冷凍フルーツのおすすめの解凍方法!電子レンジでもできる?

冷凍フルーツ盛り合わせ

冷凍フルーツはスーパーやコンビニでも販売されていますが、新鮮なフルーツをそのまま冷凍していますので、好きなフルーツをいつでも楽しむことができます。この記事では、冷凍フルーツの正しい解凍方法と、冷凍フルーツを美味しく解凍する方法、冷凍フルーツのアレンジレシピなどをご紹介します。この記事を参考に冷凍フルーツを美味しく食べてくださいね。

冷凍フルーツの解凍方法でおすすめは?

フルーツ盛り合わせ

冷凍フルーツは冷蔵庫で自然解凍

冷凍フルーツは冷蔵庫で自然解凍しましょう。お皿に冷凍フルーツをのせてラップをし、冷蔵庫で解凍します。

ラップをかけることで冷凍フルーツの乾燥を防ぐだけでなく、冷蔵庫のニオイ移りを防ぐことができます。袋入りの冷凍フルーツの場合は袋ごと冷蔵庫に入れて自然解凍しましょう。

ベリーなどの冷凍フルーツは、水分と共に色素も流れ出ます。お皿に色が付かないようキッチンペーパーをしいておくことをオススメします。

冷凍フルーツは解凍の時に水分が流れ出る

冷凍フルーツは、冷凍している時は見た目は生のフルーツと変わらないのですが、解凍するとフルーツの中から水分が抜けてしまいます。

その理由は、生のフルーツを冷凍して解凍することで、フルーツの繊維が壊れてしまうからです。繊維が壊れると内部の水分を維持する能力が失われ、解凍と同時に水分が流れ出てしまいます。また水分と共に甘味がある果汁も流れ出てしまうため美味しさが損なわれることも多いです。

冷凍フルーツは半解凍がベスト

解凍して水分が抜けたフルーツは見た目が一回り小さくなったりシワシワになりがちで、食感も生フルーツと変わりますので、冷凍フルーツは半解凍で食べるのをおすすめします。冷凍フルーツの解凍で流れ出た水分は果汁ですので食べることができます。

半解凍だと果汁が残っていますし、シャキッとした食感を味わうこともできますが、全解凍すると多くの果汁が流れ出てしまい、食感もべちゃっとしますのであまりおすすめしません。

また、冷凍フルーツは生のフルーツに比べて栄養価が高くなるものや甘みが増すものがあります。たとえば、ブルーベリーの場合、冷凍することで「ビタミンC」「レスベラトロール」「アントシアニン」などが増え、アンチエイジング効果も高くなりますので、あえて冷凍させてから食べる人もいます。

全解凍の場合、せっかくの栄養素が流れ出てしまいますが、冷凍のままや半解凍では、栄養素を逃さず食べることができます。

冷凍フルーツの果汁も食べる場合は、何も敷かずにお皿の上に冷凍フルーツを置くだけでOKですが、パンケーキなどのトッピングに使う場合は、お皿の上にキッチンペーパーを敷いて水分を取りながら解凍するか、解凍後、水分を拭き取って使用しましょう。

冷凍フルーツの解凍時間の目安

冷凍フルーツの解凍で、糖分が多いフルーツや、水分を多く含むフルーツほど解凍時間は早いです。ですので、フルーツの種類によって自然解凍の目安は異なりますが、平均的に半解凍であれば冷蔵庫で20~40分程度、完全に解凍する場合は60~120分程度が目安となります。

冷凍ブルーベリー・ラズベリーの解凍方法

冷凍ベリーを解凍するときは、キッチンペーパーなどをしいた容器に広げ冷蔵庫内で自然解凍するのが一般的です。冷凍ベリーを解凍するとき、水分と共にベリーの色素も流れ出るため、解凍容器に色が付いてしまう恐れがあります。洗っても色が落ちにくい可能性もあるため、あらかじめキッチンペーパーなどを敷いておくことをオススメします。

解凍した冷凍ベリー系は、そのまま食べるのはもちろんトッピングとしても活躍します。ただし、解凍することで形が崩れやすく食感も柔らかくなります。味も水っぽさを感じやすくなるため使うレシピによっては、解凍しない方が相性いいかもしれません。

冷凍いちごの解凍方法

イチゴも冷凍ベリー同様、キッチンペーパーをしいた容器に入れて冷蔵庫で自然解凍します。ただし、解凍することで食感が柔らかくなり形も崩れやすくなります。

そのまま食べるのであれば冷凍のまま、もしくは半解凍の方がシャーベット感覚を楽しめるためオススメです。

冷凍パイナップルの解凍方法

冷凍パイナップルを解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍します。ただし、パイナップルは全解凍してしまうと流出する水分と共に果汁も流れ出てしまいます。

