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食器洗いは手洗いより食洗機?食洗機導入家庭が急増中
近年、食洗機を導入するご家庭が急増中です。共働き世帯が増えていることもあり、なるべく家事に費やす時間を短縮したいという理由や、適量の水で効率よく食器洗いしてくれるため、水道代が安いという点が主な理由です。
手洗いで食器を洗っていると、冬は手が乾燥してしまったり、つい水を出しっぱなしにしてしまい、水道代が高くなってしまうこともあります。実際、一般的に手洗いした場合、1回に使っている水の量は約75Lと言われているから驚きです。
このような理由から、食洗機を新たに買ったり、家を建てる際、あるいは選ぶ際にビルトインタイプの食洗機が付いている住宅を洗濯したりする人が増えています。
食器洗い1回の水道代はいくら?食洗機との比較も解説
では、食器洗い1回の水道代は、実際のところいくら程かかっているのでしょうか。ここでは手洗いした場合と食洗機で洗った場合の比較や、電気代やガス代込みで計算した場合の比較を解説していきます。
食器を手洗いした場合の1回の水道代は約18.9円
食器を手洗いした場合、一般的なご家庭では、1回に使う水の量が約75Lと言われています。そのため、この水量を水道代に換算すると、1回の水道代が約18.9円となります。
1日に食器洗いをする回数はご家庭ごとに異なりますが、一般的に1日2〜3回食器洗いするご家庭が多いでしょう。すると、食器洗いにかかる水道代は、1日約37.8円〜56.7円になります。意外と高いと思った方も多いのではないでしょうか。
食洗機で洗った場合の1回の水道代は約2.8円
では、食洗機で洗った場合、1回の水道代はどのくらいかかるのでしょうか。食洗機で食器を洗った場合、食器の量に対して適切な水の量を投入してくれるため、1回の水量は約11Lとされています。
そのため、1回の食器洗いにかかる水道代も大幅に抑えることができ、1回の水道代は約2.8円と安く済みます。1日2回食洗機を使うと考えた場合、約5.6円とコストを抑えることができ、1年間に換算しても、約2,044円と節約につなげることができます。
電気代やガス代も込みで計算するとどちらが安い?
食器洗いにかかる光熱費は水道代だけではありません。手洗いの場合はガスが、食洗機の場合は電気を使うため、別の光熱費が発生します。これらを含めて計算すると、どちらが安いのでしょうか。
食器を手洗いする場合、先ほど紹介した1回の水道代18.9円に加え、1回約29円のガス代がかかります。したがって、1回の食器洗いに対して、約48円の光熱費がかかっていることになります。
食洗機の場合は、水道代だけでなく電気代もかかります。そのため、1回の水道代2.8円に加え、1回の電気代が約21円かかるため、合計で約24円の光熱費がかかると考えるべきです。
このように比較して見てみると、食器洗いを手洗いする場合と食洗機を使う場合では、光熱費に約2倍もの差が生まれることがわかります。
もっと節約を!食洗機を使う際に意識したいポイント
食器洗いは、食洗機を活用することで水道代を抑えることができます。より節約を意識したいのであれば、以下のポイントを意識して食洗機を使うことで、より電気代や水道代を抑えることができます。
- 水で簡単に予洗いしておく
- キッチンペーパーなどで汚れは拭き取る
- 急ぎでないときは乾燥機能を使わず自然乾燥させる
- 省エネモードがある場合は省エネモードを活用
頑固な汚れが付着している場合は、キッチンペーパーで事前に拭き取ったり、水で簡単に予洗いしておくと、後に洗い直しをせずに済みます。
また、急いで乾燥させる必要がない時は、わざわざ食洗機の乾燥機能を使わず、自然乾燥で乾かす方法も電気代を大幅に節約することにつながります。
また、食洗機によっては、省エネモードや食器の量によって弱モードを選択できる機能が搭載していることもあるでしょう。その場合は、適切な機能を活用することで節約につながります。
食洗機を上手に活用して光熱費を節約しよう!
いかがでしたか。食器洗いをする時は、手洗いと食洗機使用で水道代に大きな差が生まれます。置き場所などに余裕のある方は、一度食洗機の導入を検討してみてはいかがでしょう。食洗機を上手に活用することで、光熱費を節約することができますよ。