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きな粉の賞味期限はどのぐらい?
きな粉にも賞味期限があることをご存知でしたか?
きな粉の賞味期限はきな粉の保存の仕方によって大きく異なるので注意が必要です。保存状態によって異なるきな粉の賞味期限を確認しておきましょう。
未開封の場合
きな粉は未開封の状態で保存していれば賞味期限が半年~1年ほどの長期保存をすることができます。
但し、これには正しい保存をした場合に限る話で、直射日光が当たる場所で保存していた場合など保存の状態が悪ければ、賞味期限前に劣化してしまうことがあります。
保存の状態が悪いと思ったきな粉の場合はできるだけ早く使うようにして、開封時に少しでも違和感があったら、賞味期限内でも食べるのは避けましょう。
開封後の場合
開封したきなこの賞味期限はおよそ1ヵ月です。
きな粉は開封してしまうと未開封の状態と比較して空気に触れる面積が多くなってしまうので、湿気を吸収してしまい徐々に酸化してしまいます。きな粉を開封した場合は、開封日を書いてわかるようにしてそれから1ヵ月以内に使い切るようにしてください。
砂糖と混ぜた場合
きな粉は砂糖と混ぜて使用することが多いので、混ぜ合わせた状態で保存することもあるかと思いますが、砂糖は水分を吸収しやすい性質を持っているので、湿度が高い場所では保存状態が良くないので傷みやすくなってしまいます。
保存状態が良ければ開封後のきな粉と同様に1ヵ月ほどの賞味期限になるのですが、保存の状態が悪い場合は劣化によって賞味期限前ににおいや味に変化が起こってしまう場合があります。
そのような場合は食べるのを控えてください。
《 ポイント 》
- きな粉の賞味期限はきな粉の状態によって異なります。
- 未開封のきな粉の場合、賞味期限は半年~1年間。
- 開封後のきな粉は空気に触れて酸化してしまうので賞味期限は1ヵ月です。
- 砂糖と混ぜたきな粉は、およそ1ヵ月が賞味期限になります。
賞味期限切れのきな粉を見分ける方法
賞味期限が切れていても見た目に変化がないきな粉の場合、まだまだ安全に食べることができるきな粉と悪く劣化してしまった食べないほうが良いきな粉を見分けるポイントを紹介します。
安全に食べることができるきな粉
賞味期限が切れていてもまだまだ安全に食べることができるきな粉には以下のような特徴があるので、このような特徴があればまだ食べることができるという見分けるポイントになります。
- 固まっている部分がない
- さらさらとした粉状のまま
- 色の変化がなく黄色っぽい茶色のまま
- きな粉らしい香ばしく良い香り
賞味期限が切れてしまっていても、きな粉を見てさらさらとした粉状のままで固まっている部分がなければ、しっかり密封されていた状態で保存されていたと思われるので、水分を吸収していなかったと考えられるのでカビや雑菌が繁殖してしまっていたということはありません。
カビが繁殖してしまうと臭いや色や見た目に変化が見られるので、変化が見られなかったら食べても安全ということになります。
悪く劣化してしまった食べないほうが良いきな粉
賞味期限が切れて悪く劣化してしまった食べないほうが良いきな粉には以下のような特徴があるので、このような特徴があれば、食べないほうが良いという見分けるポイントになります。
- 固まっている部分がある
- さらさらとした粉状ではない
- 変色してしまっている
- 香りが悪い(カビ臭い、酸っぱい臭いがする)
賞味期限が切れて悪く劣化してしまった食べないほうが良いきな粉は、さらさらとした粉状ではなく固まってしまっている部分がある場合は、保存している時にきな粉が水分を吸収してしまっています。きな粉は水分を吸収してしまうとカビや雑菌を繁殖させてしまいます。
きな粉の見た目や香りに変化が見られない場合でも風味が変化していることもあります。きな粉の見た目や香りに変化が見られた場合は悪く劣化してしまった食べないほうが良いきな粉となるので処分するようにしてください。
見た目や香りで判別できなかった場合の見分ける方法
きな粉の見た目や香りで賞味期限が切れて劣化してしまっているか判別ができなかった場合の見分ける方法を紹介します。
フライパンで炒ってみる
きな粉の見た目や香りで賞味期限が切れて劣化してしまっているか判別することができない場合は、フライパンを使って軽く炒ってみると判別しやすくなります。
