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『迷子犬』の特徴
迷子犬は散歩中などに飼い主から離れてしまったり、飼われている家から逃げ出してしまった犬です。
犬が迷子になる原因としては
- 庭から逃げてしまった
- 玄関や窓が開いていて出て行ってしまった
- 散歩中に逃げてしまった
- 車の移動中に逃げてしまった
- 雷や花火など大きな音に驚き逃げてしまった
などがあります。
散歩中に迷子になった犬のほとんどは首輪やリードを付けていたり、中には洋服を着ている犬もいます。
自宅から逃げ出してしまった迷子犬は首輪をつけていないことが多いですが、最近では野良犬や捨て犬をほとんど見かけません。もし首輪をつけていなくても、犬がひとりでいたら『迷子犬』と考えてよいでしょう。
『迷子犬』を見つけた時に絶対してはいけないNG行為4選
迷子犬を見つけた時は、迷子になった犬が怪我をしたりトラブルに巻き込まれることなく、飼い主の元へ帰れるよう正しく接しましょう。
1.近寄ってきたからといってすぐに触るのはNG
迷子になった犬は緊張や不安から警戒心が強くなって、大人しそうに見えても急に攻撃的になることも考えられます。またむやみに近づく行為はかえって怯えさせてしまうこともあるので、警戒心を解くためにもすぐに触るのはNGです。
警戒心を解くため近づく時は、手のひらを差し出しながら優しく声をかけ、犬の方から寄って来るのを待ちましょう。
2.愛犬と一緒に近づいたり同じ場所で保護するのはNG
愛犬の散歩中などに迷子犬に遭遇することもあるかもしれません。そのような場合は、愛犬と一緒に近づくのは避けてください。前述したよう、飼い主と離れひとりになった犬は緊張や不安から普段と違う行動をとることも考えられます。
他の犬が苦手な犬は、さらに動揺してその場から逃げようとし、交通事故に遭う可能性も考えられます。また迷子になった犬が感染症にかかっている恐れも否定できません。
愛犬と一緒の場合は、まず最初に愛犬を安全な場所の固定されたものにリードでつないでから、迷子犬に近づくなどの対応をとるようにしてください。
3.首輪や迷子札などがついているのに勝手に飼うのはNG
日頃から飼い主とベッタリ生活を共にしている犬の中には、飼い主と離れると不安になり知らない人にでもすぐになつきやすいです。しかしどんなに人懐っこい犬でも、首輪や迷子札などがついているのに保護したまま、連絡をしないで勝手に飼うのはNGです。
4.人間の食べ物を与えるのはNG
迷子になった犬は空腹状態のこともあるでしょう。お腹を空かせている様子に、何か食べ物を与えたくなるかもしれません。しかし人間の食べ物の中には、犬に与えると下痢や胃の不調・アレルギー症状を引き起こす食べ物もあります。
- チョコレート
- レーズン・ぶどう
- マカダミアナッツ
- にんにく・タマネギ
- 肉や魚の骨
- ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉
これらの食品は場合によって犬に深刻なダメージを引き起こすと言われています。食べ物を与えるより清潔な水を飲ませてあげるのが安心でしょう。
『迷子犬』を見つけた時の正しい行動
もし迷子犬に遭遇したらどのような行動をとればよいでしょうか。一時的に保護することになった場合、以下を参考にしてみて下さい。
- こちらから一方的に近寄ることはせず、犬の方から近寄ってくるのを待つ
- 首輪をつけていれば、鑑札や注射済票、迷子札があるかを確認する
- 連絡先が書かれてあれば、連絡をして犬の居場所を伝える
- 連絡先が不明な場合は、保護した場所に一番近い警察署・交番・駐在所に届ける
- 保健所・動物愛護センターでは飼い主から「迷子届」が出ている可能性もあるので連絡をしてみる
です。
最後に
迷子犬は飼い主から離れた緊張や不安で心細くなっているはずです。また飼い主も愛犬がいなくなったことでとても動揺しています。NG行為を避けできるだけ早く保護をして飼い主の元へ帰れるようサポートをしましょう。