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どんな個人ブログがいくらで売れてる?まずは実例を紹介!
個人で作った趣味のブログが売れるとはいえ、実際どんなブログが売れてるの?いくらで売れた?といったことが気になりますよね。まずは個人の小規模サイト売買に定評のあるサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』から、成約済みの案件をいくつかご紹介します。
アクアリウム・熱帯魚のブログ:60万円
初心者向けのアクアリウムに関する情報を発信する個人ブログです。
月間平均3万PV、Googleアドセンス広告で月1万5千円の収益と、個人のお小遣い稼ぎとしては充分な結果を出せているサイトと言えるでしょう。
サイト売買の価格相場は利益の12ヵ月~24ヵ月分と言われていますので、希望売却価格60万円はかなり強気な値段設定に思えますが、しっかり成約に至っています。サイト売買市場におけるサイトの価値は収益やアクセス数だけではありません。コンテンツの質や、今後の伸びしろ(この案件の場合は、アフィリエイトを導入することで更に収益を伸ばすことができる点)も重要な評価ポイントとなるのです。
参考:【アクアリウム・熱帯魚】SEOで集客し広告&アフィリエイトで稼ぐアクアリウム専門サイトです。
マラソン・ランニングブログ:27万円
ランニングで速く走るためのノウハウなどを紹介している個人ブログです。
月間平均1.5万PV、アフィリエイト広告等で月1万円の売上があります。記事数は70ほどとそれほど多くありませんが、相場より高い値段で売れています。
実体験に基づいた趣味のノウハウを紹介する個人ブログは、内容が充実しているほど価値が認められ、高い値段で売却することができるようです。
参考:ランニング・マラソン用ブログ(単発ワードで検索上位3位以内複数有り)
ドラゴンボールの考察ブログ:8万円
国民的漫画ドラゴンボールに特化した個人の考察ブログです。
月100円の売上がありますが維持コスト等で赤字状態、記事数も22と少なめです。
利益を元にした査定では値段が付かないサイトですが、コンテンツの魅力や少ない記事でも安定的に月2000PV稼げていることなどから、希望売却価格8万円で売却決定しています。
参考:ドラゴンボールの考察特化ブログ【22記事で月約2000pv】
子育てに関するブログ:7万円
子育て情報や雑記をメインとした個人ブログです。
月間平均200PV、こちらも利益は維持費でマイナスになってしまっています。
古くなりにくいコンテンツなのでメンテナンス次第で今後伸ばせることや、他のサイトへの記事ネタとして利用することが提案されています。
こちらもほとんどアクセス・収益がない個人ブログですが、7万円で売却されています。
このように、月に1万円でも利益化できている個人ブログはもちろんのこと、アクセスや利益がほとんどない・放置状態であっても売れているケースがたくさんあることが分かります。こういった個人ブログ・アフィリエイトブログを運営している方は、少し興味が出てきたのではないでしょうか?
ここからは、そもそもサイト売買とは何なのか、なぜ個人ブログが売れるのかといった疑問について詳しく解説していきます。
個人の趣味ブログが売却できる!巷で人気のサイト売買って何?
サイト売買(別名:サイトM&A)とは、その名の通りWebサイトを売り買いすることです。基本的には売りたい人・買いたい人をマッチングするサイト売買サービスを通じて、個人・法人を問わず取引が行われています。主にブログを始めとするWebメディアやECサイトのほか、SNSアカウント(YouTube/Twitterなど)やWebサービス・アプリも売買の対象とされています。
Web業界では、サイト売買は「Webサイトを軸とした事業の売買」として認識されています。事業と聞くとハードルが高く思われますが、例えばお小遣い稼ぎとして人気のアフィリエイトブログも、規模は小さいですが立派な事業と言えます。月単体の利益が大きくなくても、コンテンツの質や将来性など買主によって評価基準は様々。結果、個人ブログであっても思わぬ高値で売れることがあるんです。
主流なサイト売買サービスでは、売買のやり取りは基本的に全てオンラインで完結します。取引開始から完了まで数日程度で済むケースも珍しくなく、サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』の調査では案件の約半数が掲載から1週間以内に契約締結まで進んでいることも分かっています。
参考:サイト売買の初動:交渉申込み発生は掲載後30分以内が62%、24時間以内が94%【ラッコM&A:成約案件分析レポート】
サイトが売れる・買われる理由って?
