目次
衣類乾燥機は洗濯した衣類を早く乾かしてくれる優秀家電
衣類乾燥機は、洗濯した衣類を素早く乾かしてくれる優秀家電です。雨が降っている日はもちろん、春先は花粉が飛び散っていることもあり、外干ししたくないという人にも最適です。
また、衣類乾燥機で素早く乾燥させることで、雑菌の繁殖を抑え、生乾き臭を発生させずに済むという点も人気の理由でしょう。
ただし、上手に活用すれば便利な反面、衣類乾燥機は使い方や入れる洋服など、注意事項が多いです。誤った使い方をすると、故障の原因となったり、洋服を傷めてしまうため、きちんと説明書を読み込みましょう。
衣類乾燥機に入れてはいけない「洋服」5選
すべての洋服が衣類乾燥機で乾かせるわけではありません。中には乾燥機で乾かしてしまうと、洋服の生地が傷んでしまうものもあるので注意が必要です。そこで、ここでは衣類乾燥機に入れてはいけない洋服を紹介します。
1.ウール製の洋服
セーターなどウールが使われている洋服は、基本的に衣類乾燥機を使って乾かすことはできません。乾燥機は高温の熱風によって乾かすため、ウール製の洋服を入れてしまうと縮んでしまう恐れがあるからです。
また、縮むだけでなく、他の洋服と擦れて生地が傷んでしまう危険性もあります。ウールが使われている洋服は衣類乾燥機にかけないように気をつけましょう。
2.絹製の洋服
絹を使った洋服を衣類乾燥機で乾かそうとすると、絹独特の滑らかな手触りや光沢感が失われてしまう恐れがあります。乾燥機で乾かされている間に、繊維が毛羽立ってしまったり、毛玉ができてしまったりと見た目に清潔感がなくなってしまうのです。
絹製の洋服はとても繊細なので、直射日光に当てるだけでも傷んだり変色したりする恐れがあります。絹製の洋服を衣類乾燥機に入れることはもちろん、直射日光に当てることも避けましょう。
3.毛皮やレザー製の洋服
毛皮を使っている洋服や、レザー製の洋服なども衣類乾燥機で乾かしてしまうと大きなダメージを負ってしまい、見た目の美しさが損なわれてしまいます。
また、毛皮の場合は毛が抜け落ちた際に衣類乾燥機の故障原因となることもあるため危険です。繊細な毛皮の洋服やレザー服などは、基本的にクリーニングに出してプロに洗濯、脱水、乾燥してもらいましょう。
4.和服
着物などの和服も基本的に衣類乾燥機にかけてはいけない服として挙げられます。和服には特殊な加工が施されていたり、布地が繊細だったりするため、衣類乾燥機にかけてしまうと傷んでしまうのです。
せっかく綺麗な和服がダメージを負ってしまい、形が崩れたり、ほつれたりしてしまっては残念です。和服は専門のクリーニング業者などにお手入れを依頼しましょう。
5.吊り干し、平干し表示のある洋服
絹の洋服やウール製の洋服の洗濯表示には記載されていることが多いですが、その他の洋服にも吊り干しや平干し表示、あるいは衣類乾燥機禁止と表示されていることがあります。
これらの洋服は、衣類乾燥機に入れてしまうと、生地を傷めてしまったり、形が崩れてしまったりとさまざまなダメージを負う恐れがあります。
吊り干し、平干し表示のある洋服は衣類乾燥機にはかけず、しっかり脱水した後でそれぞれに適した干し方で乾燥させましょう。
衣類乾燥機の正しい使い方を今一度おさらいしよう
衣類乾燥機を使う際は、以下のポイントを押さえて使用しましょう。正しく使うことで、衣類を傷めず、またふんわりとした仕上がりになったり、生乾き臭を抑えたりすることができます。
- 洗濯物を脱水してから乾燥機に入れる
- 乾燥機のサイズに適した量の衣類を入れる
- 入れてはいけない洋服は入れない(洗濯表示を確認)
- 使用時は乾燥機周辺を換気する
- 厚手の衣類と薄手の衣類は分けて乾燥すると良い
衣類乾燥機を置いている場所が狭いスペースの場合は、使用中の換気を推奨します。衣類乾燥機は高温の熱を発生させるため、温度差で結露が起こる可能性があるからです。
また、フィルターを定期的に掃除することも重要です。フィルターが汚い状態のままでは、稼働効率が下がるため、電気代が上がったり乾きにくくなったり、埃が洋服に付着してしまうなどのリスクが考えられます。
衣類乾燥機は正しく使って服を傷めずに乾燥させよう
衣類乾燥機は便利な家電ですが、正しく使わなければ大事な衣類を傷めてしまう恐れがあります。今一度、ご自宅の衣類乾燥機の説明書をお手に取り、正しい使い方や注意事項を熟読してみてください。