酸素系漂白剤で水筒をキレイにしよう!汚れや茶渋の落とし方と注意点

蓋の開いた水筒

毎日使っている水筒を酸素系漂白剤でキレイにしてみませんか?水筒はしっかり洗っていてもいつの間にか茶渋が着色して汚れが目立ってくるのですが、水筒は直接飲み物を入れるものだからこそ、衛生面に気を付けて清潔にしておきたいものです。今回は酸素系漂白剤を使った水筒の汚れや茶渋の落とし方と注意点、そしておすすめの酸素系漂白剤を紹介します!水筒を洗うときは、ぜひ試してみて下さい!

酸素系漂白剤で水筒の汚れや茶渋が落とせる!

漂白剤イメージ

皆さんが学校や職場に持参する水筒は、飲みやすいように工夫がされていて便利ですが、毎日洗っているにも関わらず、細かい部分に汚れが付着して、使い続けているうちに臭いや茶渋が気になってきます。

そんな時に役立つのが、水筒をキレイにしてくれる「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」です。

酸素系漂白剤とはどのようなものか

漂白剤には「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2種類がありますが、水筒を洗うときに使ってほしいのは「酸素系漂白剤」です。

「塩素系漂白剤」とは

次亜塩素酸ナトリウムが主成分の「塩素系漂白剤」は、強い漂白効果が期待できるのですが、同時に、金属を溶かす性質があります。

臭いもきついため、水筒を洗った後に入れた飲み物に金属の味が移ったり、水筒のパッキンの劣化が進んでしまう危険性があります。

「酸素系漂白剤」とは

一方で「酸素系漂白剤」であればそのような心配はありません。

同じ酸素系漂白剤でも、成分が過炭酸ナトリウムの「粉末タイプ」と、過酸化水素が成分の「液体タイプ」がありますが、どちらも染料を脱色することもなく、環境にも優しいので安心して使うことができます。

「粉末タイプ」、「液体タイプ」のどちらも漂白作用はもちろんのこと、殺菌作用もあり、タンパク質の汚れを溶かしてきれいに汚れを落としてくれます。

以上のことから、水筒をピカピカにしたい時に使う漂白剤は、使い方が簡単な酸素系漂白剤をおすすめします。

水筒専用の漂白剤もありますが、それよりも酸素系漂白剤を使った方が、食器や衣類、布巾など他の物にも色々使えて便利ですよ。

水筒を使い終わったら、その都度食器用洗剤で洗うように心掛けていても、茶渋や汚れがひどくなった場合には、酸素系漂白剤を使ってキレイにお手入れしてみましょう。

《 ポイント 》

  • 水筒をキレイにするときは、他の物にも色々使えて便利な酸素系漂白剤を使う。
  • 酸素系漂白剤は染料を脱色せず、環境にも優しいので安心して使える。

酸素系漂白剤で水筒をキレイにする方法

水筒を洗う

用意するもの

  • 水筒
  • ボウルなどのプラスチック容器
  • 酸素系漂白剤

水筒の洗い方

  1. 水筒を蓋と本体に分ける。
    蓋部分にあるパッキンや注ぎ口の部品を取り外して、分解できるものは分解しておきます。飲み口に工夫がされている水筒は部品が細かいので分解するのに手間がかかりますが、ひとつひとつ丁寧に外しましょう。
  2. 本体部分を洗う。
    水筒本体に50℃くらいのお湯と所定量の酸素系漂白剤を入れ、30分~1時間ほどつけ置きします。
  3. 蓋やゴムパッキンなど、分解してある注ぎ口の部品を洗う。
    複雑な構造の蓋やゴムパッキンなど、分解した部品はボウルなどのプラスチック容器に浸けて洗います。容器に所定量の酸素系漂白剤を投入し、水で薄めた中に入れ、30分~1時間ほどつけ置きします。蓋やパッキンの材質によっては使えない場合もありますので、注意してくださいね。
  4. すすいで乾かす。
    水筒本体の内部、複雑な形状の蓋の中、取り外したパッキンなどを丁寧にすすぎ洗いをします。ぬるま湯ですすぐと、水切れがよくなり乾くのに時間がかかりません。本体の外側の水気は、水滴の跡が残らないように拭きとります。中の水気を取り、完全に乾かします。

以上で、水筒の内側に付いた茶渋や注ぎ口部品の細かな溝などの汚れが落ち、ピッカピカきれいになってとっても気持ちいいですよ。

《 ポイント 》

  • 水筒本体に50℃くらいのお湯と酸素系漂白剤を入れてつけ置きする。
  • 水筒の細かい部品を分解して酸素系漂白剤に30分~1時間ほどつけ置きする。

酸素系漂白剤で水筒を洗う時の注意点

水筒と蓋

塩素系漂白剤の使用は避ける

水筒の汚れが気になるときはすぐにでも塩素漂白剤を使用したくなりますが、強い漂白効果がある塩素系漂白剤の使用は避けましょう。

ステンレスや内側のメッキがはがれてさびが発生し、水筒の保冷機能の低下を招いてしまいます。

ボトル本体ごとつけこまない

ボトルを丸ごとつけ置きしてしまうと、外側に貼ってあるラベルが剥がれてしまいます。よって、水筒本体の内部に50℃程度のお湯と酸素系漂白剤を入れて、ボトルの内側だけをつけ置きするようにしてください。

