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パンが腐る原因とは
パンは、オールシーズン同じ場所に置いておくと、季節によって劣化するスピードが異なります。冬場は問題なかったとしても、梅雨や夏になると同じ場所にパンを置いておくと劣化してしまう可能性があるのです。パンが傷む原因は、以下のものが挙げられます。
- 余分な水分
- 腐敗を進める菌の繁殖
- 高い温度…25℃以上の常温は危険!
上記の条件がそろうと、パンは賞味期限を待たずして劣化してしまいます。
『腐っているパン』の特徴4選!
腐っているパンを食べてしまうと、食中毒になるかもしれません。健康を害さないためにも、腐っているパンの特徴を把握しておきましょう。
1.パン本来に臭いではなくなっている
パンが本来持っている、香ばしくて食欲をそそる香りではなくなっているものは、劣化している可能性が高いです。
- 酸味のある臭い
- 生ごみのような臭い
- シンナーやアルコールのような臭い
特にクリーム系のパンや総菜パンは、保存環境が適切でなければすぐに腐敗してしまうため注意が必要です。見た目が変わっていなかったとしても、香りが変わっているものは食べないようにしましょう。
2.触ったときの感触が異なる
パンは本来の触感は、表面が乾いていることが大半です。砂糖やしょうゆを使っている場合は、少しべたつきを感じる仕上がりになっていることもあります。購入したときの、パンが持つ本来の仕上がりとは異なる触感になっている場合は危険信号!
- 糸を引く
- ぬめりを感じる
- 乾燥しきってカチカチになっている
少し硬くなっているくらいであれば、他の部分に異変がないと食べられることもあります。しかし、ぬめりなどが出ている場合は、口に入れるべきではありません。
3.見た目が変化する
パンの外見が明らかに変わっているときは、変化している部分だけを取り除いても食べるのは危険です。
- 全体的に水分が飛んで縮んでいる
- カビが生えている
カビは、一度できると食品の深部まで根を張ることが多いです。目に見える部分だけを切り取っても、カビ菌すべてを取り除くことはできない可能性が高いといえます。
4.味が変わる
パンの味が、明らかに変化しているときは、パンを潔く破棄しましょう。
- 妙な苦みを感じる
- 舌がピリピリする
- 酸味を感じる
- 明らかに本来の味や香りに変化している
上記のような変化は、食品が劣化しているときにみられる代表的な味の異変です。
賞味期限が切れていても食べられるパンの特徴
賞味期限を迎える前にパンが傷むことがあるように、賞味期限が切れていたとしても食べられるパンも存在します。
- 臭いが変わっていない
- 見た目の変化がない
- 味の変化がない
- 触感に違和感がない
- 適切な環境で管理していた
- 賞味期限が切れて日が経っていない
賞味期限が切れて数日の間であれば、保存環境が適切だった場合食べられることが多いです。賞味期限は美味しく食べられる期間なので、少し過ぎても問題なく食べられるケースが多い傾向。
消費期限は、期日までに食材を消費しきらなければならなうので、双方の違いは把握しておくべきです。
まとめ
パンは、保存環境によって劣化スピードが左右します。適切な環境で管理し、万が一傷んでいる場合は劣化サインを見逃さずにキャッチして食べないようにしましょう。