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40代主婦にやる気がでない理由
40代の主婦に多いのが「やる気が出ない」ことです。掃除をしなきゃ…でもやる気が出ない、ご飯を作らなきゃ…やっぱりやる気が出ない、40代になると急に疲れやすくなり何をするにも疲れておっくうになることが多くなります。
40代じゃなくても、30代や50代でもやる気が出ないことはありますが、特に「やる気が出ない」のが重症化するのは40代主婦です。
40代主婦のやる気が出ない理由は、年齢よる体力低下、精神的な疲れ、更年期によるホルモンバランスの崩れなどです。
更年期によるホルモンバランスの崩れ
特に、やる気が出ない理由で一番多いのは更年期によるホルモンバランスの崩れです。閉経前後の45歳~55歳くらいの更年期に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減ります。
その結果、ホルモンバランスが崩れて、疲れやすくなる、体力が無くなる、体調を壊しやすいなどの肉体的な問題だけでなく、頭が回らない、ものごとを悪く考えてしまう、将来が不安になるなど精神的にも大きな問題が出てきます。
深刻な悩みが増えて精神的ダメージが大きい
30代に比べ、40代になると悩み事の内容が深刻になって一人で解決するのは難しくなってきます。
子供が大きくなってくると教育にお金がかかる、子供が大学受験に失敗した、子供が就職できない、など子供に関する悩みも深刻なものが増えていきます。
また、高齢出産をした方は、急に仕事を止めて専業集になり慣れない子育てのストレスで産後うつや育児ノイローゼになる方もいます。預貯金やローンの悩みなど、生活の中での悩みがより具体化してくる年代でもあります。
また、この年代は徐々に親の介護問題が現実化し始めることでの悩みも出始めます。更年期でただでさえ精神的に不安定なところに、深刻な悩みまで加わり精神的なダメージが大きくなると何もやる気が無くなり引きこもりになる主婦が増えているようです。
40代以降の主婦にやる気がでないことで、引きこもりになる主なきっかけや理由の多くは、下記の通りです。
- 更年期による体調不良、体力低下、疲れなど
- ホルモンバランスの変化から精神的に不安定になる
- 悩みごとが深刻化する年齢でもある
子供の教育問題、預貯金やローンの問題、夫のリストラや不景気による給与やボーナスダウンなど - 高齢出産による産後の体力低下やホルモンバランスの変化でおきる産後欝
- 育児ノイローゼ
- ローンや借金、預貯金に関する不安
- 親の介護問題
やる気が出ない状態から脱出する方法
ここでは40代以降の主婦にやる気がでないときに脱出する方法をご紹介します。
人に自分の気持ちを話してみたり、体を動かすことで精神が安定し、前向きになれるということはよく言われています。ただ、頭では分かっていてもそれができないからつらい…という気持ちはよくわかります。
そういった方が少しの頑張り、ちょっとした一歩でやる気のなさや欝っぽさ、引きこもりから脱出のきっかけになる方法についてご紹介します。
無理をしない!
頑張ろうと思えば思うほど、ストレスになります。辛くなりますし自分を責めてしまう方もいるでしょう。まずは、『誰もが経験する道。自分だけが悪かったり特別ではないこと。
『今、自分はその時期にいるんだな…』と、起きている事実だけをみとめてしまいましょう。
「動くこと」を意識してみる
近所のスーパー・コンビニエンスストアなど、普段自転車や車で行くところをあえて歩いて行ってみる、週に1~2回、車でスーパーに行く、一度にたくさんお買い物をしていた方であれば、頻度を増やして、あえて少しずつお買い物を歩いていってみると、普段気付かなかった風景に気付いたり、道の草花を意識することで、気持ちの切り替えや変化を感じることが出来るようになってきます。
この感覚に慣れてきたら、お気に入りの公園や道をウォーキング、お散歩を取り入れてみると良いかもしれません。そこであらたな交友関係がはじまることも期待できます。
好きな本を読んだり、映画を観る時間を作る
毎日1時間から2時間程度、なんとなくではなく「しっかり休むためのスケジュール」を組み、その間は何も考えずに本や映画に集中しましょう。気持ちをしっかり切り替える時間を作ることで、ココロの切り替えのスイッチが入るようになっていきます。
日光浴をしよう
日光浴をすると、『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニン(神経伝達物質)が増加します。このセロトニンが分泌され増えることで、うつ病や睡眠障が改善されると言われています。
