目次
サンスベリアの上手な育て方
では早速まっすぐキレイに育てるためのコツを紹介します。ここを守れれば枯らすことは無いのでしっかり覚えるようにしましょう。
サンスベリアは日に当てて育てよう
サンスベリアは日当たりがいい場所を好む傾向にあります。なので部屋に置く場合はリビングの窓際などが最適です。
一応、日陰でも育てることができる植物ではありますが、数日日陰においてしまうと葉っぱが柔らかくなって細長くなってしまいます。基本的には日なたに出しておくようにしましょう。
ただし、強い西日や直射日光に当たらないように注意してください。あまりにも日が強すぎると葉焼けを引き起こしてしまいます。レースカーテンを1枚挟んで飾るとちょうどよくなるので試してみてください。
《 ポイント 》
- 日なたで育てる
- 日陰でも育てることは可能。ただし、病気になる可能性がある
- 西日や直射日光には当てない
サンスベリアの水やり方法は季節によって変える
サンスベリアは乾燥にとても強い植物です。なので基本的には土が乾いていたら水を与えるようにすれば問題ありません。
しかしそれは春〜秋にかけて。実は冬の時期は生育が止まっており、水を吸い上げることはありません。なので冬に水やりをしてしまうと根腐れを起こして枯れてしまうこともあります。季節によって水やりは変えましょう。
《 ポイント 》
- 春〜秋は土が乾いていたら水を与える
- 冬は根腐れする場合があるので水を与えない
肥料は形状によって与え方が違う
サンスベリアに肥料をあげるイチオシのタイミングは、成長期である5〜9月です。肥料の形状によって与える頻度が変わるので注意するようにしましょう。
固形肥料は与えてから効果を発揮するまで時間がかかりますが、長くとどまってくれるため長持ちしてくれます。頻度は1〜2ヶ月くらいがいいです。
液体肥料は即効性が高いですが、あまり長持ちしません。頻度は2〜3週間に1度くらいにしましょう。自分の世話をする頻度に合わせて肥料を選んでみてください。
《 ポイント 》
- 肥料をあげるタイミングは5〜9月
- 固形と液体であげる頻度が違うので注意
根詰まりする前に植え替えをしてあげよう
サンスベリアをずっと同じ鉢で育てていると根の行き場がなくなり、水はけも悪くなってしまいます。その状況が続くと最終的に根腐れを起こしてしまいます。そのようなことにならないためにも、2年に1回の植え替えがとても大切になってきます。
ちなみに植え替えも5〜9月に行うのがベストです。以下では必要なものと手順をご紹介するのでぜひ参考にして植え替えてみてください。
サンスベリアの植え替えに必要なもの
- ひとまわり大きい鉢
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
サンスベリアの植え替えのやり方
- 植えてある鉢から取り出して土をほぐす
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 培養土を鉢の1/3入れる
- サンスベリアを3の鉢に入れる
- 土と植物の間を培養土で埋める
- 水をたっぷり与える
土をほぐすときには腐っている根は取り除くようにしてください。
傷んだ根があるとサンスベリアが枯れてしまう恐れがあります。また、培養土は手作りすることができます。赤玉土6〜7:腐葉土4〜3くらいの割合で作ることができるのでぜひためしてみてください。
水を与えて土が引いてしまったときには、また土をかぶせるようにしましょう。
《 ポイント 》
- 5〜9月に行うのがベスト
- 腐っている根は取り除く
- 培養土は手作りできる
害虫がついたときや病気になった場合の対処方法
サンスベリアを育てる上で気をつけたい病気は立枯病です。立枯病とは、葉っぱが枯れてしまう病気です。原因は寒さや風通しが悪いのが原因になります。枯れてしまった部分は取り除きましょう。風通しは十分にして、葉っぱに霧吹きをかけてあげるといいです。
