簿と実金額の差額に振り回されることがなくなります。

4.自分のルールをしっかり決める。

どの項目にいれたら良いのか分からないお金については、曖昧なままにせずどの項目に入れるかしっかり決めておきましょう。それだけで今後の見通しがつきやすくなって、お金の計画が立てやすくなりますよ。

項目分けのコツとしては、「毎月変動がある出費かどうか」で分けると管理しやすいです。例えばエステ代をどこに振り分けるか迷った場合、毎月通っているのか気分転換にたまに行くだけなのか考えます。毎月通っているのであれば、固定費として「エステ代」を作るか、「衣服費」に含めてしまうのがいいでしょう。

たまに行くだけなら、娯楽費として計上するのがおすすめです。なるべく固定費の項目が多い方が、収支の管理がしやすいからです。

《 ポイント 》

  • 最初は間違えても気にせず、自分に合った方法を見つけることが大切
  • ボールペンではなく、修正できる筆記具や家計アプリを使う
  • 細かすぎずにざっくり記入し、差額は「予備費用」で調整する
  • 項目分けが難しい出費は、固定か変動かで判断しルールを決める

家計簿の付け方が簡単なおすすめノート

新しい家計簿とペンと電卓

家計簿を付けるのが簡単なおすすめノートを紹介します。ちょっと家計簿を付けてみたいなという家計簿初心者にも安心な3冊をピックアップしました。

手書きのものからレシートを貼るだけのものまでありますのでチェックしてみてください。

コクヨ ノート 家計簿 A5 スイ-122

コクヨ ノート 家計簿 A5 かがりとじ 56枚 スイ-122

コクヨのノート家計簿の特徴は何と言ってもシンプルなこと。家計簿は付けることに意味があります。多機能のノートを購入して面倒になってしまった事がある人はこちらの超シンプルな一冊がおすすめです。必要最低限の機能がこの一冊にまとまっています。一月ごとに決算ができる事はもちろん、固定費用を月初めに記入できるのもいいですね。大きすぎないちょうどいいサイズ感も魅力です。

いつでも始められる 365日の簡単やりくりダイアリー

― いつでも始められる 365日の簡単やりくりダイアリー (主婦の友生活シリーズ)

雑誌「主婦の友」の付録についてきたダイアリーが大幅にバージョンアップして帰ってきました。普通の家計簿の機能に加えて、主婦専門雑誌だからこそ分かる主婦に寄り添った目線の機能が盛りだくさんです。おすすめなのが、食費の欄にあるメニュー記載欄。買った食材と一緒にその日につくった献立などを書き込む事ができるので晩御飯のレシピに悩みがちには主婦には心強い機能です。1年間のお金の流れをしっかり追う事ができるのも魅力ですね。

新レシート貼るだけ家計簿 (主婦の友生活シリーズ)

新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! (主婦の友生活シリーズ)

毎日使ったお金を記入するのが面倒くさいと思うあなたにおすすめなのがこの一冊。新レシート貼るだけ家計簿は、レシートを貼るだけで家計の状態がすぐ分かるように設計されている家計簿です。

こちらも出版は「主婦の友生活シリーズ」ですが、本当にかゆいところに手が届く商品が多いですね。レシートをお財布にためちゃいがちなあなたはこの家計簿を使う事で、お財布の中身もきれいになるしお金の管理もできるしで一石二鳥です!ただ友達と割り勘になったりした場合はレシートがないので気をつけましょう!

ちなみに超シンプルで評判だった無印良品の家計簿は製造中止になっているみたいです。残念ですね。

家計簿はアプリでも付けられる

スマートフォンとレシート

毎日家計簿を付けるのは面倒くさい、スマートフォンで家計簿を付けられたら楽なのに、という人におすすめの家計簿アプリをピックアップしました。初心者でも簡単に始められるのはいいことですね!

