小麦粉がダマになったらどうすればいい?対処法と注意点

小麦粉

小麦粉は一度ダマになったらなかなか消えてくれません。一つずつひたすら潰す方法もありますが、面倒だし時間もかかるし完全には無くならないし…他に小麦のダマを無くす方法はないか探している方はこの記事の「小麦粉がダマになったらどうすればいい?」や「小麦粉がダマになったときの解消方法」にダマの対処法がまとめてありますので読んでみてください。

小麦粉がダマになったらどうすればいい?

泡だて器

小麦粉はダマになったら簡単には溶けないからやっかいですよね。ダマを潰すと中から粉が出てきますが、一つ一つ潰してなんかいられない!小麦粉がダマになったらどのような方法でダマを無くせばいいのかを説明します。

泡だて器を使う

小麦粉と水を混ぜる際にダマになったら、ハンドミキサーなどの泡だて器で8の字を描くようにひたすら混ぜ合わせましょう。ダマが潰れてなめらかな生地になります。

こし器で裏ごしする

こし器の網でゴムベラなどを使ってダマを裏ごしすればOKですが、裏ごしの網目が細か過ぎるとこすのに時間がかかりますのでふるいの方がおすすめです。

こし器にダマになった小麦粉を入れ、ゴムベラや木ベラで網目に押しつけて手前に引きながらこします。網の裏に溜ってきたら、お皿の上に落としておきましょう。

ザルで裏ごしする

こし器が無い場合は、ザルでも代用できます。ボウルの上にザルを重ねます。水で溶いた小麦粉を流し込みます。ゴムベラで網目に押し付けるようにして裏ごししましょう。

または、ボウルの上にザルを重ね、水で溶いた小麦粉を流し込みます。溶けた小麦粉はボウルに落ちて、ザルにダマだけ残ります。泡だて器でザルのダマをかき混ぜるとダマが無くなります。

裏ごしは生地が固いと少々面倒ですがダマを潰すには一番確実な方法でもあります。

ゴムベラで潰す

ゴムベラでダマを鍋の内側に押し付けて潰します。火にかけている場合は火傷しないよう長めの木べらやお玉を使って上からたたくように潰しましょう。

ジューサーやブレンダーを使う

ジューサーやブレンダーなどでダマを無くします。水で溶いた小麦粉を流し入れ、しっかり蓋を閉めてからこしましょう。

《 小麦粉がダマになったら 》

  • 泡だて器を使う。
  • 裏ごしする。
  • シリコンベラで潰す。
  • ジューサーやブレンダーを使う。

小麦粉がダマになったときの解消方法

ホワイトソース

ホワイトソースで小麦粉がダマになったら

ホワイトソースやクリームソースの小麦粉がダマになったら、基本的に裏ごしするのがベストです。またはダマを集めて温めた牛乳を少量加えて溶かすか、ソースに混ぜてのばしましょう。

コーンスープで小麦粉がダマになったら

弱火で温めながらヘラなどでダマを上からトントンたたいて潰すか、鍋の内側にこすりつけて溶かしましょう。

ケーキで小麦粉がダマになったら

チーズケーキやパウンドケーキの場合、裏ごしするかヘラなどで一つずつ潰しましょう。

スポンジケーキやシフォンケーキの場合、メレンゲと混ぜる前ならしっかり混ぜ合わせてもOKですが、混ぜすぎるとスポンジが膨らみにくくなります。メレンゲを混ぜた後はダマが残ってもそのままにしておきましょう。

お好み焼きで小麦粉がダマになったら

ハンドミキサーなどの泡だて器で8の字を描くようにひたすら混ぜ合わせましょう。

《 ポイント 》

  • ホワイトソースで小麦粉がダマになったら裏ごしするのがベスト。
  • コーンスープで小麦粉がダマになったら弱火で温めながらヘラなどでダマを上からトントンたたいて潰す。
  • ケーキで小麦粉がダマになったら裏ごしするかヘラなどで一つずつ潰す。