味わいや風味が大幅に損なわれるため冷凍パイナップルは半解凍に留めておくのがオススメです。冷凍パイナップルを半解凍したいときは冷蔵庫内で30分程度自然解凍するのがひとつの目安となります。

全解凍してしまったパイナップルは、そのまま食べるのには不向きですが飾り付けなど色彩として活躍します。

冷凍メロンの解凍方法

瑞々しい食感と味わいが特徴的なメロンも冷凍保存できます。ただし、冷凍メロンを解凍してしまうと、形が崩れやすくなり甘い果汁も流出してしまうため美味しさが損なわれてしまいます。

そのため冷凍メロンは半解凍程度で食べるのがおすすめ。室温で10分程度置いておくだけでも、程よく解凍されます。半解凍のメロンは生にはないシャキシャキとした食感と冷たさが魅力。夏に食べたいスイーツとなります。

冷凍フルーツケーキの解凍方法

冷凍されているフルーツケーキも冷蔵庫での自然解凍がベストです。迂闊に電子レンジで回答しようとすると生クリームなどが溶けて台無しになります。また、ケーキは傷みやすい乳製品を多く使用していることが多いため常温での解凍もオススメしません。

しかし、冷凍されたフルーツケーキは完全に解凍するとフルーツから水分が流れ出て水っぽくなり見た目が悪くなる恐れもあります。だからといって、半解凍でシャキシャキ感が残っているケーキも食感的に微妙となります。

解凍によって見栄えや味わいが悪くなることを避けたい方は、冷凍フルーツケーキを選ばないのも、ひとつの選択です。

《 ポイント 》

  • 冷凍フルーツは冷蔵庫で自然解凍がおすすめ
  • ラップをかけることで乾燥とニオイ移りを防ぐ
  • 解凍時に水分が流出するためオイルを敷くといい
  • 完全解凍すると食感が損なわれるので半解凍がベスト
  • 解凍時間はフルーツの種類によって異なる
  • ベリー類は色素が流出するので新聞紙等を敷くとよい
  • パイナップルは半解凍がおすすめで完全解凍は不可
  • メロンは半解凍がシャキシャキ感が楽しめておすすめ
  • ケーキ類は完全解凍を避け、食べる直前に解凍するのがいい

冷凍フルーツの解凍は電子レンジでもできる?

キッチンで電子レンジを操作する女性

冷凍フルーツは電子レンジで解凍するのはNGです。冷凍から加熱した場合、急激な温度変化で破裂するフルーツもあります。また、フルーツの味、食感、香りが悪くなる可能性がありますので電子レンジで解凍するのはおすすめしません。

袋のままでしたら、ボールにぬるま湯を入れ、1~3分ほど浸して半解凍になったら取り出しましょう。もし、どうしても電子レンジで解凍したいと言う方は、電子レンジの解凍モードでこまめに解凍状況をチェックしながら、半解凍になったらやめましょう。

《 ポイント 》

  • 電子レンジでの解凍は基本的にNG
  • 味、食感、香りが損なわれる可能性がある

冷凍フルーツを解凍するときに気を付けること

カットフルーツを食べる女性

冷凍フルーツは果物を長期間冷凍保存でき、そのままデザートとして食べたり、お菓子のトッピングとして活用できたりと使い道がたくさんあります。その一方で解凍する際、注意しておきたいポイントも多いです。

暑い夏の室温で自然解凍するのはNG

冷凍フルーツを暑い部屋に置いておくとすぐ溶けて全解凍し、フルーツから水分が大量に流れ出てしまいます。全解凍したフルーツはベチャっとした水っぽい食感で、生のフルーツに比べると味も悪くなります。

夏の暑い日は衛生・品質面においても食材が傷みやすいです。冷凍フルーツを解凍するときは冷蔵庫に仕舞うのが基本となります。

トッピングは水分を取る

冷凍フルーツをパンケーキやタルト、サラダなどのトッピングに使用する場合、フルーツの水分と共に色も流れ出てきます。トッピングするものによっては見た目が悪くなります。冷凍フルーツをトッピングで使用する場合は、お皿にキッチンペーパーを敷いて解凍してから使用しましょう。

このときのポイントは必ずキッチンペーパーを敷くこと。キッチンペーパーが冷凍フルーツが解凍されることで生じる水分を吸い取ってくれます。ただし、キッチンペーパーを敷いても水っぽさが残ってしまうフルーツはそもそもトッピングに向いていません。

