目次
「窓拭きに新聞紙はよくない」は間違い?
窓拭きに新聞紙を使うときれいに汚れが落ちるという話を聞いたことはありますか?
その話を聞いて実際にやってみた人が多いようですが、中には「窓拭きに新聞紙を使うのはよくないのでは?」と思ってやらない人もいます。
窓拭きに新聞紙を使うのはよくないという人の意見として「新聞紙のインクが窓に付きそう」「窓に傷が付きそう」などがありますが、実際にはどうでしょうか?
結論から先に言いますと、窓拭きに新聞紙を使うのはよくないというのは間違いです。
インクが汚れを分解してくれる
「新聞紙のインクが窓に付きそう」という心配はありません。新聞紙は油性のインクを使っています。
窓ガラスの汚れは、手で触った際についた皮脂や垢、ホコリ、調理で飛んだ油などの油性の汚れがついています。それらの油分を新聞紙の油分が分解してくれますのでキレイに落とすことができます。
新聞紙の表面は粗いので、窓の汚れをからめ取ります。その後、油汚れを落としたインクは新聞紙に吸収されますので窓に付くことはありません。雑巾などで拭くと繊維が残ってしまいますが、新聞紙の場合は繊維が残りません。
コーティングしてくれる
また、新聞紙のインクがワックスをかけたように窓をコーティングしてくれますので、汚れが付きにくくなります。
雑巾などの布で拭くと窓に繊維の跡が残ることがありますが、新聞紙は跡が残りません。新聞紙で窓拭きするとピカピカになって汚れが付きにくくなるなんて一石二鳥ですね。
「窓に傷が付きそう」という心配もありません。ただし、窓に砂や硬いホコリやゴミがついていて、その上から新聞紙でゴシゴシ擦ると傷が付く可能性がありますので注意しましょう。新聞紙で窓拭きする前に、窓についているホコリや砂などを事前に水拭きして取り除きましょう。
このように、新聞紙を使って窓拭きすると、よくないどころか多くのメリットがあります。
《 ポイント 》
- 新聞紙のインクの油分が窓についている油汚れを分解して、汚れを落とす。
- 掃除の前に砂やホコリを水拭きしておく。
窓ふきを新聞紙でキレイにする方法
窓拭きに新聞紙はよくないと思っていた方は、新聞紙を使った正しい拭き方でチャレンジしてみてください。新聞紙で窓拭きする際にやってはいけないことやよくないご紹介します。
新聞紙で窓拭きする方法
用意するもの
- 新聞紙:一日分(窓の大きさで枚数を決める)
- 洗面器
最初に「窓拭き用の新聞紙の作り方」を説明します。次に「新聞紙で窓拭きする手順」を説明します。
窓拭き用新聞紙の作り方
手順
- 新聞紙を広げて真ん中の折れ線部を半分に切ります。
- 半分にした新聞紙をぐしゃぐしゃに丸めて玉を作ります。
- ぐしゃぐしゃに丸めた玉をいくつも作ります。
濡らした新聞紙で窓拭きする
手順
- 新聞紙の玉を洗面器にぬるま湯を入れます。
- 新聞紙の玉をぬるま湯に浸し、ギュッと握って水分を軽く絞ります。
- 新聞紙の玉で窓の上から下に向かって水拭きします。
- 上から下に向かって拭くのを繰り返し、窓全体をまんべんなく拭きます。
- 水拭きが終わったら、窓の水分が蒸発する前に濡らしていない新聞紙の玉で乾拭きします。
- 掃除でたれた水分が窓枠に落ちていますので乾いた新聞紙で拭き取ります。
- 窓がピカピカになったら完了です!
