オキシクリーンで洗濯機は壊れる?ドラム式がNG?正しい使い方とは

オキシクリーン

オキシクリーンでオキシ漬けすると洗濯機が壊れるという口コミを目にしましたが、実際に壊れたケースがあるようです。と言っても、全ての洗濯機が壊れるわけではありません。正しいやり方でオキシ漬けすれば洗濯機が壊れることはありませんので、この記事でオキシクリーンの正しい使い方を知って洗濯機をピカピカにしてくださいね。

オキシクリーンで洗濯機は壊れる?

オキシクリーン

オキシクリーンで洗濯機をオキシ漬けして洗ったら洗濯機が壊れるとか、オキシ漬けしたら脱水が回らなくなる、などという口コミがあります。

しかし、オキシクリーンの公式サイトでは竪型洗濯機のオキシ漬けの方法が掲載されていますので、縦型洗濯機をオキシ漬けするのは問題ないようです。

オキシクリーンで洗濯機が壊れたというケースを見ると、どうやらドラム式洗濯機でオキシクリーンを使うと壊れるケースが多いようです。

ドラム式洗濯機でオキシクリーンを使うとなぜ洗濯機が壊れるのでしょうか?

ドラム式洗濯機はオキシ漬けには不向き

オキシ漬けをすると洗濯槽についていたカビやゴミが浮いてきます。浮いてきたカビやゴミはネットなどで取り除かなくてはなりません。そうしなければ、カビやゴミが排水口に流れ出てしまうからです。

縦型洗濯機の場合、途中で洗濯機の蓋を開けて水面に浮かんできたカビやゴミを取るのは簡単ですが、ドラム型洗濯機の場合、途中でドアを開けることができませんのでカビやゴミを取り除くことができません。

そのため、カビやゴミはそのまま洗濯機から流れ出て排水口や排水管に溜り詰まってしまいます。洗濯機は排水できなくなると自動的に脱水機能を止めますので、洗濯機が壊れる原因となります。

確かに、排水できないのに洗濯機から水が出たらあふれてしまいますよね。それを事前に防いでくれているわけです。

変色する可能性がある

オキシ漬けをすると洗濯機が壊れるというより、変色する可能性があります。ステンレス槽の長時間にわたるオキシ漬けは、変色する可能性がありますので、その変色が壊れたと感じるのかもしれません。

構造上の問題

縦型洗濯機の場合、洗濯槽全体にオキシクリーンが行き渡りますが。ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めに傾いているので洗濯槽全体にオキシクリーンが浸かることはありません。

この問題は、「オキシクリーンで洗濯機は壊れると言われる理由」で説明いたしますので読んでください。オキシクリーンの公式サイトで、正しい洗濯機の洗い方の手順が次のように掲載されています。

洗濯機のオキシ漬け:5分~6時間

お湯を高水位まで入れた洗濯槽に、オキシクリーンを溶かして5分程度回した後、最大6時間までオキシ漬けする。途中、浮いてくる汚れはネットなどで取り除く。オキシ漬け後は、通常の洗濯コースを行う。

※ステンレス槽の長時間にわたるオキシ漬けは、変色する可能性がありますのでご注意ください。

この通りに行えば問題はありません。

オキシクリーンで洗濯機は壊れると言われる理由

ドラム式洗濯機を使う女性

洗濯槽全体に行き渡らない

縦型洗濯機の場合、直立ですので洗濯槽全体にオキシクリーンが行き渡ります。

しかし、ドラム式洗濯機の場合は斜めに傾いていますのでオキシクリーンは下側にしか溜らず、洗濯槽全体に行きわたりませんので一部しかキレイになりません。

自動で泡が排出される

ドラム式洗濯機の場合、泡がでると自動で排水してしまいます。オキシクリーンは酵素を出してその泡でカビやゴミなどの汚れを洗濯槽から剥がします。

しかし、ドラム式洗濯機は泡が出ると排水してしまうため、剥がれたカビやゴミも流れ出て排水口や排水管に詰まってしまう可能性があります。

泡が故障原因になる

ドラム式洗濯機に規定量より多くオキシクリーンを入れてしまった場合、泡が大量に発生し故障や水漏れの原因になるようです。

オキシクリーンを洗濯機に使うのはどんな時?