蓋を外したままにしておく

水筒の蓋をしたままで本体内部のつけ置きは禁止です。水筒内部の圧力が上がり、はめていた水筒の蓋が飛び出す危険性があるからです。

スポンジでゴシゴシ洗わない

硬いスポンジは、水筒の中に小さな傷をつけてしまいますので、必要以上に強くこすらないように気を付けてください。

目に見えない傷からカビが発生したり、水筒に汚れが溜まる原因にもなりますのでので、優しく丁寧に洗うようにしましょう。

金たわしを使って洗わない

硬いスポンジと同じように金たわしを使って水筒をこすると、表面を傷つけるだけでなく水筒内部の傷に汚れがたまり、そこから雑菌が繁殖する可能性があります。

また、水筒そのものの金属成分などが溶け出す恐れもあり、安心して飲みものを入れることができなくなってしまいます。

食洗機を使わない

食洗機に入れて一度に洗浄できたら簡単なのですが、食洗機は高温のお湯で洗浄するため、熱で水筒が変形して、飲み物が漏れてしまう可能性も考えられます。

それどころか、ボトル本体の塗装がはがれ落ちるなど、水筒が劣化する恐れもあるので、大切な水筒は優しく手洗いするようにして下さい。

《 ポイント 》

  • 水筒を洗うときは、強い漂白効果がある塩素系漂白剤の使用は避ける。
  • 硬いスポンジ、金たわし、食洗機は水筒の劣化を招くので使用しない。

おすすめ漂白剤3選

ブリーチ

サーモスマイボトル洗浄器用酸素系漂白剤

週に一度の徹底洗浄で、毎日使う水筒に付着した茶渋やコーヒーの汚れがすっきりきれいに取れピカピカになります。

ニオイ移りの心配が少ない酸素系漂白剤なので、ボトル本体だけでなく飲み口まわりやパッキンなど、スポンジが届きにくい細かな部分の洗浄にも安心してお使いいただけます。

サーモス マイボトル洗浄器用酸素系漂白剤 APB-150


オキシクリーン1500g

洗剤の世界的ブランド、「オキシクリーン」は、毎日のお洗濯からキッチンのお掃除まで様々な場面で驚異的な洗浄力を発揮してくれます。

塩素系漂白剤のようなツンとした刺激臭も無く、色ものにも安心して使うことができます。

水筒以外にも食器、衣類、カーペットやカーテンなどの汚れやニオイなどにも幅広く使えるので、試してみる価値あり!です


シャボン玉石けん 酸素系漂白剤  750g ×10袋セット

衣類や台所用品の「除菌」「漂白」「除臭」に最適な「シャボン玉石けん 酸素系漂白剤」は、過炭酸ナトリウム100%の酸素系漂白剤なので、塩素ガスが発生する危険もなく、色柄ものの衣類や食器、まな板などに安心して使えます。

しかも、界面活性剤や香料など入っていないのがいいですね。

シャボン玉石けん 酸素系漂白剤 750g ×10袋セット

《 ポイント 》

  • サーモスマイボトル洗浄器用酸素系漂白剤
  • オキシクリーン1500g
  • シャボン玉石けん 酸素系漂白剤  750g ×10袋セット

水筒の普段のお手入れ方法

食器用洗剤とスポンジ

水筒は使うたびに必ず洗わないと雑菌が増殖してしまいます。

普段は酸素系漂白剤を使わずに軽めに洗い、茶渋やコーヒーの着色汚れが目立ってきた時には、酸素系漂白剤を使って、お気に入りの水筒をすっきりきれいに甦らせましょう!

用意するもの(酸素系漂白剤を使わない普段のお手入れ)

  • 水筒
  • 食器用洗剤
  • 柔らかめのスポンジ
  • 柄の長いブラシ

手順

  1. パッキンや注ぎ口などの部品を外す。
    水筒を蓋と本体に分けて、パッキンや注ぎ口の部品を取り外して分解できるものは分解しておきます。
  2. 本体の内部を柄の長いブラシで洗う。
    柄の長いブラシに食器用洗剤をつけて、本体の内部を、柄の部分をまわしながら底の部分まで丁寧に洗います。柄が長いブラシが手元にない場合には、菜箸の先端にスポンジを挟み、外れないように輪ゴムで止めたブラシを作ってみましょう。スポンジと菜箸をセットした位置で輪ゴムを使って止めるだけで、柄の長いブラシが完成します。
  3. 分解した部品を洗う。
    水筒本体の注ぎ口、蓋、パッキンなど細かい部品は洗剤をつけた食器用スポンジで、日常の洗い物をする時と同じ要領で洗います。
  4. すすいで乾かす。
    洗剤をつけたスポンジで洗い終えた本体、蓋、パッキンなどを丁寧にすすぎます。ぬるま湯ですすぐと、水切れがよくなり乾きやすいです。本体の外側についた水滴の跡が残らないようにふきとり、中の水気もしっかりと切って完全に乾かします。

《 ポイント 》

  • 水筒を洗うときは、柄の長いブラシの柄をまわしながら底の部分まで丁寧に洗う。
  • 水筒を洗うときは、洗剤をつけた食器用スポンジで、日常の洗い物と同じ要領で洗う。

最後に

水筒を開ける

いかがでしたか?

「酸素系漂白剤で水筒をキレイにしよう!汚れや茶渋の落とし方と注意点」の記事で、水筒を洗う方法は意外と簡単なものだとわかったと思います。

直接口をつけて飲むことが多い水筒は、汚れや茶渋の着色だけでなく、気づかないうちに雑菌が繁殖しています。水筒で毎日安心しておいしいく飲むためにも、週に一度の酸素系漂白剤を使った正しいお手入れはかかせません。

水筒に飲み物を入れっぱなしにしたまま長時間放置したりすることなく、水筒は「使い終わったらその都度洗う」という習慣が、ストレスを感じることなく自然に身につくといいですね。

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