目次
おかゆは冷凍保存が向いている
おかゆは作りたてをすぐに食べるのが最も美味しいですが、すぐに食べない場合は常温保存より冷凍保存のほうがおすすめです。
水分の多いおかゆは傷みやすいため、常温で保存することはあまり望ましくありません。特に暑い季節や湿度の高い時期には十分に注意が必要です。
冷蔵庫で保存する方法もありますが、食感や風味が変わり、保存できる期間も長くはありません。すぐに冷凍保存することで、できるだけ風味が落ちるのを防ぐことができるため、おかゆは冷凍保存のほうが良いでしょう。
おかゆの冷凍保存方法
フリーザーバッグを使う
- おかゆの粗熱を取ります。
- フリーザーバッグにおかゆを入れます。
- フリーザーバッグの中の空気をしっかりと抜いて冷凍保存します。
できるだけ平らにして、小分けに取り出せるよう、お箸などを使い折り目をつけておくと便利です。
タッパーなどの保存容器を使う
- おかゆの粗熱を取ります。
- 一食分の量を保存容器に入れます。
- フタをしっかりと閉めて冷凍保存します。
保存容器が清潔な状態になっているか確認をしてから、おかゆを入れるようにしましょう。一食分ずつに分けて保存することが基本です。
おかずカップを使う
- おかゆの粗熱を取ります。
- 清潔な状態のおかずカップにおかゆを入れて冷凍保存します。
小分けに冷凍保存しやすいおかずカップを使うと、解凍の際にとても便利です。
製氷皿を使う
- おかゆの粗熱を取ります。
- 製氷皿におかゆをうつして、ラップで蓋をします。
- 凍ったら製氷皿から取り出し、フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。
フリーザーバッグに移すときは、空気をできるだけ抜いてからジッパーをしっかりと閉めましょう。おかすカップを買う必要なく、家であるもので代用できる方法です。
おかゆの冷凍保存で気を付けること
容器やスプーンは清潔なものを使う
冷凍保存する際に使う容器やスプーンはしっかりと乾燥した清潔なものを使うようにします。このことはおかゆを保存する場合に限ってのことではなく、作り置き料理や冷凍の際の鉄則です。
キレイに洗っても、水気が残っていてはいけません。清潔に洗った後は必ずしっかりと乾燥させてからおかゆをうつしてください。
粗熱が取れたらすぐ冷凍する
おかゆは前述したとおり、水分が多いため賞味期限は短く傷みやすいです。粗熱が取れたらそのまま放置せず、速やかに冷凍保存するようにしましょう。
食べかけを冷凍してはダメ
おかゆは腐りやすいため、食べかけのものを冷凍保存するのはやめましょう。
おかゆを冷凍した場合の保存期間
冷凍保存は2週間程度
おかゆは冷凍保存した場合でも2週間以内に食べることをおすすめします。
保存することで水分を吸ってしまい、おかゆが固くなったり風味や食感は変わってしまいます。できたら保存せずに出来立てを食べきることが理想ですが、冷凍保存であれば長期保存が可能になります。
冷蔵保存の場合は長くても2日以内に食べきるようにします。常温保存はおすすめできませんが、夏場の暑い季節は3時間程度、寒い季節であれば一晩程度であれば常温保存ができることもあります。
環境によって変わってきますので、常温保存の際には傷んでいないか気を付けるようにしましょう。
腐ったおかゆの見分け方
適切に保存をしていても、温度や湿度、使った具材などによって保存できる期間は変わってきます。腐ったおかゆの見分け方は次の通りです。
- 酸っぱい臭いや風味がする。
- 異臭がする。
- カビが生えている。
- 糸を引いている。
おかゆを冷凍した際の解凍方法
冷凍したおかゆを解凍する方法で最も美味しく解凍できるやり方は自然解凍が良いでしょう。
最初から電子レンジで解凍するとムラになりがちですので、自然解凍をして加熱するのが美味しく食べれる温め方となります。
冷凍したおかゆの解凍方法
- 前日または食べる数時間前に冷凍庫から冷蔵庫におかゆをうつして自然解凍します。
- 解凍できたら電子レンジで少しずつ加熱をしていきます。
