『生で食べてはいけない野菜』5選!その理由と正しい食べ方

新鮮な野菜

栄養摂取の観点から、生食が推奨されることの多い野菜ですが、中には生で食べるべきではないと言われている野菜も存在します。今回は、生で食べてはいけないと言われている野菜とその理由、正しい食べ方などを解説します。

多くの野菜は生食が推奨!中には例外となる野菜も…

緑黄色野菜

一般的に、野菜は生で食べることを推奨されることが多いです。中でも、サラダとしてドレッシングなどと一緒に食べる方法が定番ですよね。

これは、野菜に含まれる酵素やビタミン類といった栄養素が、加熱されることで壊れやすい性質を持っていることが理由です。本来、野菜が豊富に含んでいる栄養素をそのまま取り入れるため、生で食べることが推奨されています。

生で食べると体調不良や食べにくさを感じる野菜も

基本的には生食が推奨されることの多い野菜ですが、中には生で食べることで体に悪影響をもたらしたり、そもそも生では食べにくさを感じる野菜もあります。

野菜に含まれている成分によっては、生のまま摂取してしまうと病気を発症する原因になることもあり、野菜によっては加熱調理してから食べることが推奨、あるいは注意喚起されているものもあります。

『生で食べてはいけない野菜』5選!正しい食べ方も解説

じゃがいもや玉ねぎなどの野菜

生で食べてはいけない野菜には、どのような野菜が含まれているのでしょうか。ここでは『生で食べてはいけない野菜』とその理由、さらに正しい食べ方やおすすめの調理法なども解説します。体に悪影響をもたらす恐れもあるので、正しい方法で調理し摂取しましょう。

1.じゃがいも

じゃがいもは『でんぷん』が含まれている野菜として有名です。このでんぷんは加熱調理をせずに摂取してしまうと、体内で消化されにくい特性を持っています。

そのため、生のまま大量のじゃがいもを摂取してしまうと、体内ででんぷんが消化されずに体調不良につながる危険性があるのです。

これはじゃがいもだけでなく、他のいも類にも同じことが言えます。火を通すなどして加熱調理してください。

2.ほうれん草

ほうれん草には『シュウ酸』という成分が含まれています。シュウ酸は少量摂取する分には問題ありませんが、大量に摂取してしまうとカルシウムの吸収を妨げてしまったり、体内に溜まったシュウ酸がミネラルと結合したりする恐れがあります。

シュウ酸とミネラルが結合してしまうと、尿結石や腎結石などの病気の原因となる恐れがあり大変危険です。必ず茹でるなど火を通してから食べるようにしましょう。

3.玉ねぎ

玉ねぎには『アリシン』と呼ばれる成分が含まれており、このアリシンを摂取してしまうと、腹痛やめまい、皮膚が荒れてしまうなどの症状が見られることがあります。他にも怪我をした際に出血が止まりにくくなるなどの後遺症を残す恐れがあります。

ただし、サラダなどに使う際は生のまま玉ねぎを使いたいという方もいるでしょう。その場合は、一度に大量摂取せず、数枚スライスした玉ねぎを使うようにしましょう。

4.もやし

もやしは消費期限が早いため、簡単に調理を済ませて大量に消費しようと考える人もいます。しかし、もやしも生のまま食べてはいけない野菜の1つです。

もやしは発育過程において日光を浴びません。そのため、他の野菜とは違い、自然に毒素を抜くことができないのです。

毒素が含まれている状態で摂取してしまうと、雑菌や大腸菌が繁殖した状態で口の中に入ってしまう危険性があり、腹痛や下痢、嘔吐、さらには吐血などの重い症状を起こす恐れもあります。

茹でたり炒めたり、必ず加熱調理をした上で食べるようにしてください。

5.枝豆

枝豆には、「サポニン」「レクチン」という有毒成分が含まれていることをご存知でしょうか。

サポニンは大量摂取してしまうとコレステロールの吸収を阻害してしまったり、蕁麻疹を引き起こす危険性もあります。また、レクチンは食中毒症状を引き起こす原因となる成分です。

どちらの成分の熱に弱い特性を持っているため、しっかり茹でて加熱調理することで、枝豆を安全に食べることが可能です。

野菜はそれぞれ適した調理方法で美味しく安全に摂取しよう

いかがでしたか。一般的に野菜は生で食べる方が栄養を吸収しやすいと言われています。しかし、今回紹介したような野菜は、生のまま食べてしまうと体調不良の原因となる恐れがあるので、必ず加熱調理をした上で摂取しましょう。

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