目次
ズッキーニの冷凍保存方法
ズッキーニは、生のままでも火を通してからでも冷凍保存できます。ズッキーニの冷凍保存と、美味しく保存するコツについて見ていきましょう。
生のまま冷凍
ズッキーニ独特の食感を残したい場合は、生のまま冷凍するといいでしょう。冷凍方法はとても簡単です。
手順
- ズッキーニを軽く水洗いして、表面の汚れを落とす
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、5~6ミリ幅の輪切りにする
- ズッキーニが重ならないようにバットなどに並べ、斜めにならないように平らにした状態で冷凍室に入れて凍らせる
- ズッキーニが凍ったら、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する
《 ポイント 》
- 重なったまま冷凍するとくっついてしまうので、はじめにバットなどに並べて凍らせてからフリーザーパックに入れる
炒めてから冷凍
あらかじめ炒めてから冷凍することで、煮込み料理などに使うときに時短調理できて便利です。
手順
- ズッキーニを軽く水洗いして表面の汚れを落とす
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、お好みの形や大きさに切る
- フライパンにオリーブオイルまたはサラダ油をひき、うっすら色がつく程度に炒める ※軽く塩で味付けしてもOK
- バットに並べて冷ましてから冷凍庫に入れて凍らせる
- しっかり凍ったら、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する ※なるべく空気が入らないようにしましょう
《 ポイント 》
- 炒めた後、しっかり粗熱をとってから冷凍する
- 凍らせる時は、重ならないようにする
茹でてから冷凍
ズッキーニを軽く茹でてから冷凍することで、調理の際に時短できます。ラタトゥイユや煮込み料理などに使うときに活躍します。
手順
- 鍋に水と塩をひとつまみ入れ、沸騰させる
- ズッキーニを軽く水洗いして、表面の汚れを落とす
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、5~6ミリ幅の輪切りにする
- 熱湯に、カットしたズッキーニを入れる
- 10~30秒ほどサッと茹でて、ザルにあける
- 流水で冷ましてからキッチンペーパーなどで水気をよく拭き取り、重ならないようにバットに並べる
- 斜めにならないように平らにした状態で、冷凍室に入れて凍らせる
- ズッキーニが凍ったら、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する
茹でずに電子レンジで加熱する方法もあります。
カットしたズッキーニを皿に並べて、600wで約2分加熱してください。加熱後はよく冷ましてから、上記の6~8の手順に沿って冷凍保存しましょう。
《 ポイント 》
- 茹でる際は10~30秒程度でOK!
- 茹でる代わりに、電子レンジで加熱するのもおすすめ
美味しく保存するコツ
ズッキーニには、独特の食感があります。この食感が好きな方は、生のままカットして冷凍するのがおすすめです。食感を残したくない方は、加熱してから冷凍保存しましょう。柔らかくなりすぎないように、サッと火を通すのがポイントです。
また、ズッキーニをカットしたままフリーザーバッグに重ねるように入れてしまうと、ズッキーニ同士がくっついて、調理の際に扱いにくくなります。なので、一度バットに並べて重ならないように凍らせてから、フリーザーバッグに入れて冷凍保存してくださいね。
《 ポイント 》
- 食感を残したい場合は生のまま、食感を残したくない場合は加熱してから冷凍保存する
ズッキーニの冷凍保存期間と解凍方法
ズッキーニを冷凍しておけば、長期の保存が可能です。とはいえ、一体どのくらいの期間保存できるのか気になりますよね。
ここで、冷凍した場合のズッキーニの保存期間の目安と解凍方法について紹介します。
保存期間
冷凍すれば保存期間は長くなりますが、ズッキーニはほかの野菜と比べると、それほど日持ちしないようです。美味しく食べるためには、冷凍保存した場合でも2週間以内を目安に使い切るようにしましょう。
解凍方法
冷凍したズッキーニを煮込み料理や炒め煮に使う場合は、凍ったまま鍋に入れて調理すればOKです。炒めてから冷凍したズッキーニを解凍する場合は、自然解凍がおすすめです。
調理済みのズッキーニをお弁当用のシリコンカップに入れて冷凍しておけば、凍ったままお弁当箱に入れるだけでいいのでおすすめですよ。
《 ポイント 》
- ズッキーニを冷凍することで長期保存ができる!
- 冷凍ズッキーニを美味しく食べたいなら2週間以内に使い切る!