- 電子レンジはムラになりやすいため途中でおかゆをかき混ぜて下さい。
急いでいる場合はしっかりと密閉した状態で凍ったおかゆを湯煎解凍もできます。また、自然解凍後は電子レンジではなくお鍋に移して加熱する方法もあります。
冷凍したおかゆは75度以上で1分間、中心までしっかりと加熱してから食べるようにしましょう。
凍ったまま電子レンジで解凍する方法
- 冷凍のおかゆを耐熱容器に入れます。
- 水を小さじ1/2~1杯くらい加えます。
- ラップをふんわりかけ、500~600Wで2分前後加熱し、その後は調整しながら加熱します。
蓋付きの保存容器の場合は蓋を少しずらしましょう。加熱時間は解凍するおかゆの量によって異なります。
お粥を冷凍保存するときのおすすめアイテム
リッチェル わけわけフリージング ブロックトレー50
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電子レンジにも対応しています。ふた付きトレーなのでおかゆなど水分が多いものでも、冷凍庫の中でこぼれる心配がありません。容器とフタが分かれている点も注ぎ入れやすく便利です。
ピジョン 冷凍小分け用パック 100ML
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繰り返し使え電子レンジにも対応しています。容器の四隅が丸くなっているため、スプーンでキレイにすくうことができます。積み重ねができ、冷凍庫の中で無駄に場所を取らずに保存できます。
アーネストシリコン 小分け保存 カップ フリープ
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カラフルな色合いが素敵なシリコンカップです。少量のおかゆを冷凍したいときに便利な大きさです。おかゆの冷凍保存で使わない時はお弁当のおかずの作り置きにも重宝します。
おかゆの作り方
鍋でおかゆを作る
材料(2人分)
- お米:1/2合
- 水:600ml
- 塩:ふたつまみ
作り方
- 研いで水気を切ったお米を鍋に入れ、水を注ぎ入れます。
- 鍋を中火にかけ、沸騰直前に表面が白く煮立ってくるまでそのままにします。
- 白く煮立ってきたらしゃもじなどで、優しく混ぜ合わせます。
- 鍋の中が沸いてきたら弱火にして、お箸1本分くらいの隙間を開けて鍋に蓋をします。
- そのまま混ぜることなく30分~40分弱火で火にかけます。
- 時間になったらかたさを確認してみます。
- 好みの固さになっていたら、塩を加え優しく混ぜ合わせて完成です。
お鍋で作るおかゆは、失敗することもなく美味しく作れる方法です。
電子レンジでおかゆを作る
材料(1人分)
- ご飯:茶わん1杯分
- 水:130ml
作り方
- ご飯を箸でほぐしておきます。
- 深めの耐熱容器にご飯と水を入れます。
- 電子レンジ500Wで3~4分温めます。
- 沸き始めたらふきこぼれる前に止めるよう様子をみながら温めます。
- ご飯が硬いときは、さらに水を足して30秒ずつ追加で温めます。
- 加熱後はそのままラップをかけ5分程度蒸らして完成です。
洗い物も少なく時短で簡単に作れる方法ですが、加熱中のふきこぼれに気をつけましょう。
炊飯器でおかゆを作る
材料(1人分)
- お米:1カップ
- 水:炊飯器のおかゆの目盛の量
作り方
- 手早くお米を研ぎます。
- 炊飯器のおかゆの目盛まで水を入れます。
- おかゆコースを選択してボタンを押します。
- 炊き上がったら塩を加えて優しく混ぜれば完成です。
炊飯器におかゆモードなどがついていれば、簡単に美味しくおかゆが作れます。
最後に
おかゆは体調がすぐれない時や食欲のない時でもサラッと食べることができます。お好みの具をプラスして作ると食も進み栄養もとれます。
梅干し、鰹節、しらす、高菜の漬物、塩昆布なのトッピングなど人気ですね。冷凍保存する際、具材の食感や風味も変わることがありますので、解凍して食べる直前にトッピングをしましょう。