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そもそもレターパックでお菓子を送っても大丈夫?
レターパックでお菓子を送っても大丈夫です!ただし、送られてきた相手が不快な思いをしてしまう可能性があるため、これからご紹介する注意点には十分にお気をつけください。
レターパックでお菓子を送る時の注意点
レターパックでお菓子を送ると「割れる」「潰れる」などの恐れがあります。送られてきた相手は、お菓子が割れたり潰れたりしていても言い出せないものです。
もしも、配達の途中で事故が起きてしまった場合でも、お菓子に対する損害賠償を行ってもらうことはできません。よく理解した上で、レターパックを利用するようにしてください。
レターパックで送れるお菓子・送れないお菓子の種類
送れるお菓子
- クッキー
- ポテトチップス
- ビスケット
- クラッカー
- ガム
- チョコレート(※)
- キャンディー(※)
- キャラメル
- せんべい
- 甘納豆
- 八ツ橋
- 和三盆
- 金平糖
※チョコレートとキャンディーは「干菓子」と言って生ものには当てはまりません。しかし、市販のチョコレートには28℃以下で保存と書かれています。市販のキャンディーには、直射日光や高温多湿を避けて保存と書かれています。
とくに暑い季節のレターパックでは、溶けて変色や変形しまう恐れがありますので、注意して送るようにしてください。
送れないお菓子
レターパックでは「なまもの」を送ることはできません。生ものとは、焼く・煮る・蒸す・茹でるなどの加熱調理がされていない食品のことを言います。
しかし、お菓子の場合は少し考え方を変える必要があり、「傷みやすいお菓子」「腐りやすいお菓子」となります。例えば、羊羹などの水分の多い「生菓子」と呼ばれるお菓子が当てはまります。
和の生菓子
- 大福
- 団子
- どら焼き
- きんつば
- たい焼き
洋の生菓子
- ショートケーキ
- ロールケーキ
- デコレーションケーキ
- シュークリーム
- エクレア
- ミルフィーユ
- アップルパイ
- タルト
- ワッフル
- パンケーキ
- クレープ
- プリン
- ババロア
- ムース
- ゼリー
レターパックに入るお菓子のサイズ
レターパックには、「レターパックプラス」と「レターパックライト」の2つのタイプがあります。レターパックプラスは対面で受け取ることができ、レターパックライトは郵便受けに投函されます。そして、送ることができる「サイズ」「重量」「厚み」に規定がありますので、必ず事前に確認してご購入ください。
「レターパックプラス」に入るお菓子のサイズ
- サイズ:340mm×248mm
(A4ファイルサイズ) - 重量 :4kg以内
厚みに規定はありません。サイズと重量の決まりを守ることができれば、分厚いお菓子でも大丈夫です。ただし、厚みがありすぎて封筒が破れてしまわないようご注意ください。
「レターパックライト」に入るお菓子のサイズ
- サイズ:340mm×248mm
(A4ファイルサイズ) - 重量 :4kg以内
- 厚み :3cm以内
サイズ以外に注意するべきこと
お菓子が入っている「箱」に注意が必要です。ガラス製や陶磁器など、割れやすい箱に入っているお菓子は、レターパックでは送ることができません。紙製の箱や缶に入ったお菓子を選ぶと良いです。
ただし、紙が潰れてしまったり、缶がへこんでしまう恐れがあるということを理解した上で、利用するようにしてください。
レターパックでお菓子を送る手順
①レターパックを買う
レターパックプラス、またはレターパックライトは、「郵便窓口」「コンビニ(一部を除く)」「郵便局のネットショップ」で買うことができます。郵便局のネッショップでレターパックを買う場合、20枚単位での販売ですのでご注意ください。
②あて名と品名を書く
レターパックでお菓子を送る時、「品名」の書き方に注意が必要です。「食品」「食べ物」と書いてしまいがちなのですが、輸送方法が変更されてしまったり、到着までにかかる日数が通常よりも長くなってしまう可能性があります。
通常通りに届けてもらうためには、「お菓子」と明確に書いてください。クッキー・せんべい・チョコレートなど、より明確に書いても構いません。
③送る
- 郵便ポスト
- 郵便窓口
- 店内に郵便ポストが設置してあるコンビニ
この3つからレターパックで、お菓子を送ることができます。また、「レターパックプラス」は集荷を行ってもらうことが可能です。
レターパックでお菓子を送る時に知っておくと便利なこと
料金
日本全国一律料金です。
- レターパックプラス:\520
- レターパックライト:\370
郵便局のネットショップで買う場合、「\520×20枚」または「\370×20枚」単位での販売です。お届けには、送料\720(全国一律)がかかり、発送方法はゆうパックです。
旧額料金(\510または\360)のレターパックでも、お菓子を送ることができます。ただし、差額分の料金を支払わなければなりません。差額分の切手を貼ることで利用できます。
お届け日数(平日・土日・祝日)
レターパックは平日の配達はもちろん、土日・祝日の配達も行っています。相手が「日曜日でなければ受け取れない」という場合にも利用することができます。
お届け日数は、郵便局の公式ホームページから調べることができます。「レターパック 日数」と検索してみてください。
差出元の郵便番号と、あて先の郵便番号を入力すると目安が表示されます。レターパックでお菓子を送りたい時は、事前にお届け日数の目安を調べておくことをおすすめします。
どれくらいかかるかは購入するお菓子の賞味期限にも関わってくるためです。
送り先
レターパックでは海外にお菓子を送ることはできません。お菓子以外の物であっても海外へのお届けは行っていません。
海外にお菓子を送りたい時は、国際郵便(国際小包)をご利用ください。
なまもの以外の送れないもの
お菓子の一緒に同封して送りたいものがある時は、送れるものであるかどうか確認してから同封してください。次のようなものは、レターパックに同封して送ることはできません。
- 現金
- 貴金属(貴重品)
- 芸術作品などの入手が困難なもの
- 精密機械などの壊れやすいもの
- ガラスや陶磁器などの割れやすいもの
一人暮らしをするお子さんや、お孫さんにお菓子と一緒にお小遣い(現金)を送ってあげたい!という方もいらっしゃると思います。しかし、レターパックでは送れませんのでご注意ください。
レターパックで現金を送るとどうなる?
レターパックに現金を入れて送った場合、「郵便法違反」となってしまいます。郵便窓口で受け取る時に、局員の方が引受検査を行っており、かなり徹底されています。
現金をレターパックで送るように指示をするなどの詐欺被害が増加していることが背景にあります。必要に応じてX線検査装置を使って、レターパックの中身を確認することもあるようです。中身が現金であるとわかった場合、本人立ち合いで確認が行われます。
「格安で送りたかった」などの郵便料金を免れたいという意図があった場合には、警察へ通報されてしまう恐れがあります。
最後に
レターパックでお菓子を送っても大丈夫です。全く問題ありません。ご利用される前に、必ず送れるお菓子と送れないお菓子をご確認ください。追跡サービスもありますので、送ったものが今どこにあるのか確認できて安心です。
レターパックは「常温輸送」です。要冷蔵、または要冷凍のお菓子は送ることができません。また、常温保存が可能なお菓子でも、傷みやすく腐りやすいものである場合には送ることができません。「損害賠償は行われていない」ということを十分に理解した上でご利用ください。