Webサイト事業をこれから始めたい人からすると、1からサイトを作って収益化まで持っていこうとした場合、時間もお金もかかります。
既に出来上がっているサイトを買えば、スピード感を持って事業を始めることができます。また、ある程度収益化ができているサイトであれば、立ち上げ時の失敗リスクも抑えることができます。
Webメディアの集客にTwitterなどのSNSを活用する場合もありますが、サイト売買ではサイトに紐づくSNSアカウントも一緒に譲渡されることが多いため、さらに効率的に事業を始めることができます。
このように、スピーディーにWebメディア事業を始めたい、あるいは既存のWeb事業を拡大したいといった方にサイト売買はぴったりの手法なんです。
近年は個人のサイト売買が人気!1万円~手軽に売り買い
サイトを売るのも買うのも全てオンラインで完結。早ければ数日で取引完了できる手軽さから、近年は特に個人によるサイト売買が活発になっています。
例えば2022年掲載数・成約数No.1のサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』では、売主の8割近く・買主の5割近くが個人というデータが出ています。昨今のリモートワーク推奨・会社員の副業推進といった社会情勢から、個人がネットで稼ぐ手段としてWebメディア運営への注目が高まっていると考えられています。
参考:個人のサイト売買が活況!1万円~個人ブログやアフィリエイトサイトが売れる?
基本的には商業性のあるサイトがメインで取引されていますが、売れているのは収益やアクセスが多いサイトだけではありません。
- 趣味で運営していたブログ
- 3年以上更新が止まっている
- アフィリエイトなどの収益化をしていない、またはアクセスがほとんどない
このように一見売れなさそうなサイトでも、1万円~数十万円で売れるケースも多くあります。アクセスや収益がなくても、記事コンテンツやデザインに魅力・将来性といった価値を感じて買う方がいるためです。
手軽に購入できる価格で売られていることも、個人のサイト売買をさらに活性化させている理由の一つでしょう。実際にサイト売買プラットフォームの『ラッコM&A』では、売上1000円以下のWEBメディア案件の成約事例が過去2年以内で200件以上あるそうです。
「アフィリエイトブログをやっていたけど、途中で挫折してしまった…」「趣味で作ったサイトがあるけど、最近は放置気味。でももったいなくて閉鎖はできない!」
そんなサイトを持っていたら、一度売却を考えてみるのがおすすめ。意外な値段で売れるかもしれません。
ブログを売るにはどうすればいい?個人ブログが売れるおすすめサービスも紹介
せっかく作ったブログをただ閉鎖してしまうよりは、1円でもお金になったり、他の誰かに活用してもらえたりするほうがいいですよね。ここからは、実際に個人ブログを売るときの流れと、おすすめのサイト売買サービスをご紹介します。
ブログ売却の基本的な流れ
①事前調査:サイトの簡易査定で相場を知る
ブログ売却を成功させるコツは、まずは適正な相場価格で売りに出すこと。そのためには、自分のブログがどれくらいの値段で売れるのか?おおよその相場感を把握しておくのがおすすめです。
アフィリエイトブログの場合、売却価格の目安は1ヶ月の利益×12〜24ヶ月分と言われています。例えばラッコM&Aでは、売上やPVなど簡単な情報を入力するだけで、その場ですぐに結果が分かるサイト自動査定を提供していますので、こういったものを活用するのも良いでしょう。
参考:サイト売買の相場は?ジャンル別に売り方のコツ・費用を解説 | ラッコM&A
利益やアクセスがほとんどない場合でも、あきらめるのはまだ早い!
