漂白剤を使ってはいけない『絶対NGなもの』4選

漂白剤

頑固な汚れをきれいにしてくれる漂白剤は、特に白い服の汚れに大活躍してくれます。しかし、衣類の生地や色によっては、漂白剤によってダメになってしまうことも…。今回は、漂白剤を使ってはいけないものを紹介するので、洗濯する際の参考にしてみてください。

漂白剤は「脱色することで衣類を白くする」アイテム

洗剤と洗ったタオル

衣類についてしまった汚れを落とすために、洗濯で漂白剤を使うという人は多いですよね。白いワイシャツやタオルなどは、漂白剤を使うことで通常の洗濯洗剤よりも色をきれいに脱色し、衣類を白く元に戻せます。

前述した通り、漂白剤は衣類から汚れを取り除いてきれいにする洗濯洗剤とは違い、汚れの色素を脱色することで衣類を白く変化させることできれいに戻す効果が期待できます。

洗濯洗剤と漂白剤の違いを正しく理解しなければ、衣類をダメにしてしまう恐れがあるので注意しましょう。

「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の違いは?

漂白剤には、大きく分けて「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2種類があります。

塩素系漂白剤は、とても強力な効果が期待できる漂白剤です。白いワイシャツに染み付いた汚れなどをきれいに脱色し、新品のように真っ白な状態に戻すことができます。

しかし、一方で色や柄の入った衣類は、物によって白く脱色してしまう恐れがあり、デザインが損なわれてしまう恐れがあるので注意が必要です。

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤よりも漂白効果が弱いため、色や柄が入っている衣類にも使用可能です。そのため、ご家庭で使う場合は酸素系漂白剤を使用することが多く、白いワイシャツやタオルなどには塩素系漂白剤を使うといった使い分けを意識すると上手に洗濯できます。

漂白剤を使ってはいけない『絶対NGなもの』4選

洗濯機と洗剤

漂白剤は漂白することで汚れを脱色し、白く戻すことが可能です。しかし、洗濯洗剤とは違う効果や成分が含まれているため、漂白剤を使うものには注意しましょう。特に塩素系漂白剤は強力なので、使用する際は十分注意書きなどを読んで使用してください。

1.漂白剤使用不可の白いシャツ

白いワイシャツやシャツなどには、漂白剤を使用することで汚れを脱色し、元のようにきれいな白色に変化させることが可能です。したがって、基本的に白いシャツなどに漂白剤を使用することは問題ありません。

しかし、中には「漂白剤使用不可」と表記されている樹脂加工を施したシャツも多く存在します。樹脂加工部分に漂白剤を使用してしまうと、色が変色してしまうことがあるので、必ず洗濯表示は確認しましょう。

2.水洗いできない衣類

漂白剤は、使用した後に水で洗い流さなければいけません。この手順を考えると、洗濯洗剤と同様、水洗いできない衣類に漂白剤は使用できません。

3.色や柄のついた衣類

はじめに、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違いに触れましたが、塩素系漂白剤を色や柄のついた衣類に使用することは避けてください。

塩素系漂白剤は漂白力が非常に強いため、染色されている繊維や柄がデザインされている衣類などに使用してしまうと、白く脱色し、デザインを損ねてしまう恐れがあります。

一部分、赤や青といった衣類のカラーが白く変色してしまったり、デザイン部分に白い箇所が出てきてしまったりと衣類を台無しにしてしまうため、色物や柄物の衣類に塩素系漂白剤は使わないよう注意しましょう。

4.ポリウレタンを使った衣類

最近では、ストレッチ加工されているボトムスなども多く販売されています。このように伸縮性のある衣類には、ポリウレタン素材が使われていることが多いです。

しかし、ポリウレタン素材の衣類に漂白剤を使ってしまうと、生地が伸びてしまう恐れがあります。特に塩素系漂白剤は効果が強いため、衣類が伸びやすく、生地をダメにしてしまう可能性が高いです。

ポリウレタンを使った衣類には、漂白剤の使用NGと記載されていることもあります。しかし、中には記載されていない衣類もあるので、伸縮性のある衣類には、漂白剤を使用しないよう気をつけましょう。

漂白剤は衣類や汚れに合わせて正しく使用しましょう

いかがでしたか。漂白剤は、洗濯洗剤とは違い、脱色することで衣類を元通りに変化させることのできるアイテムです。そのため、衣類によっては漂白剤が適していないものもあります。今回紹介した漂白剤を使ってはいけないものは、漂白剤と相性が悪いので十分注意しましょう。

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