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「BA.5対策強化宣言」新設へ 高齢者らの外出自粛、都道府県が要請
新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・5」が爆発的に広がっていることから、政府は、病床が逼迫(ひっぱく)する都道府県が自らの判断で出す「BA・5対策強化宣言」を新設する方針を固めた。
まん延防止等重点措置など従来の行動制限措置の代替策で、高齢者らに外出の自粛などを呼びかける。政府は29日の新型コロナ対策本部で内容を決定する。
重症化リスクが高いとされる高齢者への外出自粛の要請が決定したこのニュースについて、主婦の声を聞いてみました。
【賛成】重症化リスクが高いなら仕方ない
高齢者の重症化率が高いなら、命を守るためには自粛要請は仕方がないといった賛成の声が多く寄せられました。
【主婦の声】
40代・会社員(正社員)(埼玉県)
「仕方ないと思う。感染リスクは平等だけど、重症化リスクに個人差がある以上、リスクが高い高齢者は自衛が必要」
50代・パート・アルバイト(神奈川県)
「高齢者の重症化率が高いなら自粛を徹底すべき」
30代・会社員(正社員)(群馬県)
「高齢者だけでなくリスクが高い人が自粛するためにも都道府県が要請を出すことは自身を自制させるためにも必要」
【反対】高齢者のみ制限しても意味がない、個人の判断
反対も多く、高齢者のみ自粛制限しても意味がない、個人の判断との声。
【主婦の声】
60代・パート・アルバイト(広島県)
「高齢者のみを制限しても、あまり意味が無い。社会全体で考えた方がいい」
40代・会社員(正社員)(埼玉県)
「逆だと思います。外出の規制は、若い人にかけた方が効果的と思います。ワクチンをしてない若い人の感染率が高いので」
50代・専業主婦(大阪府)
「大反対。お年寄りといえ、個人の自由を尊重すべき」
まとめ
日本国内における新型コロナの新規感染者数は爆発的に増加する一方で、重症者数・死亡者数は現時点では増加していないことが、行動制限なしの判断の根拠とのこと。
病床が逼迫(ひっぱく)する都道府県が自らの判断で出す「BA・5対策強化宣言」、高齢者の多い自治体ではやむを得ないのかもしれませんが、緊急事態宣言などの行動制限よりも、私たち一人一人が現在の流行状況を適切に把握し、感染対策を行うことが感染者を減らすことにつながるといいます。
現在の流行状況など新しい情報を入手することが難しい高齢者には、周りのちょっとした手助けで強制的な自粛なども必要なくなるのかもしれません。