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香典の入れ方、注意していますか?
香典は、入れる金額や書き方によって、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれないものです。お世話になった人のお葬式で渡すものなので、失礼がないものに仕上げるのがマナー!どのようなことをすべきではないのか、事前にチェックしておきましょう。
香典における『5つのタブー』
香典におけるタブーは、以下のものがあります。
1.千円札ばかり包み、かさ増しする
香典だけでなく、他の場面であっても、千円札でかさまししてしまうのは失礼な行為です。
- 厚みがあり、不自然
- いくら入っているのか、数えるのが大変
- 見栄っ張りな感じがして、不快に思われるかも
あまりにも大きな金額を包んでしまうのも、失礼にあたる行為です。祝い事のようにとられたり、多額の香典を包まれることで遺族の負担が多いくなります。
2.偶数の金額を包む
祝い事では偶数の金額を包むのがよいとされていますが、香典は奇数の金額を包むのがマナーです。
割り切れる数の金額を包むと、「故人との縁が切れる」ことを意味するため失礼な行動にあたります。
3.縁起の悪い数字の金額を包む
日本人は忌み数を気にするので、その部分にも配慮すべきです。
- 4…死を連想させる
- 9…苦しむ
故人がキリスト教徒の場合は「13」も避けるべき数字といえます。相手の宗教によって、包む金額を考慮しましょう。
4.どんな香典にも「御霊前」と書く
相手の宗教を気にせず、香典に「御霊前」と書いてしまうのはNG。
- 御霊前…仏式・神式・キリスト教式で使用可能だが、浄土真宗では使用不可
- 御仏前…故人が浄土真宗の場合使用する
- 御花料…故人がキリスト教の場合に使用する
- 御玉串料…故人が神道の場合に使用する
相手の宗教がわかっているのであれば、宗教に合わせた表書きをするのがマナーです。
5.香典に濃い色の墨で記入する
香典に表書などを記入するときは、薄い色の墨を使用するのがマナーです。濃い色の筆ペンを使用するのはNGとされています。薄い色の筆ペンは100円均一でも購入可能なので、買い物ついでに購入しておきましょう。
香典の守るべきマナー
香典にまつわる守るべきマナーは、以下のものが挙げられます。
- 新札でないお金を包む…命が尽きるのを待っていたような印象を、持たれてしまわないため
- お札の向きをそろえて香典袋に入れる…お札の裏面が香典袋の表面に来るように入れる
- 香典袋の金額と、袋の装飾が大きくかけ離れないよう考慮する
- 袱紗に包んで、香典を持参する
すぐに出すからと、袱紗に包まず香典を持参するのはNG行為。香典として包む金額と、香典袋の価格のバランスなど、細かな部分にも気を配りましょう。
まとめ
香典は、どんな人でも書いたり持参する場面が必ずあるものです。今すぐ使う知識ではなくても、知っておくことでいざというとき慌てずに済みますよ。