新聞紙を水で濡らして拭く方法をご紹介しましたが、炭酸水を使って落とす方法もあります。
しゅわしゅわしている炭酸水には二酸化炭素が含まれています。二酸化炭素は汚れを浮かして落とす効果がありますので窓拭きに最適です。
炭酸水で汚れを浮かし、新聞紙のインクで油を分解するのですからキレイになるはずですね。
また、炭酸はすぐ蒸発するため、水拭きの跡は残りませんので乾拭きする必要がありません。炭酸水で濡らした新聞紙で窓を拭いてみましょう。
炭酸水と新聞紙で窓拭きする手順
用意するもの
- 炭酸水(無糖)
- 新聞紙:一日分(窓の大きさで枚数を決める)
- 洗面器
手順
- 洗面器に炭酸水を入れます。
- 新聞紙の玉を炭酸水に浸し、軽く絞ります。
- 炭酸水で濡れた新聞紙で、窓の上から下に向かって水拭きします。
- 上から下に向かって拭くのを繰り返し、窓全体をまんべんなく拭きます。
- 最後に窓枠を拭いたら完了です!※炭酸水は速攻で蒸発しますので乾拭きしなくてもOKです。
注意点
濡れた新聞紙の玉で、上から下ではなく、下から上に向かって拭くと、汚れた水がたれてしまうので注意しましょう。
水拭きした後、新聞の玉ですぐ乾拭きしないと水分が蒸発した後、拭いた水分の跡が残ってしまいますので、すぐ乾拭きしましょう。
《 ポイント 》
- 掃除で使う新聞は丸めて玉にしてから使う。
- 新聞の玉を濡らして窓の上から下に向かって水拭きする。
- 水拭きした後は、水が蒸発する前にすぐ乾拭きする。
- お湯の代わりに炭酸水を使うと汚れが浮き出て早く落ち、すぐ蒸発するので乾拭きは不要。
窓拭きに新聞紙を使うメリット
先に話ましたが、窓拭きに新聞紙を使うのはよくないというのは間違いで、逆に新聞紙で水拭きや乾拭きするのは多くのメリットがあります。
汚れにくくなる
新聞紙のインクがワックスの役をし、窓をコーティングしてくれますので、汚れが付きにくくなります。
そのまま捨てられる
窓拭きをした新聞紙は、そのまま燃えるゴミに捨てることができますのでとても楽です。
コスパが良い
洗剤を使わず、新聞紙だけで汚れを落とすことができますので節約になります。
《 ポイント 》
- 窓拭きに新聞紙を使うとコーティング作用があるので汚れが付きにくくなる。
- 窓拭きした新聞紙はそのまま捨てられる。
- 洗剤を使わないのでコスパが良い。
窓ふきに新聞紙を使う際の注意点
実際に新聞紙で窓拭きして、やっぱり窓拭きに新聞紙を使うのはよくないと思った方は、次の点が原因かもしれません。
新聞紙をクシャクシャに丸めているか?
新聞紙を折りたたんで使うより、丸めて使う方が吸水性があり、力を入れて拭かなくても汚れをからみ取ってくれますので汚れをたらすこともありません。
水拭きや乾拭きで、こまめに新聞紙を取り換えているか?
汚れた新聞紙を使うと、汚れがよけい広がってしまう可能性があります。また、汚れがたれてしまい二度手間になってしまいますので新聞紙はこまめに変えて新しい物を使いましょう。
水拭きの後、水が蒸発する前に乾拭きしているか?
水が蒸発すると、拭いた跡や汚れが残ってキレイになりません。そのため水分が蒸発する前に乾拭きしてしっかり水分や残った汚れを取りましょう。
窓は上から下に向かって拭いているか?
窓を下から上に向かって拭くと汚れた水が落ちてきますので、再度拭かなくてはなりません。二度手間になりますので必ず上から下に拭きましょう。
最後に
窓拭きに新聞紙を使うのはよくないというのは間違いでしたね。
窓の汚れは新聞紙でピカピカにすることができますが、汚れ過ぎていると新聞紙だけでは汚れをキレイに落とすことができないかもしれません。
また、キッチンの窓は頑固な油汚れがこびり付いていますので、新聞紙のインクだけでは油を分解するのは難しくなります。そんな時は、新聞紙で窓拭きする前に、スポンジで擦り洗いをしておきましょう。
今まで、新聞紙で窓拭きするのはよくないと思っていた方は、これを機会にチャレンジしてみてください!