生と味が変わる冷凍フルーツがある

スーパーやコンビニなどでさまざまな冷凍フルーツが販売されています。そんな冷凍フルーツの中でも解凍すると生のフルーツと食感があまり変わらない冷凍フルーツと、食感がまったく変わる冷凍フルーツがあります。

ブルーベリー、チェリー、ぶどうなど皮がついているものは皮が水分が流れ出るのを防いでくれますが、皮がないマンゴー、メロン、いちご、パイナップルなどは、水分が流れ出やすいため食感が大きく変わります。ですので、皮がない冷凍フルーツは半解凍で食べましょう。

お弁当は水分が少ない冷凍フルーツを入れる

冷凍フルーツをお弁当に入れることで保冷剤代わりにすることができます。ただし、おかずやご飯のそばに入れると解凍された果汁で色がついて見た目が悪くなります。その他にも果汁によってご飯に甘味が付与され、美味しさも微妙なものとなる恐れがあります。

お弁当に冷凍フルーツを持って行く際は、お弁当箱とは別容器に入れた方が無難です。

《 ポイント 》

  • 暑い夏の室温で自然解凍するのはNG。
  • トッピングに使う冷凍フルーツはしっかり水分を取る。
  • ブルーベリー、チェリー、ぶどうなど皮がついているものは皮が水分が流れ出るのを防ぐので生に食感が近い。
  • お弁当は水分が少ない冷凍フルーツを別容器に入れる。

解凍した冷凍フルーツの使い方

フルーツゼリー

冷凍フルーツは生フルーツとは、また違った食感や風味を持っています。ここでは、そんな冷凍フルーツの特性を最大限活用したアレンジレシピを紹介します。

アイスティー

冷凍フルーツをアイスティーに入れると、果汁が流れ出てフルーティな味を楽しむことができます。また、氷代わりになりますが、味が薄まらないので時間がたっても美味しく飲めます。

アイスティにあう冷凍フルーツは、ブルーベリー、チェリー、いちごなどのベリー系のものや、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系がおすすめです。

見た目もオシャレになるため、インスタなどでSNS映えしそうです。

冷凍フルーツトースト

トーストした食パンにクリームチーズを塗り、半解凍した冷凍フルーツをのせます。ヒンヤリしていて、とても美味しく食べることができます。夏の暑い日にピッタリなスイーツとなります。ただし、早くしないと冷凍フルーツの解凍が進んで食べにくくなってしまいます。

食パンは一口大くらいの大きさにカットしてからトーストし、冷凍フルーツたちをトッピングすると見た目が可愛くなり、食べやすくなりますよ。

フルーツヨーグルト

ヨーグルトに冷凍フルーツを入れるだけです。アイスやはちみつを加えると一味違った美味しさになります。ヨーグルトはフルーツ全般と相性がいいため、基本的にどの冷凍フルーツを入れても問題ありません。

見た目もフルーツの色合いで鮮やかになるため、食欲をそそります。健康習慣としてヨーグルトを食べている方は、ちょっとした味の変化を楽しめるため続けやすくなります。

アイスクリーム

冷凍フルーツとアイスクリームは相性抜群。アイスクリームの甘みと冷凍フルーツの酸味が絶妙にマッチして、より美味しいスイーツに変身します。バニラアイスの横に添えれば、見た目も格段に良くなります。

どのフルーツもアイスのトッピングとして活躍できますが、個人的にオススメなのがベリー系の冷凍フルーツ。バニラの風味とベリーの酸味が相性良くおすすめです。

フルーツケーキ

冷凍フルーツをそのままケーキの上にトッピングすると汁が出て見栄えが悪くなりますが、スポンジケーキをスライスし、スポンジとスポンジの間に冷凍フルーツをはさむと色がにじみ出ても気になりません。

スライスしたスポンジに冷凍フルーツをのせたら、上から生クリームで覆い、それを重ねていくと、冷凍フルーツがズレることもありません、

料理に入れる

冷凍フルーツを料理に加えるとちょうどいい甘みとコクをだすことができます。たとえば、カレーに冷凍バナナの冷凍を入れて煮ると甘みやコクがでて美味しくなります。鶏の煮物に冷凍オレンジを入れて煮るとさっぱりした味になります。

最後に

冷凍フルーツ盛り合わせ

冷凍フルーツの解凍方法を紹介しましたが、冷凍したままの状態でも美味しく食べることができます。冷凍のまま食べることができれば、果汁もしっかり味わうことができますね。

私はベリー系の冷凍フルーツが好きで、そのまま食べることが多いですが、アイスクリームに混ぜて食べるのもおすすめです。ちょうどいい甘酸っぱさと、アイスに混ざったカラフルなパープルやレッドが美味しさをアップします。せひ食べてみてください。

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