洗濯機

オキシクリーンで洗濯機が壊れる原因の一つに「溶け残りが固まる」というものがありますが、正しい使い方をすれば溶け残りが出ることはありません。

ここでは、オキシクリーンを洗濯に使う時の使い方や注意点を説明いたします。

オキシクリーンを洗濯に使う方法

いつもの洗濯にオキシクリーンを足して洗濯する「オキシ足し」や「オキシ漬け」という使い方があります。

「オキシ足し」の手順

  1. 洗濯槽に入れる
    洗濯槽に直接オキシクリーンを入れる。
  2. 洗濯洗剤を入れる
    分量通りの洗濯洗剤を入れる。(柔軟剤も使用可)
  3. 洗濯をする
    衣類を入れ通常通り洗濯をする。

オキシ足しで使用するオキシクリーンの基本の分量

洗濯1回分の水量に対し、スプーン1杯、またキャップ1杯です。ただし、使用するオキシクリーンの量は汚れ具合や水量によって調整しましょう。

「オキシ漬け」の手順

  1. お湯に溶かす
    40℃~60℃のお湯にオキシクリーンを入れて溶かす。
  2. 漬けおく
    漬けおき時間は20分程度を目安に。(最大6時間まで)
  3. 洗濯をする
    流水ですすいだあと、軽く絞って通常通り洗濯をする。洗濯できないものは流水でよくすすぐ。

オキシ漬けで使用するオキシクリーンの基本の分量

お湯4Lに対し、スプーン1杯またはキャップ1杯、または大スプーンのライン2です。

オキシクリーンは容量や容器によって計量用付属品が異なります。「スプーン」「キャップ」「大スプーン」がありますが、「スプーン1杯=キャップ1杯=大スプーンライン2」は全て同じ量です。

オキシクリーン以外で洗濯機をキレイにする方法

洗濯槽洗浄のイラスト

オキシクリーンで洗濯機が壊れる可能性が心配な方は、オキシクリーン以外に洗濯機をキレイにするものがあります。

洗濯層専門クリーナーを使う

洗濯層専門クリーナーを洗濯機に入れ、水を入れて回せば洗濯槽についていたカビや雑菌がごっそり取れます。

カビトルネード洗たく槽クリーナー

洗濯層のカビをごっそりとります。

カビトルネード洗たく槽クリーナー カビトルネード Neo 縦型用

塩素系クリーナーを使う

塩素系漂白剤を使って洗濯槽についたカビや雑菌を取ることができます。キッチンで使用している塩素系漂白剤でOKです。

水量50Lに対し、塩素系漂白剤を200ml入れて回します。そのまま約11時間放置し、すすぎと脱水運転行い、塩素系漂白剤をしっかり洗い流しましょう。

キッチンハイター 台所用漂白剤

浸け置きで漂白、除菌、消臭ができます。

キッチンハイター 台所用漂白剤 大容量 1500ml

最後に

洗濯機から取り出したタオルの匂いを嗅ぐ女性

洗濯機のオキシ漬けは、正しいやり方通り行えば洗濯機が壊れることはありません。ドラム式洗濯機はオキシ漬けに向いていませので、洗濯層専門クリーナーを使うことをおすすめします。

オキシクリーンは弱アルカリ性ですので、皮脂汚れや油汚れなどの酸性の汚れの洗浄効果が高く、石けんカスや水あかなどのアルカリ性の汚れにはあまり効果が期待できません。

オキシクリーンを使う際は、汚れが酸性なのかアルカリ性なのかチェックしておきましょう。

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