エアコンの結露対3選!原因から紐解く対処法を解説

新築住宅のエアコン

夏になると大活躍するエアコンですが、時々カビ臭い匂いが気になることはありませんか。もしかすると、エアコンに結露ができてしまっているかもしれません!今回はエアコンの結露ができる原因や対策法をご紹介します。

意外と忘れがち…厄介なエアコンの結露現象

水漏れしているエアコン

夏になると室内を冷やすために毎日長時間エアコンの冷房機能を使用しますよね。しかし、エアコンを使用し始めると厄介な悩みのタネになるのが結露です。最近のエアコンは性能が良いため、結露現象に気付かず、そのまま放置してしまっているご家庭も少なくありません。

エアコンの結露を放置するとどうなるの?

意外と忘れがちなエアコンの結露対策ですが、結露を放置するとどうなるのでしょうか。最も多い厄介なトラブルとして、エアコン内のカビ繁殖につながる可能性が挙げられます。カビが生えると、室内に送る風にも少なからず影響を与えますし、ニオイが気になります。

また、エアコンの結露を放置することで、エアコン内に溜まった湿気が水分として漏れ出てくることもあります。水漏れが発生し、床や壁を汚す恐れがあるので、早めに対処する必要があります。

エアコンの結露はどうして起こる?考えられる原因

エアコンのリモコンを操作しているところ

夏になると毎日のように活躍してくれるエアコンですが、放置すると厄介なトラブルを引き起こす結露現象を忘れてはいけません。では、エアコンの結露はなぜ起こるのでしょうか。考えられる原因は以下の通りです。

  • エアコン内部の温度と室温の差が大きい
  • フィルターが汚れている
  • 室内配管の施工不良

主に以上の3つの原因が考えられます。多くはエアコン内部と室内の温度差による結露が考えられます。また、エアコンのフィルター掃除を定期的に行っていないと、溜まった汚れが吸収した空気を邪魔してしまい、吹き出し口付近で空気に激しい温度差が生じます。

室内配管は、基本的に施工してもらう際に断熱材を巻いて結露を防止していますが、中にはこの作業を怠り施工不良を起こしている業者もいます。こうした施工不良により、配管内部で結露が起こり、エアコンに影響を与えていることも考えられます。

エアコンの結露に立ち向かえ!エアコンの結露対策3選

ガッツポーズをしている主婦

もしもエアコンの結露が頻繁に起きるようになった場合、あるいは事前にエアコンの結露を予防したいという場合は、どのような対策法が有効なのでしょうか。ここではエアコンの結露対策を大きく分けて3つご紹介します。

1.毎日のエアコンの使用方法を改める

エアコンをリモコンで操作している女性

まずは毎日使うエアコンの使用方法を改めるところから始めましょう。エアコンの設定温度や使い方次第で、エアコンの結露を極力防止することが可能です。

  • 設定温度を28度と高めに設定する
  • スイッチを入れた段階で風量を強くする
  • 風向きを上方に変更する

エアコンの設定温度を高めに設定することで、室内とエアコン内部の温度差を極力抑えることができます。そして、エアコンのスイッチを入れた段階で風量を強めに設定することで、早めに室内を涼しくすることができ、温度差が生まれにくい環境を作り出すことができます。

また、エアコンのルーバーと呼ばれる風向きを調節する部分は、上向きに調節しましょう。エアコンから流れ出た冷たい風が直接ルーバーに当たり続けることを避けられるため、ルーバー部分に結露ができにくくなります。

ある程度、室温が下がったら、室内とエアコン内部に温度差が生じるリスクが減るため、28度設定から27度設定に落としたり、風量を弱にしたりしても問題ありません。

2.エアコンのフィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルター洗浄

エアコンのフィルターにホコリがたまっていると、室内から取り込んだ空気とエアコンから流れ出る冷たい空気が埃でぶつかり合い、結露の原因となります。そのため、エアコンのフィルターも定期的に掃除する必要があります。

一般的に、エアコンのフィルターは1ヶ月に1度を目安に掃除することが推奨されています。日中にあまり使う機会がないという場合は、2〜3ヶ月に1度でも良いでしょう。基本的なフィルターの掃除方法は以下の通りです。

  1. エアコンからフィルターを取り外す
  2. 屋外などでフィルターに付着した埃や汚れを掃除機で吸い取る
  3. 中性洗剤と歯ブラシを使い、フィルターの汚れをこすり落とす
  4. 最後に水洗いをして、完全に乾き切ったらエアコンに取り付ける

以上がエアコンのフィルターの掃除方法です。ぜひ1ヶ月に1度を目安に行ってください。

3.クリーニング業者に冷却フィンの掃除を依頼

エアコンの清掃業者

以上2つの対策を実践しても結露ができてしまう場合、エアコン内部の冷却フィンが汚れている可能性があります。こちらは自分でも掃除は可能ですが、手間がかかりますし、掃除頻度は数年に1度と頻繁ではないため、クリーニング業者に依頼する人が多いです。

もしも冷却フィンが汚れている可能性がある場合は、フィルター掃除と合わせてハウスクリーニング業者に掃除を依頼してみてはいかがでしょう。

普段の使い方でエアコンの結露を予防することから始めよう

エアコンと観葉植物

いかがでしたでしょうか。エアコンの結露は、普段の使い方を定期的なフィルター掃除で予防することが可能です。しかし、それでも結露ができてしまう場合は、室内配管や冷却フィンに不具合が生じている可能性があるので、専門の業者に依頼しましょう。

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