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子供がなかなか勉強しない!
帰宅後、学校や塾などの宿題に着手しない子供を見ていると、つい注意したくなりますよね。様子を見て声掛けをすることは大切ですが、子供へのかかわり方によっては子供のやる気をそいでいるかもしれません。
今回は、子供が勉強しないときにやってはいけないNG行動をご紹介します。日ごろの声掛けや行動によって、子供のやる気をそいでいないかを振り返ってみましょう。
子供が勉強しないときに絶対してはいけないNG行為5選
子供が勉強しないときに、大人がすべきではない行動とはどのようなものなのでしょうか。取りやすい行動ばかりを集めたので、チェックしてみましょう。
1.ほかの子や兄弟と比較する
子供のとき、近所の子や兄弟と比べられた経験がある人は多いのではないでしょうか。勉強は、得意・不得意な分野がはっきり分かれ、不得意分野と向き合うのは大人でも億劫なものです。
不得意分野について「お友達はこんなにやってるのに」「兄弟や親せきはこんなにできているのに」と比較してしまうのは、やりがちなNG行動。他人と比較してできていないことを指摘しても、子供のやる気をそいで勉強から遠ざけるばかりなのでやめましょう。
2.勉強したのか何度も確認する
なにかに取り掛かるとき、大人は自分のタイミングで開始しますよね。子供にも、子供のタイミングがあります。今ゲームをしていたとしても、キリがつけば勉強に取り掛かろうと計画を立てているかもしれません。
それなのに大人が「勉強したの?」「まだ勉強しないの?」「早くしなさい」と何度も声をかけてしまうと、子供のやる気がなくなってしまいます。まず一声かけて、子供に今後の予定の確認をして、それ以降は見守ってみましょう。
3.モノでやる気を無理やり引き出させる
勉強させるために、「勉強したらこれを買ってあげる」などモノで気を引いて勉強させる人もいますが、これはNG行動です。
子供の目標が、勉強して知識を増やすことではなく、勉強後のご褒美にすり替わってしまうため、勉強したいと思いにくくなってしまいます。ご褒美を準備するならば、それをチラつかせるのではなく、サプライズで渡してあげましょう。
4.ペナルティを設ける
勉強しないと○○してはいけないなど、勉強しないことによってなんらかのペナルティを子供に背負わせてしまうのはNG。勉強することがさらに嫌になってしまい、勉強から遠ざかってしまいます。
5.子供の楽しみを根こそぎ没収する
漫画やゲームなどの娯楽は、勉強の妨げにしかならないと思っていませんか?大人も家事や仕事の合間に、ちょっとした休憩を挟みますよね。休憩時間にたばこで一服したり、スマホでゲームをする人もいるでしょう。これらも娯楽なので、子供にとっての漫画やゲームと同じです。
それをすべて取り上げられてしまうと、大人でも息が詰まってしまい、やる気がそがれてしまいます。子供も同じです。楽しみをすべて没収したからといって、勉強し始めるわけではありません。子供が好きなものは取り上げず、勉強と両立できるよう見守りながら声掛けなどを行いましょう。
子供が勉強しやすくするための一工夫
子供が勉強に取り組みやすくなる環境作りは、どの家庭でも実施できます。
- 子供の勉強内容に関心を持つ
- 子供のペースを乱すような声掛けをしない
- 関わりすぎない
- 子供が勉強しているときは、大人も勉強や読書に励む
- 勉強時間は徐々に伸ばす
- 結果だけでなく過程をほめる
- 応援していることを伝える
子供にとって、親の存在は非常にい大きな役割を担っています。自分の勉強に興味を持ち、努力の過程を見守り、できている部分をほめてくれる環境が整っていればモチベーションが上がりやすくなりますよ。
まとめ
子供がなかなか勉強しないときは、まずは焦らずに動向を見守りましょう。勉強しやすくなる環境を整えているか、勉強している子供に親は向き合っているかなど、親の行動や言動も見直し、子供と一緒に勉強に向き合うことが重要です。