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ボールペンのインクが出なくなった時に復活させる5つの方法
インクが切れていないのに、ボールペンのインクが出ない原因は、ペン先が固まりインクが詰まっていたり、空気が入っているためです。簡単に復活させることもできるので、やり方をご紹介します。
1.ペン先を手で握って温める
しばらく使っていなかったボールペンは、ペン先部分がインクで固まってしまいやすいです。その場合はペン先部分を手で握って温めることで、インクが柔らかくなり改善できることも。
温める方法では、ライターを用いるのはNGです。ドライヤーを使う際は、ボールペンから約20センチほど離して、温風を当てる時間も30秒ほどにしましょう。
2.ティッシュにゆっくりと試し書きをする
温めてもインクが出ない場合は、ティッシュペーパーを数枚重ねて、その上をゆっくりと線を書いていきます。ティッシュは繊維が細かいため、摩擦によってインクの先が温まり改善されることがあります。または、試し書きのようにクルクルと円を描いてみましょう。
3.ペン先を掃除する
ペン先にホコリやインクが固まっているケースもあります。その場合は以下の2つの方法を試してみましょう。
- タバコのフィルター(吸い口)部分にペン先を押し当てる
- ティッシュでペン先を掃除する
タバコのフィルター部分は細かい汚れを取るのに適しているので、ペン先を押し当てて汚れを取り除くのに役立ちます。たばこが無い、という場合はティッシュを何枚か重ねてペン先を押し当てながら掃除してみてくださいね。
4.ボールペンを振り回す
インクが出なくなる原因には空気が入ってしまう場合もあります。その時は、ボールペンを振り回すことで遠心力により、中に入った空気が抜けることもあるので、試してみましょう。
手で持って振り回す方法や、輪ゴムをボールペン本体に結びしっかりと固定させ振り回す方法などあります。近くに人がいないか確認してから試してくださいね。
5.冷やすことで復活するボールペンもある
擦ることで書いた文字が透明になるフリクションペン。このフリクションインキは60度以上で無色に、マイナス10度以下で色が復元し始めて、マイナス20度前後で色が完全に戻るという特性です。
その特質から、フリクションペンのインクが出なくなった場合は、ビニール袋にボールペンを包み、冷蔵庫か冷凍室に入れて、一晩以上そのままにしてみると復活することがあります。
ボールペンのインクの寿命
まだあまり使っていないのにインクの出が悪いと感じる場合は、保管状態や購入から時間が経過していることが原因かもしれません。
ボールペンの使用期限は2年~3年が目安
ペン先が詰まる原因は紙の繊維やほこりによるものです。表面がつるつるしている感熱紙などコーティングされている紙に字を書く時に使うと、詰まりやすいとも言われています。
また、ボールペンのインクは、使わない期間が長くなると溶剤が蒸発するため、インクが出にくくなると考えられます。インクはなるべく新しいうちに使うのが望ましく、ボールペンの寿命は一般的に2年~3年が目安となっています。
寿命をのばすコツ
少しでもボールペンを長持ちさせるには、保管する際、ペン先を下に向けておくのがおすすめです。ペン先を上に向けておくと、先端部分に空気が入りやすくなりインクが詰まりやすくなるためです。
また、ペン先を収納せずそのままの状態で置いておくと、ペン先が乾燥したりホコリが付く、インク漏れの原因にもなります。キャップをする、またはペン先を収納した状態で下に向けて保存しましょう。
残っているように見えてもインク切れの場合もある
芯の部分にインクの色が残っていても、着色しているだけでインクそのものは切れていることもあります。その場合は、ご紹介した復活方法を試しても当然書けるようになりません。また、インクが残っていても復活できない場合もありますので、試しても無理な場合は買い替えてくださいね。