しつこい茶渋を落とす『簡単な裏ワザ』4選

カップを洗う女性

茶渋は気が付くとカップやポットについてしまいますよね。口にするものなので、あまり強い洗剤などは使いたくないという方も多いでしょう。ですが、茶渋はそのままにしているとどんどんこびりついてきてしまいます。しつこい茶渋を落とす『簡単な裏ワザ』をご紹介します!

しつこい茶渋を落とす『簡単な裏ワザ』4選

スポンジでコップを洗っているところ

茶渋とはコーヒーやお茶類に含まれる「ステイン」による着色汚れです。そのまま放置していても自然には落ちないため、気が付いたら早めに対処しましょう。

1.酸素系漂白剤でつけ置きをする

カップの内側だけでなく飲み口である上側の縁部分、急須やティーポットの注ぎ口などまでしっかり落としたい場合は、漂白剤でつけ置きするときれいになります。

漂白剤には酸素系と塩素系があります。オキシクリーンなど酸素系漂白剤は、塩素系より漂白効果は劣るものの、茶渋程度の汚れなら落とすことができます。

塩素系のツンとしたにおいが気になる場合は、オキシクリーンや過炭酸ナトリウムなどを使いましょう。どちらも酸素系漂白剤の一種で、効果にあまり違いはなく、漂白・消臭・除菌の効果があります。

  1. 40℃以上のお湯に酵素系漂白剤を入れ、よくかき混ぜて溶かします。
  2. その中に30分〜1時間、茶渋のついたカップやポットをつけ置きします。
  3. 落ちてきたら成分をしっかりと洗い流します。茶渋が残っているときはスポンジで優しくこすってみましょう。

製品の使用方法を確認しながら量を決めますが、目安としては1リットル程度のお湯に酸素系漂白剤を小さじ2杯くらいとなります。

水だと漂白剤の効果が発揮できませんので、必ず40℃以上のお湯を使いましょう。60℃に近い温度のほうが効果は高くなりますが、火傷の恐れもあるため注意してください。

2.泡スプレータイプの塩素系漂白剤を使う

茶渋は細かい部分まで入り込みやすいです。例えば、水筒や麦茶ポット、お茶ピッチャーなどは蓋の部分やパッキンの部分の茶渋がなかなか落ちません。このような部分にはキッチン泡ハイターなどの泡スプレータイプの塩素系漂白剤がおすすめです。

また、コップの底の部分だけについた茶渋は、つけ置きするより泡スプレーのほうが手軽に落とせます。しつこい茶渋の汚れや泡を固定しにくい場所には、サランラップをまいてパックしておくとより漂白効果が高まります。

キッチンハイターには「使えるもの・使えないもの」が明記してありますので、必ず確認してから使用してくださいね。

3.自然由来の重曹を使う

重曹は弱アルカリ性のため、酸性の茶渋を中和させ、茶渋などの汚れを落とす効果があります。茶渋汚れがしつこいけれど自然由来のものでキレイにしたい場合は、重曹水でつけ置きをしましょう。

重曹は研磨作用もあるため、軽い茶渋汚れであればスポンジをお湯で濡らし、重曹の粉をふりかけて、擦るだけで落とせることもあります。

  1. 茶渋の部分が浸るまでコップに熱湯を注ぎます。
  2. 重曹を小さじ1程度入れてよくかき混ぜて溶かします。
  3. 1時間程度そのまま放置してから、流水ですすぎましょう。

茶渋がひどいときは、つけ置きする時間を調整してくださいね。

4.洗剤不要のメラミンスポンジでこする

メラミンスポンジとは水を含ませてこするだけで汚れが落ちるスポンジです。メラミンフォームという研磨作用のある素材で、汚れを削り取って落とします。

洗剤いらずでこびりついた茶渋を落とせますが、メラミン樹脂よりも柔らかい素材のものや、コーティング加工されたものに使うと傷がつくので気を付けましょう。

軽い茶渋なら塩でも落とせる!

漂白剤とスポンジ

実は塩でも茶渋を落とせることをご存じでしょうか。仕組みとしては、塩の粒子が研磨剤の役割となって、洗剤を使わなくても塩とスポンジだけで落とすことができます。少量の塩をスポンジにつけて茶渋の部分をこすってみましょう。

この時に水分が多いと、塩が溶けてしまい研磨効果が薄れるため水分は少なくしてください。ただし、しつこい茶渋にはご紹介したような方法でしっかりと落とすことが求められます。茶渋の程度とカップなどの素材に応じた落とし方を選びましょう!

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