- 煮込み料理や炒め煮なら凍ったまま調理できる
- 調理済みの冷凍ズッキーニは自然解凍する
冷凍したズッキーニの活用法
ズッキーニは生食や炒め物、揚げ物、煮込み料理と、幅広い調理方法で楽しめる食材です。
冷凍のズッキーニは、カレーなどの煮込み料理やラタトゥイユなどの炒め煮に適しています。凍ったままお鍋に入れて煮込めばいいので、調理も楽ちん。
炒めてから冷凍したズッキーニは、解凍するだけで肉料理などのつけ合わせとして利用できます。お弁当のおかずが1品足りない…といった場合にも重宝しますよ。茹でてから冷凍したズッキーニは、細かく刻んで離乳食にも利用できます。
《 ポイント 》
- 冷凍のズッキーニは煮込み料理に最適!
- 炒めてから冷凍したズッキーニはつけ合わせやお弁当のおかずにおすすめ
- 茹でてから冷凍したズッキーニは離乳食にも使える
新鮮なズッキーニの選び方
ズッキーニをスーパーなどで購入する場合、できるだけ新鮮なズッキーニを選ぶようにしましょう。ここで紹介する新鮮なズッキーニの見分け方を参考にしてチェックしてみてください。
切り口をチェック
ズッキーニの切り口が変色しておらず、みずみずしければ新鮮な証拠です。古くなると実がスカスカになり、風味が落ちます。切り口が変色していたりシナシナになっていたりする場合は、収穫してから日が経っているので注意しましょう。
太さは均一がよい
新鮮なズッキーニは表面がみずみずしく、ハリとつやがあります。形は、キュッとしまった均一な大きさと太さのものがおすすめ。
大きすぎ、または太すぎるズッキーニは、どうしても味が落ちます。また表面に傷があると、傷口から水分が蒸発して劣化のスピードが早まります。傷がなく、表面がなめらかなズッキーニを選びましょう。
《 ポイント 》
- 切り口が変色しておらず、みずみずしいズッキーニは新鮮!
- 表面がなめらかで傷がなく、ハリとツヤがある大きすぎないズッキーニがおすすめ!
ズッキーニ冷凍のQ&A
A.6~9月が旬です。ウリ科のカボチャ属の野菜です。
A.冷蔵庫保存なら3~5日間程度もちます。常温の場合は約1週間もちます。
A.冷蔵保存する場合は、キッチンペーパーや新聞紙などでしっかり包み、さらにポリ袋に入れて冷蔵保存。常温で保存する場合は、1本ずつ新聞紙で包み、風通しがよく日の当たらない場所に置きます。
《 ポイント 》
- ズッキーニの旬は6~9月
- ズッキーニは冷蔵庫で3~5日、常温で約1週間もつ
- 冷蔵保存はキッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れて保存、常温なら1本ずつ新聞紙でくるんで日の当たらない場所で保存
ズッキーニに含まれる栄養素と働き
ズッキーニは、健康を維持するために必要な栄養素をたっぷり含む健康野菜です。ズッキーニに含まれる栄養素とその働きは以下の通りです。
カリウム | 体内の余計な塩分を排出する働きがあり、血圧を下げる効果が期待できる |
ビタミンC | 肌の調子を整える・風邪予防・抗酸化作用 |
ビタミンB2 | 皮膚や爪、髪の毛の細胞を再生させる |
β-カロテン | 活性酸素を抑制・生活習慣病予防に効果が期待できる |
葉酸 | 細胞の生成&再生をサポート・発育に必須の栄養素 |
食物繊維 | 便秘改善・生活習慣病予防・血中コレステロールを下げる効果が期待できる |
ズッキーニは本当にヘルシーですね。健康のためにも、つねに冷凍庫にストックして、積極的に食べましょう。
《 ポイント 》
- ズッキーニには生活習慣病予防効果が期待できる栄養がたっぷり!
最後に
ズッキーニをカットして冷凍保存しておくと、長期の保存ができ、調理の際にもパッと使えてとても便利です。
ズッキーニは「もう一品欲しい」と言った場面で活躍し、レシピのバラエティも豊富です。ズッキーニをわざわざ冷凍保存する暇もないという方は、業務用の冷凍ズッキーニも販売されているのでぜひ利用してみてください。
美味しくてビタミンや食物繊維がたっぷりのズッキーニを気軽に食事にとり入れていきましょうね。