夏場にエアコンはつけっぱなしでも大丈夫?電気代の目安や故障の可能性を解説

エアコンと観葉植物

エアコンはこまめにオンオフを切り替えるより、つけっぱなしの連続運転の方が電気代の節約になるという噂があります。ただし、これはケースバイケースです。場合によってはつけっぱなしの方が電気代は高くなることもあります。また、連続運転はエアコンが故障しないかなども気になりますよね。夏場にエアコンをつけっぱなしする電気代の目安や故障の可能性を解説します。

エアコンのつけっぱなしは大丈夫?

考え込む主婦

連続運転しても故障する可能性はほぼ無い

エアコンを連続運転していると壊れてしまうと心配になることもあると思います。病院やコンビニ、飲食店など24時間稼働している場所はいくつもありますが、これらは業務用のエアコンで家庭用のエアコンとは異なります。

ただ、家庭用のエアコンでも1カ月以上つけっぱなしにしていても、壊れるということは無いようです。ほとんどのエアコンには連続運転しても問題ないよう「保護装置」が設置されていて、故障に繋がらないように工夫されているとのことです。

つけっぱなしによる寿命への影響

つけっぱなしの連続運転は故障の可能性は低くても、寿命に影響があるのか気になりますよね。エアコンの寿命は10~15年が一般的な年数です。

長持ちさせるためのポイントはフィルターを定期的に掃除することや、空気の循環が悪くならないよう室外機周りの環境を整えることなどがあげられます。また、逆に長期間運転をしない状態のほうが、不具合が発生したり潤滑油が出にくくなるなどの理由で壊れやすくなるようです。

このように、使わずに電気を通さないほうが劣化が早くなる可能性があり、つけっぱなしによることで寿命が短くなることはあまりないようです。

エアコンのつけっぱなしは電気代の節約になる?

リモコンでエアコンを操作している女性

必ずしもつけっぱなしが節約になるわけではない

エアコンはこまめなオンオフとつけっぱなしではどちらが電気代の節約になるのでしょうか。つけっぱなしの連続運転の方が節約になるケースもありますが、エアコンの電気代は常に一定ではないため、必ずしもつけっぱなしの方が節約になるというわけではありません。

エアコンは室温を設定温度にするまでが最も多くの電気代がかかり、設定温度になってからの電気代はあまりかからないため、外の気温と室温の気温差などでも消費電力は変わってきます。

つけっぱなしで電気代が節約できるケース

エアコンと電卓で電気代のイメージ

つけっぱなしで電気代が節約できるケースは次を参考にしてください。

  • 気温が高い日の日中、30分以内の不在であればつけっぱなしの方が節約できる
  • 室内と室外で気温の差が小さい夜間は、オンオフに消費電力がかからないためつけっぱなしの不在時間は15分程度までだったら節約になる
  • 外の気温があまり高くない場合は、日中の30分程度の外出ではオン・オフをしたほうが節約になることもある

電気代の目安

エアコンの電気代は、設定温度や住宅性能、電力会社との契約によって異なりますので正確な電気代はそれぞれ変わってきます。また、例えばつけっぱなしの状態を毎日続けた場合でも、その日の外気温によって電気代は変ってきます。

電気代を算出するには「消費電力(kW)×電力料金目安単価(円)」となります。参考までに大手メーカーのホームページには1時間あたりの夏場のエアコンの電気代は、「約 3.5円~約 23.8円」となっています。

エアコンをつけっぱなしにする際の注意点

火がつくコンセントのイメージ

コンセントとプラグの間にホコリをためない

家庭用のエアコンであっても連続運転が直接的な故障につながることは無いとのことですが、つけっぱなしで気を付けることもあります。エアコンのコンセントとプラグの間にホコリがたまっていると、それが原因で火災が発生する可能性があるためです。

つけっぱなしで外出している間に、もし火災が発生したら対処できません。日ごろから、ホコリが溜まらないように定期的にコンセントから電源プラグを抜いてホコリを除去するようにしましょう。

長期間不在の場合のつけっぱなしはNG

自動で保護装置が働くようになっているエアコンがほとんどですが、旅行や帰省などの長期間不在の場合のつけっぱなしはNGです。万が一機器の不具合が発生したときに停止ができないことも考えられます。つけっぱなしは当日中に帰ってくる長時間の外出時などだけにしましょう。

弱運転はかえって電気代がUPすることにもなる!

稼働中のエアコン

弱運転は消費電力がかからず節約になる電気代の節約になるイメージもありますが、逆に室内が設定温度になるまで時間がかかり電気代が高くなることが多いようです。少しでも電気代を抑えたい場合は、扇風機やサーキュレーターを併用するのがおすすめです!

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