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卵の殻の成分
卵の殻は、料理をしていると高頻度で出ます。まずは、卵の殻に含まれる成分をご紹介します。
- 炭酸カルシウム
- 炭酸マグネシウム
- リン酸カルシウム
- 微量の水分と有機物
そのまま破棄してしまうのはもったいないかもと思うけれど、実際どんな使う方ができるのかわからないため捨てているという人必見!今回は、卵の殻の再利用方法についてまとめました。
卵の殻を再利用する『4つの方法』
卵の殻を再利用する方法を、安全面に考慮して4選ご紹介します。試せそうなものは、積極的にチャレンジしてみてください。
1.チョークを作る
子どもの自由研究やおもちゃを手作りするとき、卵の殻が大活躍します。
- 卵の殻を粉々に砕く
- 小麦粉と熱湯、食料色素を小さじ1ずつ混ぜる
- 形を整えて、翌日まで乾燥させる
作り方は、とっても簡単!少し時間がかかるので、その点のみ注意しましょう。口に入れないよう目を配りながら、楽しい時間を過ごしてくださいね。
2.家庭菜園に使用
家庭菜園で卵の殻を使用するときは、粉々に砕き、土の中に混ぜ込んで使用します。
- 肥料として使用できる…吸収に時間がかかるため、細かく砕く
- 土を中和させる…酸性の土に混ぜると、アルカリ性の卵で中和作用を得られる
植物の根元に大きめに砕いた卵の殻を置くと、虫を近寄らせにくくする効果が得られますよ。すでになにか植えている人も、卵の殻を家庭菜園で活用してみましょう。
3.頑固な食器の汚れ落としに使う
卵の殻は、頑固汚れの除去にも使用できます。卵の殻を砕いて、茶渋やしつこい汚れをこすり洗いすると、汚れが落ちやすくなりますよ。鍋の焦げ付きなども、卵の殻でこすり洗いすると効果が出やすいです。
こすり洗いした食器や鍋類は、傷つく可能性があります。お気に入りの食器やお客さん用の食器は、避ける方が無難です。
4.煮洗いの漂白剤代わりに使用
頑固な衣類の汚れを落とすとき、煮洗いする方法があります。でも、漂白剤を使いたくない!そんなときには、卵の殻を活用しましょう。
- 卵を砕き、お湯を沸かして洗剤を入れた鍋の中に入れる
- 煮洗いする洋服を卵の殻が入った食べに入れ、30分ほど煮る
- いつも通りの洗濯をする
卵の殻に含まれる炭酸カルシウムが、加熱されて酸化カルシウムに変化し、二酸化炭素と結合してお湯がアルカリ性になります。洋服についた酸性のひどい汚れに、アルカリ性は効果抜群!
卵の殻を使うときに注意したいこと
卵の殻を使うときには、以下のポイントに注意しましょう。
- 卵の殻を粉砕して食品に混ぜ込む場合は、よく洗って汚れを落とす
- 卵の殻にはサルモネラ菌が付着していることがあるので、触ったあとはよく手を洗う
- 割ったあと放置してしまった卵の殻は、菌が繁殖している可能性が高いので使用方法に注意が必要
- 食品に卵の殻を混ぜるときは、手で細かく割るのではなく、すり鉢ですりつぶしたりミキサーなどを使う
食べ物に卵の殻を混ぜる場合は、殻の粒が粉のような細かさになってから使用しましょう。そうしなければ、卵の殻で口の中やのどを傷つけてしまう恐れがあります。
まとめ
卵の殻は、いろいろな方法で活用できます。無理なく試せるものを実践し、すべてを無駄なく使い切る生活を目指しましょう。