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入園や進級、期待と不安が入り混じる4月
幼稚園への進学や、新しい学年への進級は、子供にとって大きな変化です。なかでも入園は、初めて親と離れて園生活を開始するため、寂しさや不安で登園時に子供が泣いてしまうことも少なくありません。
今回は、幼稚園の送迎でやりがちな、やってはいけない行動をご紹介します。子供を園生活に早く慣れさせるためにも、NG行動は事前に把握しておきましょう。
幼稚園の送り迎えで絶対してはいけないNG行為5選
幼稚園の送迎で、やってはいけない行動とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。ついやってしまいがちな行動ばかりなので、チェックしておきましょう。
1.幼稚園に居座る
子供に頼まれるまま、着替えや朝の遊び時間まで園に居座り続けるのはよくありません。子供が心配なのはわかりますが、園に居座ってしまうと子供たちの気が散ってしまいます。
また、「○○ちゃんのママはずっと幼稚園にいるのに、自分のママはすぐに帰ってしまう」と、ほかの子の心の突っかかりの原因にもなりかねません。
2.登園したご褒美におやつをあげる
子供によっては、登園するのがしばらく苦痛に感じる場合があります。登園したご褒美として、園に入る前におやつを口に入れてしまうと、おやつがなければ登園しなくなってしまいます。
登園時に口の中に食べ物を入れた状態で歩いていると、のどに食べ物を詰まらせ、窒息の恐れもあります。非常に危険な行為なので、行わないようにしましょう。
3.子供に一声かけずに立ち去る
登園してよく遊んでいるからといって、子供が遊んでいる隙にいきなり帰宅してしまうのはNG。振り返ると保護者がいないとなると、子供はパニックになり幼稚園を嫌がるようになるかもしれません。
帰宅する際には、子供に「ママ帰るからね。お迎えに来るまで楽しんでね」など一声かけて子供を安心させてあげましょう。
4.泣いていることを叱る
子供が登園時いつまでも泣いていると、どうしてもイライラしてしまいがちです。「いつまでも泣かないの!」と、叱ってしまいたくなる気持ちもわかりますが、子供は初めての幼稚園でのプレッシャーやストレスなど、今まで感じたことのないものと戦っているのです。
叱ってしまうと、子供の心のよりどころがなくなってしまいます。子供が泣いているときは、できるだけ子供の感情を受け止め、励ましてあげてください。
5.過度に心配する
幼稚園に初めて我が子と預けるのは、親も勇気が必要です。今まで我が子と離れたことがない人は、不安を感じて当然です。
しかし、親が過度に心配すると、その感情が子供にも伝わってしまいます。幼稚園生活を期待に満ちたスタートにするためにも、過度に不安を持たないようにしましょう。
子供を送り出すときの注意点
子供を気持ちよく送り出すためには、以下のようなことに注意しましょう。
- 家を出る前に、迎えに行く時間を事前に伝える
- できるだけ早く迎えに来ることを伝える
- 「ママもお仕事頑張ってくるからね」など、頑張る場所は違っても一緒に頑張ることを伝える
- 幼稚園で子どもが泣いても、後ろ髪をひかれない
- 先生を信頼する
初めての環境は、誰でも緊張するものです。入園後は、できるだけ早く子供を迎えに行くよう心がけてください。子供を迎えに行った後は、園であったことをしっかりと聞き、できるようになってきたことなどについて喜びを分かち合いましょう。
まとめ
幼稚園は、子供にとって社会生活を開始する大きな一歩です。不安なこともあると思いますが、まずは幼稚園と担任教諭を信頼して子供を思い切って預けましょう。