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鉄道運賃の柔軟変更、制度検討へ 国交省小委員会の中間取りまとめ
国土交通省は7月26日、鉄道運賃を柔軟に変更できる制度の検討などを盛り込んだ中間取りまとめを大筋で了承しました。
過疎化や新型コロナウイルス禍で経営が悪化する鉄道会社の支援が念頭にあるようで、今夏以降、具体的な検討を開始し、結論が得られたものから実施に移すようです。
中間取りまとめでは「現行の運賃・料金制度を前提」としたうえで、運賃変更を簡素化、効率化する案を複数提示。運賃算出の基礎となる「総括原価方式」の算定方法を見直し、災害など安全対策に必要な費用を反映させやすくするほか、沿線の関係者と鉄道会社の間で合意が得られれば値上げができる仕組みも検討しているようです。
今後、「時間帯などによって鉄道運賃が変わるかもしれない」このニュースについて、主婦の声を聞いてみました。
賛成!運賃を柔軟に変更することで「混雑緩和」「時差出勤」に期待
時間帯などによる運賃変更によって、ラッシュの混雑緩和や時差出勤などが広がることに期待すると多くの声。
【主婦の声】
50代・専業主婦(神奈川県)
「混雑が解消されると思うので良いと思う」
40代・パート・アルバイト(東京都)
「良いと思う。時差出社が広まるきっかけになると思う」
30代・会社員(正社員)(兵庫県)
「人が分散されるのはいいと思う」
30代・パート・アルバイト(神奈川県)
「利用する側もお得に乗れるしいいことだと思う」
反対!運賃を変更しても「もっと混雑しそう」など変わらないのでは
運賃を変更しても、もっと混雑するなど不安の声も。
【主婦の声】
50代・パート・アルバイト(神奈川県)
「時間帯によって安くなっても仕事や学校の関係で混雑は変わらないように思います 学校や会社の始業時間の変更も一緒に考慮するべきでは?」
40代・会社員(契約・派遣社員)(茨城県)
「コロナの感染者が増えている今、料金の違いで時間を変える人が増えていくとおもう」
40代・パート・アルバイト(北海道)
「割安になったらもっと混雑しそうです」
まとめ
鉄道運賃を柔軟に変更できる制度の検討は、概ね賛成の声が多く寄せられました。
反対の声には、不公平感があるや、企業や学校も変わってくれなければ意味がないなど厳しい声も少なくありません。
国土交通省の中間取りまとめでは、改革の方向性を示す一方で、利用者利益の保護と「どうバランスさせるか議論を深めていく必要がある」としています。
しばらくは運賃が変わることは・・・なさそうだ。