- 記事数がある程度多い(100記事以上など)
- 記事数は少なくても、コンテンツがしっかりしている(平均2000文字以上など)
- 何らかのジャンルに特化している、専門性が高い
- サイトデザインが凝っている(独自イラストの使用など)
こういった場合は資産価値が認められる可能性が十分にあります。利益やアクセスを元に価格を算出できないので、似た状況のブログがいくらで売れているかを調べると良いでしょう。色々なサイト売買サービスの売り出し中・または成約済み案件の中から、自分のブログと近い状況のものを探すのがおすすめです。
②ブログを売却登録する
売却価格のイメージがついたら、サイト売買サービスに売却登録を行います。登録の方法はURLやPV・収益などの情報をフォームに記入するだけのものや、プロによるヒアリングが必要なものなど、利用するサービスによって異なります。基本的には案件情報を元に審査が行われ、無事審査を通過すると案件が掲載される仕組みになっています。
注意点としては、サイトに関する情報は正直・誠実に伝えることです。少しでもよく見せようとPVや売上を多く記載したり、不都合な情報(直近でアクセス数が急落したなど)を隠したりするのはNG。買主からの信頼を得られるよう、出せる情報はできるだけ具体的に出すようにすると早期の成約に繋がります。
③買主と交渉して売却先を決定する
掲載が開始されたら、興味を持ってくれた買主から交渉申込みが入ります。
利用するサービスによって買主との連絡手段は異なりますが、オンラインチャットで買主と直接やり取りできるものや、担当者がやり取りを仲介してくれるものなどがあります。
交渉の末、売却先とする買主を決定したら事業譲渡契約へと進みます。
④事業譲渡契約を結ぶ
サイト売買では、後々のトラブルを防ぐため個人同士であっても事業譲渡契約を結ぶのが一般的です。
例えばラッコM&Aでは契約書の自動生成機能や無料弁護士サポートを提供しているため、初めての方でも安心して契約を進められます。契約書の電子署名サービスと連携しているので、オンライン上で簡単に締結を済ませることができます。
サイト売買サービスを選ぶときは、このような契約手続きのサポートが充実しているかどうかも重要なポイントです。
サイト売買サービスが売買代金のやり取りにエスクロー方式を採用している場合、ここで買主から一旦サービス側へ代金が支払われます。エスクローとは、まず仲介業者が買主から代金を預かり、買主が譲渡物に問題がないことを確認した後、サービス側が預かっていた代金を売主に支払う仕組みです。
サイトだけ、またはお金だけ持ち逃げされてしまうといったトラブルが発生しないため、売主買主双方にとって安心のシステムと言えます。
⑤サイトの引き渡し(サイト移行)と検収
契約締結が完了したら、サイトを買主へ引き渡します。この際、Googleアナリティクスやアドセンス、ASPなどの管理権限・アカウントも一緒に引き継ぐケースが多いです。
サイト移行が初めての場合やサーバー・ドメインの扱いに慣れていない場合は、サイト移行代行サービスを利用すると良いでしょう。ラッコM&Aなど一部のサイト売買プラットフォームでは、オプションとして移行代行を提供しているものもあります。
引き渡し完了後、買主による検収期間に入ります。検収とは、受け取ったサイトに問題がないか、事前に聞いていた情報と異なる点がないかどうか等を確認する作業です。問題がなければ、買主は売主に対して検収合格を伝えます。
⑥取引完了(支払い完了)
エスクローサービスの場合は、買主の検収完了後に売主へ売買代金の支払いが行われます。
無事代金を受け取ったら、取引は完了です。
買主と譲渡後の運営サポートの契約をしていた場合などは、契約期間内は引き続きやり取りが続くことになります。
個人ブログ売却におすすめのサイト売買サービス
個人ブログを売る方法について、具体的なイメージが沸いてきたでしょうか?最後に、個人ブログを売却するのにおすすめのサイト売買サービスをご紹介します。
2022年掲載数・成約数No.1!ラッコM&A
https://rakkoma.com/
ラッコM&Aは2021年・2022年のサイト売買掲載数・成約数がNo.1のサイト売買プラットフォームです。売主は成約報酬なども含めた売却手数料が完全無料のため、売却にかかるコストが一切ありません。
売りたい人と買いたい人を繋ぐマッチングサービスのため、交渉や契約締結は自分で行う必要がありますが、売買に関する手続きが全てオンラインシステム化されているので、初心者でも次に何をするべきかがすぐに分かるようになっています。
下記のように手厚いリーガルサポートや安全な取引のための機能が豊富に用意されています。
- 契約書自動生成(ひな型のみの提供も)
- 電子契約サービス自動連携(DocuSign)
- 弁護士無料チャット相談(契約書作成時)
- エスクローサービス
- 本人確認・SMS認証機能
- サイト移行代行オプション
個人ブログは意外と売れる!閉鎖する前に検討してみるのもアリ
お小遣い稼ぎとして人気のアフィリエイトブログですが、収益化していない趣味のブログもお金になることがあるなんて驚きですよね。「アフィリエイトで稼いでいたけど、最近収益やアクセスが落ちてきた」「最近全然更新していないけど、閉鎖するにはもったいないブログがある」…そんな方はぜひ一度売却を検討することをおすすめします。
個人ブログの売却件数は年々拡大しており、ネットで調べると実際に売却した人の体験談なども見ることができます。
社会情勢の変化により家で過ごす機会・時間が増えた今、これからブログを始めるという方も、将来的な売却をモチベーションや一つの目標にしてみるのもいいかもしれません。