エタノールでカビを根こそぎ落とす!場所別の使い方とおすすめ商品

カビは梅雨の季節だけでなく、冬場の結露などでも発生して、1年を通して悩まされます。できてしまったカビを落としたいけれど、強い洗剤など使いたくない場所もありますよね。ただ、カビを放置しておくと健康面でも心配です。そこでおすすめなのが、消毒や殺菌効果などで使っているエタノールでカビを落とす方法です。カビの予防にも役立ちますので参考にしてみてください。

エタノールはカビ落としに効果的!

消毒用エタノールで殺菌中の手

エタノールがカビに効果的な理由

エタノールは、デンプンやはちみつをアルコール発酵させ作られる別名「酒精」とも呼ばれています。無色透明のお酒に含まれる成分で、消毒用として使われることが多いです。

「無水エタノール」と「消毒用エタノール」の2種類が一般的に売られていて、どちらもドラッグストアなどで手軽に購入できます。

同じような消毒薬として知られているオキシドールもありますが、オキシドールとエタノールは全く違う成分からできています。

エタノールがカビの除去に効果的である理由は、エタノールにはタンパク質の凝固作用があるため、カビタンパク質を分解する働きを持っているからです。

カビの除去・予防に最適で漂白効果は無い

エタノールでカビそのものは除菌できるので、表面のカビ菌は退治できますが、ゴムパッキンなどにしみ込んでいるカビの黒い色を落とすことはできません。

エタノールがカビに有効なのは間違いありませんが、漂白効果はないので、カビの発生でできてしまった色を落とすには別にカビキラーなど漂白剤を使う必要があります。

カビにはどのエタノールを使うべき?

霧吹きを持つ女性の手

無水エタノールとは

無水エタノールとは、水分をほぼ含まない99.5%以上がエタノール成分の純度の高いエタノールです。特徴は、洗浄力が高く刺激が強いのと、すぐに蒸発することです。

蒸発する特性をいかして、水拭きができない電気製品などの掃除に使ったり、オイルと混ざりやすいためアロマオイルと混ぜて、精製水を加えスプレーを作る時などにも使われます。

アルコール濃度が高いので、殺菌作用や消毒作用も強いように思われがちですが、瞬時に蒸発してしまうため、殺菌作用はなく消毒にも不向きです。

消毒用エタノールとは

消毒用エタノールとは、無水エタノールに水を加えたものが消毒用エタノールとよばれ、水が含まれることで殺菌力を持つようになると言われています。

消毒用として適しているのは、エタノールが80%前後の濃度で、「エタノール:水=8:2」くらいの割合です。医療現場や病院で置かれているのは、消毒用エタノールです。

カビには「消毒用エタノール」が有効!

無水エタノールは瞬時の蒸発で殺菌効果や消毒効果がないため、カビの除去には水が混ざっている消毒用エタノールを使います。無水エタノールだけでは、効果は得られないので、水を足してからカビ退治をしてください。

消毒用エタノールスプレーの作り方

カビの除去をする時に、無水エタノールしか家に無い場合は、簡単に消毒用エタノールを作ることができます。

準備する物

  • 無水エタノール
  • スプレーボトル

作り方

スプレーボトルに無水エタノールを入れて、そこへ水を加えよく混ぜるだけです。濃度を「エタノール:水=8:2」にするため、無水エタノール80mlと水20mlで作ると簡単です。

掃除に使う時は、水は精製水でなく水道水でも問題ありません。また、スプレーボトルはアルコール可のものを用意してください。アルコールによって溶けてしまう恐れもありますので、気を付けてくださいね。

場所別!エタノールでカビを落とす方法

エタノールとお風呂場のカビ

バスルーム

準備する物

  • 消毒用エタノールスプレー
  • 雑巾
  • メラミンスポンジや歯ブラシ
  • キッチンペーパー
  • 柄の長いワイパー
  • ゴム手袋
  • マスク
  • 漂白剤

カビ落としの手順

  1. お風呂場や洗面所の換気を行いながら、カビに消毒用エタノールスプレーをかけて15分ほど放置します。スプレーを浸したキッチンペーパーを貼りラップをするとより効果的です。
  2. 乾いた布でスプレー部分を拭き、カビを取り除きます。黒いカビはスプレーでは落ちないので、メラミンスポンジなどで落としましょう。素材によってはメラミンスポンジでは傷がつくので、歯ブラシなど使ってください。
  3. スプレーを浸したキッチンペーパーを、柄の長いワイパーをつかい、手の届かない壁や天井まで全体を拭き、カビ菌を防いでおきましょう。

※落ちない黒いカビの色素沈着には、漂白剤を使うことになりますが、必ずエタノールが完全に揮発され乾いてから使用してください。

窓枠

準備する物

  • スプレー式中性洗剤
  • 濡れ雑巾
  • キッチンペーパー
  • カビ取り剤
  • 消毒用エタノールスプレー
  • ゴム手袋
  • マスク

カビ落としの手順

  1. ゴムパッキンの汚れをしっかり落とし、中性洗剤を吹き付け5分ほど放置し、濡れ雑巾で汚れを拭き取ります。
  2. 水に濡らしたキッチンペーパーを絞り、ゴムパッキンに貼りつけ、その上からカビ取り剤を吹き付けます。15分ほど放置して、濡れ雑巾でしっかりとカビを除去します。
  3. 完全に窓枠全体が乾いてから、カビ菌を死滅させるために、消毒用エタノールスプレーを全体に吹き付けます。