おカネレコ(iPhone,Android)

おかねレコ

名前の通りお金をレコードしてくれるアプリです。すでに400万以上のダウンロード数のあるこのアプリは使ったお金の項目と金額を入力するだけで勝手に家計簿ができてしまいます。

一回の入力にかかる時間はたったの2秒!無料版でも十分便利ですが、もっと使いこなしたいという場合は月額480円の有料版の購入をおすすめします。

かけ〜ぼ(iPhone,Android)

かけ〜ぼ(家計簿)

アプリで家計簿を付けたいけど無料がいいというあなたにおすすめなのがかけ〜ぼ。毎日の収支を入力すると、1日ごとや1月ごとのお金の流れを、色分けして分かりやすく表示してくれます。

とてもシンプルなアプリですが、カスタマイズ機能を使う事で自分が使いやすいようにアレンジすることも可能なので助かりますね。

家計簿レシーピ(Android)

家計簿レシーピ

家計簿に記入するのもアプリに入力するのも面倒くさいという究極の面倒臭がりさんにおすすめするのが「家計簿レシーピ」です。

レシート撮影機能が搭載されているので、お財布の中にたまっているレシートを撮影するだけで勝手に家計簿を付けてくれます。便利なこの機能が無料で使えるだけではなく、dポイントや楽天ポイントがもらえたり、お得に家計簿を付けられるのが魅力です!

損をしているかも!NGな家計簿の付け方

空っぽの財布に悩む女性

家計簿を付けていても、家計簿の付け方を間違えてしまうとお金がたまらなかったり、最悪の場合は損をしたりするかもしれません。そうならないためにNGな家計簿の付け方を紹介します。

項目が多すぎる

家計簿初心者にありがちなのがお金の項目を増やしすぎてしまうこと。項目を増やしすぎると、それぞれの項目を管理しきれなくなってしまいます。

結果的に「今月の食費がギリギリだから、今月の娯楽費から食費に少し回そうかな」というように、節約をして貯金をする事が出来なくなってしまいます。気をつけましょう。

家計簿の付け方をコロコロ変える

家計簿初心者なら仕方ないのですが、家計簿の付け方をコロコロ変えてしまうのもNGです。

長い目で見たときに、自分の家計のどの項目で節約できるのかがわからなくなってしまうのでお金がたまりにくくなってしまいます。「こういう風に変えたいな」と思ってもまずは3ヶ月間同じやり方で家計簿を付け続けてみてください!

家計簿の付け方は知っていても続かない…対処法は?

ひらめいた笑顔の女性

家計簿の付け方は分かっているけど、どうしても続かないという人も多いと思います。折角なら家計簿を続けられるといいですよね。そこで家計簿を続けるためのコツを紹介します。

家計簿を付ける目標を確認する

家計簿は無駄な支出がないか確認して、節約・貯金をするためにつけるものです。冒頭でも伝えたように家計簿を付ける理由や目標をもう一度思い出してください。もし目標がなくなってしまったのであれば、お金を貯める目標をもう一度決めてもいいかもしれません。

自分にあったスタイルを見つける

家計簿の付け方は人によってそれぞれです。直接ノートに書くのが好きな人もいれば、アプリで管理するのが好きな人もいます。もし今の方法で長続きしないのであれば別の方法を探ってみてもいいかもしれません。

家計簿の付け方のコツをマスターして生活を潤滑に

楽しそうな家族

いかがでしょうか。家計簿を付ける事で無駄な支出を抑えて貯金をする事が出来ますよ。溜まったお金はあなたの自由に使えると思うとやる気が湧いてきませんか?是非、家計簿をマスターして生活を実り多いものにしましょう!

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よくある質問

  • 家計簿のつけ方は?

    ・短期間でいいので細かく記録する
    ・かならず家計簿の記録を振り返りをする
    ・家計簿に問題があればかならず改善案も考える

    >> 詳しくはこちら

  • 家計簿を続けるコツは?

    ・最初のうちは間違えても気にしない
    ・ボールペンを使わない
    ・細かくなりすぎない
    ・自分のルールをしっかり決める

    >> 詳しくはこちら

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