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寒い冬に足元を暖めてくれる電気カーペット
皆さんは冬にどのような暖房器具を使っていますか。電気ストーブやエアコンなど定番の暖房器具はもちろん、それらの暖房器具と併用してこたつを使用するご家庭も多いでしょう。
その中でも電気カーペットは、必要な範囲のみ足元を暖めてくれる暖房器具です。通常のカーペットの代わりに電気カーペットを敷くことで、体の冷えの原因となる足元から瞬時に暖めてくれる優秀なアイテムと言えるでしょう。
電気ストーブなどに比べて安全性も高く、小さなお子様がいるご家庭やご高齢の家族がいるご家庭でも使用しやすいということもあり、幅広い年齢層から人気を集めています。
電気カーペットでしてはいけない『絶対NG行為』5選
暖房器具の中では比較的安全性の高い電気カーペットですが、やはり電気を使用してその場を暖めるアイテムなだけに使用上の注意がいくつかあります。ここでは電気カーペットでしてはいけない絶対NG行為について紹介します。
1.電気カーペットを「強」のまま長時間使用する
多くの電気カーペットには、温度を調節する機能が備わっています。「弱」「中」「強」となどと表示されていると思いますが、一番温度設定の高い「強」のまま長時間使用することは避けてください。
電気カーペットの「強」の温度設定は、意外にも高温です。45℃以上となることも多く、足元だけを暖める暖房器具とはいえ、長時間高い温度にさらされていると、低温やけどや脱水症状、軽い熱中症などを引き起こす危険性があります。
電気カーペットは、使用を開始した時点で「中」または「強」に設定し、ある程度、足元や体が暖まってきたら「弱」に切り替えたり、あるいは電源を切ったりしましょう。
2.電気カーペットの上で長時間眠る
低温火傷を招いたり脱水症状を引き起こしたりするという理由で、電気カーペットの上で眠る行為も禁止されています。取扱説明書の注意点にも記載されていることが多いです。
「温度設定が『弱』ならいい音では?」と思う方も多いでしょうが、眠っている間は思っている以上に体内から水分が排出されています。
体に直接暖房器具である電気カーペットに触れている状態で長時間眠ってしまった場合、通常よりも体温が高くなり、その熱を排出しようと多くの汗を出すことになります。そのため、低温火傷だけでなく、脱水症状に陥りやすいと注意喚起されているのです。
3.フローリングの上に直接敷く
意外とやりがちなNG行為に、フローリングの上に直接敷くという行為があります。電気カーペットは、暖房器具でありながらカーペットとして使用することができる優れものです。そのため、フローリングの上に直接敷いてしまう人も多いでしょう。
しかし、実はフローリングに直接敷いてしまうと、電気カーペットの熱によってフローリングが変色したり、変形してしまったり、フローリングの間に隙間ができてしまうといったトラブルを引き起こすこともあります。
そのため、基本的に電気カーペットは直接敷くのではなく、フローリングとの間に別のカーペットや断熱シートを挟むことをお勧めします。
4.電気カーペットの上に重い家具を置く
電気カーペットは電気を使用してカーペット全体を温める仕組みです。そのため、電気カーペットの上に重い家具を置いてしまうと、中を通っている電気系統が破壊されてしまう恐れがあります。
また、電気カーペットの上に重い家具を置く場合、長期間同じ場所に重量が乗ることが想定されます。すると、電気カーペットによる熱が家具に伝わり、家具が変形してしまったり変色したりする恐れがあるのです。
さまざまなトラブルを引き起こしやすいため、電気カーペットの上に重い家具を置くことは避けてください。
5.プラグをコンセントに差し込んだままにする
電気カーペットを頻繁に使用するからと、プラグをコンセントに差し込んだままにしていませんか。電気カーペット以外の家具にも言えることですが、プラグをコンセントに差し込んだままにする行為は絶対に禁物です。
プラグをコンセントに差し込んだまま放置すると、コンセント部分に埃がたまり、発火現象を引き起こす原因となります。また、プラグのコードについ足を引っ掛けてしまい、コンセントから無理やりコードが抜き取られてしまうと、コード線が断裂してしまう恐れがります。
故障や発火など危険なトラブルを引き起こしやすくなるため、使用していない時は必ずコンセントから抜くようにしてください。
電気カーペットを使用する際に気をつけるべきポイント
電気カーペットは暖房器具の中でも安全性が高いと言われています。しかし、暖房器具に変わりはないため、使用する際はきちんと注意点を守る必要があります。
電気カーペットを使用する際は、以下のポイントを押さえて正しく使用しましょう。
- 足元が暖かくなったら電源を消す
- 「中」や「強」で暖めた後は「弱」に切り替えて使用する
- カーペットとのフローリングの間に断熱シートや別のカーペットを敷く
- 電気カーペットの長時間使用は避ける
- こたつと併用する際は温度調節に気をつける
- 使用していない時は必ずプラグをコンセントから抜く
- ホットカーペットの取扱説明書に沿って正しくお手入れする
電気カーペットのお手入れは、その電気カーペットによって異なります。最近では洗濯機洗いできる電気カーペットも発売されているため、水洗い可能な電気カーペットも多いです。しかし、中には水洗いできないものもあるため、今一度、取扱説明書を確認しましょう。
電気カーペットは設定温度や使い方を確認して
いかがでしたか。電気カーペットは思っている以上に高温になりやすい暖房器具です。正しい使い方を押さえて健康に悪影響を及ぼさないように注意しましょう。また、時々お手入れすることも忘れずに!