自転車が盗まれやすくなるNG行為5選

自転車を物色する男性

自転車を通勤や買い物に使う人は多いですよね。しかし、その一方で、自転車は盗難被害の多い乗り物です。3分に1台盗まれているとも言われているため、盗難被害のリスクは非常に高いです。そこで今回は、自転車が盗まれやすくなってしまうNG行為と盗難対策について紹介します。

年間の自転車窃盗件数はなんと3万件以上!

駅前の駐輪場

通勤や買い物、子どものお迎えなどで、自転車を愛用している人はとても多いですよね。しかし、利用価値の高い自転車だからこそ、年間の自転車盗難件数は非常に多く、なんと3万件にも上ります。

年間で3万台以上の自転車が盗まれているということは、単純計算で、3分に1台盗まれていることになるのです。このように聞くと、自転車がどれほど盗まれやすいのか想像に難くありません。

最も被害に遭っている場所は『自宅』

自転車が盗まれやすい場所として、最も被害に遭っている場所は自宅です。自宅の駐車場やマンションの駐輪場に駐めておいたら、次の日の朝には盗まれていた…というケースが、全体の自転車盗難件数の約4割を超えています。

自分の家の敷地内では、どうしても気が緩みがちです。「まさか敷地に入ってまで盗んで行かないだろう」と対策を怠っていると、あっという間に盗まれてしまうのです。

自転車が盗まれやすくなるNG行為5選

中h輪状に並んでいる自転車

自転車の盗難件数が多い理由は、使っている側が自転車が盗まれやすくなるようなNG行為を無意識に行なっていることも要因です。では、自転車が盗難に遭いやすくなってしまうNG行為には、どのような習慣が当てはまるのでしょうか。

1.鍵をかけずに放置している

意外とやりがちなNG行為に、「鍵をかけ忘れる」があります。当たり前ですが、鍵をかけていなければ、そのまま乗って持ち去られてしまいます。

意外と家の敷地内やコンビニに立ち寄った際など、「短い時間だから」「家の敷地内だから」と鍵をかけ忘れたり、面倒と感じて放置してしまったりする人が後を絶ちません。

自転車を盗む犯人は、何食わぬ顔で持ち去ってしまいます。少しの時間であっても、家の敷地内であっても、必ず鍵はかけましょう。また、鍵を1つだけしかかけていない場合も持ち去られる可能性が高いです。

2.細いワイヤーロックだけでロックしている

鍵をかけずに細いワイヤーロックだけでロックしている自転車も見かけますが、細いワイヤーロックは、あっという間に切断されてしまうので、あまり意味がありません。

ワイヤーロックと自転車の鍵を両方かけている場合は、ある程度対策が取れていますが、それでも盗難されてしまうほど、自転車の盗難は簡単に行われてしまいます。

ワイヤーロックだけで安心せず、面倒に思いかもしれませんが、愛用の自転車を盗まれないためには、二重三重にロックをかける必要があります。

3.日を跨いで同じ場所に駐輪している

夜の街にとめてある自転車

人によっては、駐輪場に日を跨いで駐輪したまま放置している人もいるでしょう。しかし、同じ場所に夜間、駐めっぱなしにしていると、それを発見した犯人が自転車を持ち去ってしまうリスクが高まります。

夜間は昼間よりも人目につきにくく、尚且つ、暗いので昼間よりも大胆な盗みかたができます。太いワイヤーも切断してしまったり、脇にトラックを停めて持ち去ってしまうケースも報告されています。

4.有名メーカーのロードバイクを対策せず駐めている

ロードバイクは自転車を盗難する犯人にとって、優良物件といっても過言ではありません。通常の自転車に比べて高級品ですし、ロードバイクの場合は、部品を外して部品だけでも高値で転売することができるからです。

このようなロードバイクを普通の自転車と同じような対策だけで駐輪していると、犯人の格好の餌食となってしまいます。ロードバイクは基本的に日常使いせず、駐輪する際は、必ずロックを二重三重にかけ、尚且つ、見られないようにカバーをするなど、徹底した対策が必要です。

5.人の目のない駐輪場に駐輪する

人目に付きにくい場所に駐輪している自転車

大通りに面した駐輪場や、多くの人が行き交う場所にある駐輪場ではなく、あまり人目につかないような駐輪場は、ロックオンされやすいと言われています。

単純に、人目につかないので犯人が作業しやすいですし、ガチャガチャと作業している時に他の人が通りかかっても、意外と不審に思われないという理由があります。したがって、できるだけ人目のある駐輪場に駐めるようにすることも大切です。

自転車を盗まれないためにできる予防対策法は?

自転車のロック

では、愛用の自転車を盗まれないようにするためには、どのような対策法が有効なのでしょうか。以下の対策を意識的に行い、出来るだけ盗難リスクを下げましょう。

  • ツーロックは必至
  • ロックは地面から離れた部分に行う
  • 長時間同じ場所にとめることは避ける
  • 有名メーカーのロードバイクは普段使いしない
  • なるべく人の目のつく駐輪場を利用する
  • 自宅でも対策を怠らない

これらの対策を徹底的に行うことで、自転車の盗難リスクを下げることができます。また、ロードバイクの場合は、自宅であっても外でなく、家の中に保管することが望ましいとされています。スペースを確保して、玄関や壁掛けグッズを利用して保管するようにしましょう。

自転車を盗まれないためには少しの時間でも確実にロックを

自転車にロックをかけているところ

いかがでしたでしょうか。自転車の盗難は非常に多く報告されています。また、盗難された自転車は、被害届を出しても戻ってくる確率が低いとされています。事前に防犯登録をし、日頃から徹底的に盗難防止対策を行うことが何よりも重要です。

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