また、サンスベリアに付きやすい害虫はカイガラムシやアブラムシです。カイガラムシの場合はブラシで擦って落とすようにしましょう。アブラムシは駆除剤をかけて対処するようにしてください。
《 ポイント 》
- 立枯病は風通しを良くして葉っぱに霧吹きをかける
- 害虫はブラシで擦って落としたり、駆除剤を撒く
プレゼントに最適!サンスベリアの増やし方
サンスベリアはおしゃれな植物として有名なので、植物好きの方にあげたら喜ばれること間違いなしです!プレゼントとして渡すためには、増やす必要があります。
2種類の方法を紹介するので、是非試してみてください。
株分けして増やす方法
- サンスベリアを鉢から取り出す
- 土を落とす
- ナイフで土に入った部分の茎を切り分ける
- 日陰で乾かす
- それぞれの鉢に植える
サンスベリアをナイフで株分けする場合は怪我に気をつけながら作業するようにしましょう。また、子株が出ているものは傷つけないように注意してください。
後に植えると土から顔を出して成長していきます。日陰で乾かすときは1日で大丈夫です。後は前述した植え方に沿って植えていきましょう。
《 ポイント 》
- 子株が出ているものは傷つけないように注意する
- 日陰で乾かすときは1日でOK
葉挿しして増やす方法
- サンスベリアの葉っぱを根元から切り取る
- 5〜10cm間隔で切る
- 日陰で乾燥させる
- 土の入った鉢に葉を挿す
葉挿しは特に技術が必要なく簡単にできる増やし方です。植えるときは伸びていく方を上にして植えましょう。鉢に挿した後は根は張っていないので、水を与える必要がありません。
《 ポイント 》
- 簡単にできる増やし方
- 伸びていく方を植えにして植える
気になる!サンスベリアの主な種類
ここからは主な種類について紹介します。意外と種類によって違いがあります。特徴を理解して育てるともっとうまく生育することができます。
ちなみに、サンスベリア・クレヨンというものがありますが、それはベロア素材で葉の先を飾り付けしてあるのでノーマルのものと変わりません。
サンスベリア・ロブスター、ロブスタ・ブルーの特徴
サンスベリア・ロブスター
肉厚の葉っぱが交互に生えていてその形がロブスターに似ていることから、サンスベリア・ロブスターという名前になりました。
横に伸びていく植物なので、成長するとそれなりの面積が必要になります。広いお部屋がある家やスペースが余ってる家にとてもおすすめです。水やりは土にかけるようにすると、水不足にはならないでしょう。
サンスベリア・ロブスタ・ブルー
基本的にはサンスベリア・ロブスターと変わりませんが、唯一違うのが葉っぱの色です。ブルーグレイのきれいな色をしています。とても人気があり、なおかつ希少種でもあるので、入手するのが難しいかもしれません。
《 ポイント 》
- ロブスターに似ていることからこの名前が付いた
- 水をあげるときは土に
- ロブスタ・ブルーの由来は葉っぱの色
サンスベリア・スタッキー・オバケの特徴
サンスベリア・スタッキー・オバケという品種の最大の特徴といえば大きく成長する角のような葉っぱです。この特徴的な葉っぱからかとても人気の品種となっています。
他のサンスベリアと比べると比較的高値で取引されている植物です。通販でよく売っているので気軽に購入できます。
《 ポイント 》
- 角のように生えてくる葉っぱが特徴
- 高値で取引されることが多い
最後に
今回はサンスベリアの育て方について紹介しました。
サンスベリアはコツさえ掴んでしまえば、初心者でも比較的に簡単に育てることができます。ぜひ覚えて、実践してみてください。また、プレゼントするときには株分けがおすすめです。渡す方が初心者の場合は根付いてからプレゼントすると親切ですよ。
サンスベリアには様々な種類があります。どれも基本的には育て方は一緒です。自分好みのものを見つけて育ててもいいでしょう。
この記事を参考にサンスベリアをキレイに育ててみてください。