また、日光浴は午前中が良いといわれていますので、1日の初めに明るい日光をあびることで体内時計も整ってくることが期待できます。
同じ悩みをもつ友人と共感しあう
人に悩みをはなしたり、共感してもらえるとそれだけでずいぶん気持ちはスッキリします。一人でかかえこまずに、気軽に話ができる人と悩みを相談しあうことは引きこもりにならないためにとても大切なことです。
簡単なお仕事や趣味など、新しいことをはじめてみる
週に数回、1日数時間の短時間可能なパートタイムのお仕事を始めてみる、これまでにやったことのない楽器を習い始めてみるなど、小さなささやかな何か新しいことを負担にならない頻度ではじめてみる、ダメならすぐやめてOK!と、自分自身に許可を出してあげた上で、気楽な気持ちではじめてみることも、うつっぽさやひきこもりから脱出するきっかけとなります。
習い事は、初回無料体験を利用してみると向き不向きもわかり、気楽な気持ちで参加できるでしょう。
《 ポイント 》
- 頑張ろうと思えば思うほど、ストレスになるので無理をしない。
- 動くことで、気持ちの切り替えや変化を感じることが出来る。
- 何も考えずに本や映画などに集中して、気持ちをしっかり切り替える時間を作る。
- 日光浴をすると、幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質が増加する。
- 一人でかかえこまずに、気軽に話ができる人と悩みを相談する。
- これまでにやったことのない、習い事を始めてみるなど、新しいことを負担にならない頻度ではじめてみる。
中年の危機「ミッドライフ・クライシス」とは
40代以降の主婦にやる気がでないミッドライフ・クライシスとは、直訳すると「中年の危機」。
人生も徐々に後半に差し掛かってくる、人生の折り返し地点に立つ40代から、この年代になると、これまでの生き方への後悔や、やり残したことへの未練、若さが失われていく自分への焦り、不安、恐れなど、心の葛藤が生まれ始めます。
心身や環境にも変化の出やすいこの年代に起こる症状とされています。よくドラマや記事のテーマとして取り上げられています。
「ミッドライフ・クライシス」の克服法
40代以降の主婦に多くみられるのが、やる気が出ないなどの、心の病気や依存症になりやすい、ミッドライフ・クライシスがあります。気分が塞がった状態が長く続いたりすると、かかりやすい心の病です。
ここでは、今の状況を変えて1歩を踏み出すことができる、ミッドライフ・クライシスからの脱出方法をご紹介します。
自分の人生を肯定して再定義する
ミッドライフ・クライシスになる主な原因は、自分自信のアイデンティティが揺れることで生じるので、自分を再定義することがカギになります。人と比べて落ち込んだり、世間の情報などに振り回されている自分自信に決別することも重要です。
自分はこれからどうしたいのか、どう生きていきたのかなどをよく考えて自分の再定義を始めることが、ミッドライフ・クライシスから脱出するための第1歩です。
40代ともなると、悩みを抱くことは当たり前のことなので、今の自分の状況を受け入れて、自分自信を愛して、人生を否定せずに肯定することが大切です。
運動をして身体を動かす
40代以降になると体力も衰えてくるので、ミッドライフクライシスにかかりやすい要因1つです。
心が沈んで落ち込んでいるいるときなどは、気分転換に運動することがおすすめです。
体が鍛えられて健康になるだけではなく、汗をかくことで気分もすっきりして、効果を実感できて自信にもつながります。
夫婦間で悩んでいる場合は、一緒に会話をしながらウォーキングなどをすることで、相手との心の距離が縮まると同時に、身体と心をリフレッシュできます。
自分が興味のあることを始めてみる
自分が前から興味のあった勉強や資格などを始めてみる。人間は学ぶことで脳が刺激されて、前向きな気持ちになりミッドライフクライシスからの脱出に効果的です。
《 ポイント 》
- 自分はこれからどうしたいのか、よく考えて自分の再定義を始める。
- 心が沈んで落ち込んでいるいるときなどは、気分転換に運動する
- 自分が前から興味のあった勉強や資格などを始めてみる。
最後に
40代主婦がやる気が出ないのは更年期のホルモンバランスの崩れが大きく影響していますが、こればかりは肉体的なものですので自分ではどうにもなりません。それがよけいイライラしてしまう原因になりますね。
少しでもやる気を出すために気分転換をしてみようと思ったら、前から興味があったことや、長続きしそうなことをしてみましょう。
趣味で料理を始めてアレンジ料理に挑戦したり、語学の勉強をして新しい言葉を学んだり、今までとは違う自分にチャレンジすることで、気持ちに変化が表れ自信がつきます。
本で学ぶだけでは無く、インターネットの通信教育なども受ける方法もあるので、是非試してみてください。