畳とほうき

準備する物

  • 消毒用エタノールスプレー
  • 歯ブラシなど
  • 掃除機
  • 乾いた布
  • ゴム手袋
  • マスク

カビ落としの手順

  1. 消毒用エタノールスプレーを吹きかけ15分ほど放置します。
  2. 畳の目にそって、歯ブラシなどでカビをかき出します。強くこすると、かえってカビが畳の奥に入り込んでしまうので、優しくこすります。
  3. カビが取り除けたら掃除機で細かい汚れを吸い取り、最後に用エタノールスプレーを吹きかけ、乾いた布で吹き上げるか、エアコンの除湿をかけ畳の表面を乾燥させましょう。

押し入れ

準備する物

  • 消毒用エタノールスプレー
  • かたく絞った雑巾
  • カビ取り剤
  • 掃除機
  • ゴム手袋
  • マスク

カビ落としの手順

  1. 少しのカビであれば、かたく絞った雑巾でカビを拭き取り、消毒用エタノールスプレーをかけ、キレイな雑巾で水拭きします。その後は、押し入れの中をよく乾かしてください。
  2. 1で落ちないカビには、カビ取り剤をスプレーして、かたく絞った雑巾でカビをこすり落とします。カビを拭いた雑巾では、決してきれいな部分は拭かないようにしてください。
    3
  3. 洗剤が残らないよう、キレイな雑巾で水拭きをして押し入れの中をよく乾かします。落ちたカビはすぐに掃除機で吸い取ります。また、カビを発生させないためにも、押し入れには「すのこ」を置き、マットレスや布団を収納すると良いでしょう。

タンスについたカビ

準備する物

  • 消毒用エタノールスプレー
  • かたく絞った雑巾
  • 歯ブラシなど
  • 掃除機
  • ゴム手袋
  • マスク

カビ落としの手順

  1. カビの発生している部分に消毒用エタノールスプレーをして、10分程度放置します。
  2. 歯ブラシや雑巾を使って、カビを落としてきます。カビが広がらないよう小さな範囲で拭き取り、タンスが傷まないよう板材の木目にそって、ゆっくりと落としましょう。
  3. 掃除機でカビを吸い取り、仕上げに消毒用エタノールスプレーをして、タンスをしっかりと乾燥させます。エアコンの除湿機能を使うのもおすすめです。

砂壁についたカビ

砂壁

準備する物

  • 消毒用エタノールスプレー
  • ゴム手袋
  • マスク

カビ落としの手順

  1. 消毒用エタノールスプレーを吹きかけ、そのまま放置して、部屋の換気をして壁を乾燥させます。エアコンの除湿機能を使うのもおすすめです。
  2. 砂壁のカビは、シミになるためカビ取り剤は使えません。また、擦ると砂が剥がれてしまうので、擦ることはやめましょう。
  3. 砂壁は呼吸をする素材のため、毒用エタノールスプレーをしたあと拭きとる必要はありません。エタノールは漂白作用がないため、色素は残りますが、カビ自体は死滅しています。

カビを落とせるおすすめのエタノール2選

消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml

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健栄製薬
消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml (指定医薬部外品)
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消毒用エタノールなので、無水エタノールに水を加える必要なく、そのままカビ退治に使えます。カビの除去だけでなく身の回りの消毒にも使え、スプレー式で使いやす1本常備しておくと便利です。

ドーバー パストリーゼ77(スプレー付)1L

出典:amazon.co.jp
TOMIZ(富澤商店)
ドーバー パストリーゼ77(スプレー付) / 1L TOMIZ/cuoca(富澤商店) 衛生資材 アルコール製剤
¥ 1,970(税込)
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酒造会社が作った除菌スプレーで、食品添加物と認可されているので、食品に直接かけることができるくらい安全性も高いです。緑茶由来の高純度カテキンの抗菌成分が配合されているため、除菌効果が長時間持続できます。

エタノールを使ったカビ対策

霧吹き

揮発性のある消毒用エタノールスプレーは、カビのできやすいところに、ひと吹きしておけば、拭き取りも不要でカビ発生の予防にもなります。

また、掃除の最後に、仕上げでひと吹きするのもおすすめです。特に浴室や水回りのカビは、一度カビを退治しても、すぐに発生してしまうので、掃除の仕上げに消毒用エタノールスプレーをひと吹きすると、カビ対策になります。

エタノールを使う際の注意点

部屋の隅のカビ

引火性がある

エタノールはアルコールの一種のため、引火性があります。使う時は火の気のないところで使いましょう。

手荒れや換気に注意

刺激が強いので、手荒れが気になる人は、使用するさい手袋を使ったほうが良いでしょう。また、使用時は換気を行い、狭い空間で使用する場合はマスクなど使うと安心です。

フタをしっかり締める

揮発性が高いため、ふたを閉めておかないと蒸発しやすくなっていっています。使用後はしっかりとふたを閉めましょう。

漂白剤と混ぜてはいけない

エタノールには漂白効果がありませんので、カビキラーなどの塩素系漂白剤を使うこともあると思います。この時、消毒用エタノールを使ったあとは、しっかりとふき取って時間を置いてから漂白剤を使い、エタノールと漂白剤が混ざらないように注意してください。

エタノールは万能!積極的に活用しよう

鏡とエタノール

エタノールは消毒やカビの除菌など、身の回りのものに幅広く使えるのですね。無水エタノールはカビ取り効果はありませんが、水で薄めるだけで消毒用エタノールが簡単に作れますので、パソコンやスマホの掃除にも使えるので常備しておきたいアイテムですね。取扱いの際は、注意点を忘れずにお使いください。

エタノールの入ったポンプ

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