小麦粉がダマになった時に気を付けること

小麦粉

小麦粉は加熱して食べることを前提に作られていますので生で食べるのはNGです。

小麦粉がダマになったら、加熱してもダマの小麦粉は火が通りにくく、生焼けになります。この生焼けのものを食べるとどうなるのかを説明します。

消化不良

小麦粉や片栗粉に水を入れてもかき混ぜない限り溶けませんよね。それは小麦粉の主成分であるでんぷんが生だと水に溶けにくく分解しにくい性質だからです。

分解しにくいということは消化しにくいということですので、ダマの多い生焼けの小麦粉を食べると消化不良で腹痛や下痢を起こす可能性があります。

ダニや菌の発生

小麦粉が古くなるとダマができやすくなります。古い小麦粉や小麦粉の保存状態によっては小麦粉の中にダニや微生物、細菌、雑菌、カビなどが発生している可能性があります。その小麦粉を食べると食中毒をおこす可能性がありますので注意しましょう。

また、ダニアレルギーの人が食べてしまうと蕁麻疹などのアレルギー症状や、重度のアレルギーの人はアナフィラキシーショックをおこして呼吸困難になるケースもあります。

基本的に小麦粉は加熱して食べるものですのでダマができたらしっかり潰して混ぜ合わせることをおすすめします。

《 ポイント 》

  • 小麦粉のダマは生の可能性があるので消化不良を起こす可能性がある。
  • 古い小麦粉の中にはダニや微生物、細菌、雑菌、カビなどが発生している可能性がある。

小麦粉がダマにならないようにするコツ

小麦粉をふるう

小麦粉は一度ダマになったら簡単には溶けませんが、ダマにならないためのコツはあります。そもそも小麦粉がダマになる理由は…

  • 小麦粉にもともと塊があった
  • 水や小麦粉を一気に全部混ぜた
  • 一度に加える小麦粉の量が多い
  • 一度に加える水分の量が多い
  • 小麦粉が古い

などです。これらを注意すれば小麦粉がダマになるのを防ぐことができます。

小麦粉をふるってから使う

もともとの小麦粉の中に塊があるとそれがダマになります。そのため、事前に小麦粉をふるってサラサラにしておきましょう。また、できるだけ新し小麦粉を使いましょう。

泡だて器で小麦粉を混ぜる

小麦粉をふるうためのザルが無い、道具を用意してふるうのは面倒くさいなどの場合、泡だて器を使って小麦粉をさらさらにすることができます。

やり方は、小麦粉を深めのボウルに入れ、小麦粉がさらさらになるまで泡だて器でよく混ぜるだけです。小麦粉に空気が入って小麦粉の塊が無くなりサラサラになります。

ビニール袋で小麦粉を混ぜる

小麦粉をふるうためのザルが無い、泡だて器も無い場合、きれいなビニール袋に小麦粉と空気をパンパンに入れて口をしっかり結びます。あとは30秒ほど袋をシャカシャカ振ります。小麦粉に空気が入るのでサラサラになります。

小麦粉と水は少しずつ混ぜる

ボウルに水と小麦粉を全て入れて一気にかき混ぜると小麦粉がしっかり溶けずにダマができやすくなります。

小麦粉の中に水を加える場合、水を何度かに分け、その都度しっかり混ぜ合わせましょう。また、逆に水の中に小麦粉を加える場合も少しずつ小麦粉を加え、しっかり溶かしてから次の小麦粉を加えましょう。

混ぜる際、粘度が高いと小麦粉の塊が泡だて器などにひっかかりやすく、潰して溶かすことができますのでダマになるのを防ぐことができます。

粘り気がある生地に何度かに分けて水を加え、その都度確実に溶かしていけばダマ無しのなめらかな生地が出来上がります。

小麦粉は密封容器で保存する

封を開けた小麦粉に湿気が入るとダマになりやすくなります。小麦粉は密封容器に移して保存しましょう。

新しい小麦粉を使う

小麦粉が古いと湿気などでダマができている可能性がありますので新しい小麦粉を使いましょう。

《 ダマになる原因 》

  • 水や小麦粉を一気に全部混ぜた。
  • 一度に加える小麦粉の量が多い。
  • 一度に加える水分の量が多い。
  • 小麦粉が古い。

最後に

小麦粉

小麦粉がダマになったら指で潰すと中から粉が出てきますが、これは小麦粉の塊の周りに溶けた小麦粉がコーティングしているから中の小麦粉は溶けないのです。

小麦粉がダマにならないために「少しずつ混ぜる」と「混ざってから次を入れる」ようにすればダマになることはほとんどありません。

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