フライパンに入れて弱火で熱し軽く炒ってみると、きな粉特有の香ばしく甘い香りがします。この香りが出るようでしたら安全に食べてることができるきな粉ということになります。
きな粉は保存している時に水分を吸収してしまっている場合があるので、軽く炒ってあげることで水分を飛ばすことができるのでより香りがよく美味しいきな粉になります。
食べても安全かどうかの判別をすると同時にきな粉をより美味しくすることができるので、まだ食べられるかどうか判断がつかないときにはお試しください。
《 ポイント 》
- きな粉の賞味期限が切れて傷んでしまい、食べると危険か食べても安全なのかは見た目とにおいで判断することができる。
- きな粉の賞味期限が切れて劣化してしまっているか判別することが難しい場合はフライパンで軽く炒ってみましょう。
- 賞味期限が切れて劣化してしまっている、きな粉を炒ると香ばしいきな粉特有の香りが広がります。
きな粉の正しい保存方法
ここでは、きな粉の賞味期限を延ばす正しい保存方法を紹介します。
きな粉は基本的に賞味期限が長く、長期間の保存ができる食材なのですが、正しい保存の方法をしていなければ時間の経過と共に風味が落ちてしまうなど、劣化してしまうことがあります。
ここではきな粉の正しい保存方法を紹介します。
開封後は密閉する
きな粉の賞味期限を延ばすには、開封したら、空気をしっかり抜いて密閉状態にして保存すると酸化してしまうことを防ぐことができるので長持ちします。
きな粉は開封すると水分を吸収しやすくなってしまうので、できるかぎり空気に触れないようにタッパーなどに入れて保存するようにしましょう。
また、きな粉などの乾物には保存中に粉ダニと呼ばれている害虫が湧いてしまうことがあります。粉ダニが繁殖してしまった食材を食べてしまうと、アレルギーをお持ちの方は最悪の場合、死に至る恐れもあるので注意してください。
粉ダニは食べ物のにおいで小さい隙間から侵入するので、においを漏らさないよう空気をしっかり抜いて密閉状態にしてタッパーなどに入れて保存するようにしましょう。
冷凍庫で保存
きな粉の賞味期限を延ばすには、冷凍庫で保存することもおすすめできます。
きな粉は水分が少ないので冷凍庫で保存しても凍ってしまうことがありません。また冷凍庫の中は乾燥しやすい環境になるだけではなく直射日光も当たりません。
直射日光が当たらないという点では、きな粉は冷蔵庫での保管もおすすめです。
冷凍保存をすることで開封後のきな粉に湧いてしまう粉ダニは低い温度の場所で活動することができないので安全に保存することができます。
冷暗所で保存
きな粉を冷凍庫に入れて保存することができない場合は、直射日光が当たらず温度や湿度の低い冷暗所で保存しましょう。
温度や湿度が高い場合にはきな粉が劣化しやすくなってしまいます。夏の暑い時期は日本の場合、室内でも高温多湿の環境になってしまうのでできるだけ涼しい場所で保存するか冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
乾燥剤を入れる
きな粉の賞味期限を延ばす為に、保存するときはシリカゲルなどの乾燥剤を入れて保存しましょう。乾燥させることで水分の吸収を遅らせることができ、きな粉の賞味期限を延ばすことができます。
きな粉を砂糖と混ぜてから保存する場合には砂糖が水分を吸収しやすくなってしまうので乾燥剤をいれておくと安心です。きな粉に湧く粉ダニも乾燥に対して弱いので粉ダニの予防にも役立ちます。
《 ポイント 》
- きな粉は正しい保存の方法をしなければ時間の経過と共に風味が落ちるなど品質が劣化してしまいます。
- きな粉の開封後は粉ダニが発生してしまうこともあるので、開封後はできるだけ空気を抜いて密閉できる容器に入れて冷凍庫などの冷暗所で保存しましょう。
きな粉の賞味期限には気をつけましょう
きな粉は未開封の状態でしたら、保存状態によって賞味期限が1年と長く1度に使う量もそんなに多く使用しないので、いつ開封して使用したかわからなくなってしまうこともあります。
そして気がつけば賞味期限が切れていたなんてことも…きな粉は賞味期限が切れて劣化してしまうと風味や質が落ちてしまいます。
きな粉の賞味期限に注意して正しい保存方法で無駄にしないよう気をつけましょう。