目次
ブロッコリーの洗い方
ブロッコリーの洗い方がよく分からない方は、この記事で「ブロッコリーの正しい洗い方」を覚えましょう。
実は、ブロッコリーの密集した房の中には虫がいることがあります。万が一虫に気づかずに食べてしまったら…怖くて考えられません。ブロッコリーはしっかり洗ってから調理しましょう。
丸ごと逆さにして水に浸ける洗い方
ブロッコリーの房となる部分は、花蕾という小さな蕾が集まってその形になっています。
房の部分を下にしてしばらくの間、水に浸けておくとつぼみとつぼみの間隔が徐々に開いて隙間の部分にあった汚れが落ちやすくなります。
密集した房の中に虫がいた場合、水の中で窒息しそうになった虫が浮いてくることもあります。20分ほど水に浸けてから取り出す前に、ブロッコリーを水の中でしっかり揺すると房の奥の汚れや虫も落とせるので安心できます。
ブロッコリーは水に浮いてしまいやすいので、房の部分をしっかり浸けておきたいときは浮き上がってしまわないように鍋のふたなどで重しをしておくと便利です。
ビニール袋を使うと浮いてこない
房の部分を水に浸けておくときにビニール袋を使用して浮かないようにする洗い方もあります。
ブロッコリーを小房に分けてからビニール袋の中に入れて全体が浸かるまで水を入れて、袋の中の空気を抜いて20分間放置します。20分経過したらビニール袋ごとしっかり振って揺すり洗いをすれば、丸ごと逆さにして水に浸ける洗い方と同じ効果が得られます。
農薬が気になれば「50℃洗い」もおすすめ
ブロッコリーに残る残留農薬が気になってしまう方は、ボウルなどの容器に50度前後のお湯を入れてブロッコリーを3分間浸けます。
50度のお湯に浸けることで汚れや虫を落とすことができるだけではなく、ブロッコリーが鮮度を取り戻し色鮮やかになります。
お酢や塩、重曹を使う洗い方も農薬を落とせる
丸ごと逆さにして水に浸ける洗い方をするときに水に大さじ1杯の酢を加えて浸けることで98%の細菌を除去することができます。
また塩を足して水に浸ける洗い方をすることでより虫や汚れを落とすことができます。重曹を入れて洗えば汚れや虫以外にも農薬を落とすこともできます。
ボウルやビニール袋に入れた水に小さじ1杯の縦走を入れてブロッコリーを入れて洗うことで、ブロッコリーに残る残留農薬が落ちるので、よりきれいな状態にすることができます。
《 ポイント 》
基本的なブロッコリーの洗い方は容器に水を張って、ブロッコリーの茎を持ち、逆さまにして水の中で揺すり洗いをしましょう。酢、塩、重曹を混ぜた水で揺すり洗いをするとよりきれいに洗うことができます。
小房に切ったブロッコリーの洗い方
ブロッコリーの洗い方で、よりきれいに洗う方法として洗う前に小さく切って洗うと細かい部分までしっかり洗えます。
小房に分ける洗い方
- ブロッコリーを小房に分けて切ります。ブロッコリーの太い茎と蕾の境目になる部分で包丁で切ります。
- 次に蕾に刃を当てないように、枝分かれしている部分で切って小房に分けていきます。
- 小房に分けた蕾をビニール袋に入れ、ブロッコリー全体が浸かる程度の水を入れます。
- 水に浸けて20分放置し、20分経過後1分ほどビニール袋を振ります。
- ブロッコリーをビニール袋からざるに出して水を切れば完了です。
このブロッコリーの洗い方で、密集していたブロッコリーの蕾が開くので汚れや虫を除去できます。
《 ポイント 》
ブロッコリーを小房に切り分ける洗い方は細部までしっかり洗うことができます。ブロッコリーに含まれるビタミンCは水溶性なので小房に切ってから洗うと栄養素が流れて出てしまうので、ブロッコリーの栄養をしっかり摂りたい方にはあまりおすすめすることができません。
洗ったブロッコリーの茹で方
きれいに洗ったブロッコリーを簡単に茹でる方法を紹介します。
- まずは、きれいに洗ったブロッコリーを小房に分けます。ブロッコリーは芯の部分も食べることができるので、表面の硬い皮を厚めにむいて火の通りが良くなるように小さく切っておきましょう。
- 鍋にブロッコリーが完全に浸かるくらいのお湯を沸かして塩小さじ1杯を加えます。塩を加えることでブロッコリー自体の味が引き立つうえ、色良く茹で上げることができます。
- 沸いた湯の中にブロッコリーを入れて、菜箸を使って混ぜながら3分間茹でます。
- 3分経過したらざるに上げ水気を切れば完成です。
茹でたブロッコリーはマヨネーズをつけるだけで美味しく食べることができます。
《 ポイント 》
ブロッコリーを洗ったら茹でておくことで、そのままマヨネーズを付けて手軽に食べることができます。茹で時間は3分です。茹で過ぎてしまわないように注意してください。
ブロッコリーの保存方法
茹でたブロッコリーは冷凍保存が可能です。ジップ付きの保存袋に入れて冷凍保存をすることで1ヶ月保存することができます。
冷凍保存をするときのコツは、保存袋に入れるときにブロッコリーが重ならないようできるだけ平らに袋に入れましょう。重なってしまう部分は冷凍までに時間が余計に掛かってしまうだけでなく、解凍時にも解凍までの時間にムラができてしまいます。
解凍する方法は加熱調理する場合には凍った状態のまま使用できますが、サラダに使用する場合は冷蔵庫に移動して自然解凍させましょう。
ブロッコリーの洗い方に関するQ&A
A.手間が少なくて済むということもありますが、ブロッコリーに含まれるビタミンCは水溶性なので、小房に切ってしまうと水に浸けて洗うだけでも流れ出てしまうので、その流出を防ぐことができます。
A.ブロッコリーにはビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、食物繊維、カリウム、などの栄養素が豊富に含まれています。
A.ブロッコリーは房の蕾の部分を食べるので、この部分が黄色く変色し始めている物は鮮度が落ちている証拠になります。また、茎の部分が茶色に変色し始めている物も同様です。
よって、軸の部分がみずみずしい状態で房の蕾がぎゅっと密集して締まって緑色の発色が良い物を選びましょう。
ブロッコリースプラウトの洗い方
ブロッコリースプラウトは、肝機能改善などの効果があるといわれている話題の野菜で、ブロッコリーの新芽のことです。
ブロッコリースプラウトの中には種を除去して販売されている洗わずに食べられるものもありますが、洗う必要があるものもあります。
ブロッコリースプラウトの洗い方はパッケージを開けて、白い栽培用のスポンジ部分を持って、ボウルなどの容器に張った水の中に上下逆さまにして入れて揺すり洗いをします。
このときにスポンジ部分が水に浸からないように注意してください。スポンジには種がびっしり付着しています。スポンジ部分が水に浸かってしまうと種が流出してしまうので、食べる部分にも種が絡まってしまいます。
ブロッコリースプラウトをキレイに洗ったら、種がたくさんついている根元になる部分を避けながら包丁で切り分けます。
《 ポイント 》
ブロッコリースプラウトは栄養価の高いスーパーフードとして注目されています。ブロッコリースプラウトにも揺すり洗いが効果的です。
最後に
今回はブロッコリーの洗い方から茹で方、保存の方法まで詳しく紹介しました。
ブロッコリーの房の中には虫が潜んでしまっていることがあるので、食べようと考えたときはしっかり洗ってから食べるようにしましょう。
茹でて食べるときには茹で時間に注意して食感を損なわないようにしましょう。